この「越麻呂日記」は、日々の出来事や日頃思っていることを、徒然なるままに書いているのですが、そういったことができるのも、日本が今のところ平和であるから、あるいは日本という国が平和を維持するように機能しているからだと思っています。ところが最近どうも日本国内、あるいは日本を取り巻く世界情勢が、非常に危険になってきているような気がします。
私は政治の専門家ではないので、この越麻呂日記ではなるべく政治の事は取り上げないようにしてきたのですが、取り消したとはいえ「デモはテロ」には驚きました。
「特定秘密保護法案」自体、大変リスキーな法案であるし、そのわりには十分な議論をしつくさないまま、数の力で衆院を通過させた感があり、またそれに反対する市民のデモを、撤回はしたものの、一度はテロとみなした権力者の発想を、どう考えたらいいのでしょうか。
また、中国の「防空識別圏」の問題も、一触即発の可能性のある大変危険な問題です。もう撤回することはないでしょうから、仮に万が一のことが起こったらと考えると、とても不安になります。決して自分たちが間違ったという見解は取らないでしょうから、日本は冷静な対応をとることができるのでしょうか。
日本・中国・韓国・北朝鮮・米国の関係が心配です。国内が不安定な状況にあるときに、国民の目を外に向けさせるということは、どこの国の政治家もやることですが、それがどのような結果になるかは、多くの歴史から学ぶことができます。
いつか来た道…とならないようにあってほしいものです。
