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2018年1月27日土曜日

税理士向け研修講師の依頼

~「不正会計」か「事業承継」か?~


 昨年、税理士会の研修部から、私に対して

 「2018年にメトロポリタンホテルで行われる税理士向けの研修会で、講師をやってもらうことに決まったのでよろしく」

 という電話がありました。


 事前に講師の依頼もなにもないし、何も聞いていません。??????


 どうしたものかと思っていたら、しばらくすると


 「引き受けていただいてありがとうございました」という書類が送られてきました。


 ずいぶん強引ですね、まぁいいけど。


 研修の講師や講演は、たぶん100回以上はやっているのですが、最後にやったのは「名古屋大学での7時間ロング講演」か、会計士協会東海会の実務補修所での職業倫理研修ですので、いずれにしてももう8年ほども前のことです。


 だいぶブランクがあります。


 税理士向けの研修なので、テーマは何がいいのだろうか。


 「収益認識」も秋田ではあまり実務的ではないし「監査法人のガバナンスコード」でもないしなぁ。「社会福祉会計基準」も、この場は的外れですね。


 最近魁新聞では、「JA秋田おばこ」の不適切会計の問題が頻繁に紙面をにぎわしているので、「不正会計」をいってみましょうか。

 これなら過去のオリジナルレジュメも多少はあるし・・・ということで資料を集め始めました。


 昨年12月に研修会の単位を取るために、秋田県会主催の公認会計士協会の「不正事例研修」のDVDを見たのですが、とても退屈でした。私のほうがずっと面白いと思いますよ。


 でも、今後の自分のことを考えたら、やはり「事業承継」でしょうね。


 冬の間は農作業もできないし、春にレジュメを作るのは時間がもったいないので、今のうちに両方準備しておきましょうか。


 ほかでも機会があるかもしれないし。





2018年1月23日火曜日

今年も100本超

~果樹の苗木の予約注文~

 昨年の今頃は、「もう今年で果樹の苗木をたくさん植えるのは終わりにしよう」と考えていたはずです。


 ところが、3年前に2本だけ植えたエルサレム・イチジク(別名バナーネ、またの名をロングドゥート)が信じられないくらいおいしかったのと、あまりにもラズベリーがうまく成長したので、魅せられてしまいました。


 そこで今年も特定の品種に特化して、例年通りの本数を植えることにします。


 さっそくJAに行って、果樹のカタログを入手してきました。


 JAに注文したのは以下の通り。

 ・エルサレムイチジク40本

 ・ラズベリー30本

 ・ブラックベリー20本

 ・大実ゆず1本(ダメもとですが)


 合計91本です。


 タキイ種苗やほかのネット通販にもポポーの大苗(時間を買うため)を予約中で、ほかにも春にコメリの店頭に苗が並んだら、自分の目で見ていいい苗を購入するつもりです。


 これだけ植えたら、もういいでしょう。
 
 あと来年以降は、敷地を取り囲むようにブラックベリーを垣根仕立てで植えていけば十分です。


 問題は、果樹を1本植えるたびに、直径50㎝・深さ50㎝の穴を掘らなければならないことです。昨年は大部分をユンボで掘りましたが、今年はおそらく手掘りです。


 コシアブラもさらに10本ほど植える予定。


 120本といったら、直径50センチの穴を60mですか。一人で?


 今から気が遠くなりそうです。




2018年1月20日土曜日

事業承継税制

~改正というより創設~


 昨日「ゴルフ場がオープンしているらしいよ」という電話をいただいたのですが、今朝の魁新聞に秋田カントリーでプレイしているゴルファーの写真が掲載されていました。

 今日は混んでいるでしょうね。


 私はというと、昨日は朝から夕方まで一日中畑の拡張工事。今日も朝から夕方まで・・・と思ったのですが、2時半ころから急に風雪状態となり、急きょ中止です。

 後二日間ほどあれば、堆肥投入の前段階までできたのですが残念です。


 先日メトロポリタンホテルで、税理士会の研修がありました。平成30年度の税制改正がテーマでしたが、私の目的はただ一つ。


「事業承継税制」です。既にインプットしていた情報を確認のために聞いてきました。


 事業承継税制は従来からあったのですが、使い勝手が悪く、最初はほとんど利用されていなかったようです。


 それが徐々に部分的な改正があり、少し使えるようになってきたのですが、今回は大幅な改正です。というか改正というより創設ですね。もうこれを基本にやるしかないでしょう。


 先日の魁新聞に、県中小企業団体中央会の賀詞交歓会が行われたことが掲載されていましたが、藤澤会長があいさつで


 「将来を見据えた経営を実現するための最大の課題が事業承継」


 と述べられたそうです。私も同感です。


 事業承継に絡むのが税金の問題です。


 複雑だし手間がかかって面倒で時間もかかり、しかもリスクがあるため、敬遠する税理士も多いそうです。

 そのため比較的大きな会社は、東京をはじめ県外の税理士法人やコンサル系の会社に、高い報酬を払って対策を依頼しているようですね。

 でも結果的にはなかなか思ったような対策が立てられなくて、悩んでいる経営者も多いと聞きます。


 今回創設された「事業承継税制の特例」は、税金面で事業承継に悩む経営者にとっては朗報で、大げさに言っちゃえば、「これを利用しなければもうチャンスはないよ」というくらいの制度だと考えます。


 平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間のうちに、「特例認定承継会社」としての認定を受けなければなりません。


 事業承継に悩む経営者が顧問先にいれば、県外の税理士法人やコンサルに依頼するのをただ黙って見ていないで、自ら提案してみてはいかがでしょうか。


 

2018年1月18日木曜日

畑の拡張工事

~今年最初の農作業~

 季節的には真冬ですが、エスペランサ村では雪が全くありません。積雪ゼロです。去年とは大違い。


 体がかなりなまっていたので、一昨日から農作業を開始しました。うれしいですね、今の時期に農作業ができるのは。


 ということで、私の悪い癖でつい夢中でやってしまいました。一昨日と今日で、サンカクホウを振り下ろすこと10時間半。でもこれがマイペースだからしょうがないのです。


 一昨日右手の指にできたマメは、今日破れました。それに体中が痛いです。でも、何のこれしき。


 昨年12月にやろうと思っていた畑の拡張工事でしたが、早めに降った雪で結局全くできませんでした。その分を取り返さなくては。


 サンカクホウを振り下ろすたびに、ちょっとづつですが畑が広がっていきます。いわゆる成果が表れるわけですね。うれしいです。


 これがトラクターでも使えば、ものの10分くらいでできるのでしょうが、そういうものは持ち合わせていません。

 いいんです。そんなのなくたって。私にはサンカクホウさえあれば。この充実感・・・負け惜しみですが。


 今年の春までには、もうこれ以上畑を広げられないという限界までやり遂げるつもりです。なぜか。それは、


 落花生の作付け面積を増やしたいからです。


 おお!でましたね、作付面積。農家らしくなってきましたか。


 今の時期に売っている落花生とは全く異なる「収穫したての落花生」は、塩ゆでにして食べると絶品です。

 落花生栽培をしている人にしか味わうことのできないこの味を、もっと多くの人に味わってもらおうじゃないですか。


 ということで、明日も天気がいいし、拡張工事を続けましょう。


 そのあとは完熟馬糞堆肥の投入が待っています。


 ゴルフはしばらく我慢しましょう。


2018年1月13日土曜日

今年も重兵衛トマト

~再び「BABAME BASE」へ~



 起業家というのは、常に将来を見据えながら、今からいろんな選択肢を考えているのだと思います。


 例えば農業でも、いつまでも米というわけにはいきません。


 今朝の魁新聞には、白神ネギが過去最高の収益を上げたそうですし、大潟村では今年から本格的に玉ねぎの栽培に取り組むそうです。


 県が推奨していて補助金をたくさんもらえるからといっても、横並びにどの農家もエダマメでは差別化はできないし、大きな飛躍は望めないような気がします。


 私は若手起業家ではないけれど、いつも先のことを考えています。たとえ妄想だ!といわれようが・・・です。さて加工場をどう確保するのか。


 そこで、再び五城目町の「BABAME BASE」へ行ってきました。


 前回行ったのは休日で、しかも起業家プランのコンテストをやっていたので、空いている部屋の中へ入ることができなかったのですが、今回は案内していただきました。


 各部屋にはセキュリティーカードで解除しないと中へ入れないようです。


 面白そうだったのが家庭科教室でした。ガスレンジ台が5つありました。



 黒板もあります。監査法人退職後、名古屋時代に通った「魚のさばき方教室」を思い出しました。



 面白かったなぁ。おかげでマグロ以外はさばけるようになりましたよ。


 問題は火災リスクでしょう。他の入居者がいますからね。ガスを使うには町の許可がいるそうです。


 さて、自宅に戻ったら、重兵衛トマトが届いていました。



 昨年の秋は天候不順で、重兵衛トマトの糖度の基準を満たすトマトの収穫は、大量にというわけにはいかなかったようですが、先日ゴルフ仲間のABさんからご連絡をいただき、私のところにも回ってきました。


 食べてみましたが、やはりとてもおいしいです。


 重兵衛トマトの経営者はまだ20代。頑張ってほしいです。




2018年1月10日水曜日

「エスペランサ村」新聞デビュー

~原点はここ~



 今日は早朝6時半くらいからラインやメールが届き、電話が鳴り、なかなか大変な一日でした。


 昨年の暮れに魁新聞の取材を受けたのですが、今朝の朝刊に掲載されていました。新聞の反響は大きいですね。


 以前からエスペランサ村を世間にデビューさせたいと考えていたので、魁新聞さんにはとても感謝しています。これで加速がついて、どんどん広がっていけばいいですね。


 エスペランサ村の敷地を初めて見たのは、もう4年半くらい前になりますか。最初はこんな感じでした。




 
この背丈よりも伸びた葦を刈り払い機で刈り取り


 
バックホーで天地返しを行い、完熟馬糞堆肥を大量に投入して整地したのでした。




 そしてその後、果樹の苗を植えたのでした。最初の一歩です。




 今考えてみるとよくやったなぁと思うのですが、なぁに、普通です。

 まだまだ道半ば。振り返るのは今日だけにしておきましょう。


 
おじさんたちは頑張る!



 若者も頑張れ!




2018年1月8日月曜日

加工のアドバイス

~いろいろ面倒なんだ~



 「そろそろ加工のことを考えなければ」と思っていたのですが、タイミングよく私の果樹の師匠である三種町のゲンちゃん農園のGさんが、村の集会所へやってきました。

 Gさんは言います。


 「そろそろ加工のことを考えたほうがいいんじゃないか?」


 おお!なんというタイミングでしょう。


 Gさんが言うには、小屋のそばに加工所を作ったらどうかというのですね。


 加工場といっても、景観を合わせるとなると、また秋田杉の「赤なまはげ」と「ウッドロングエコ」を使わなければならないので・・・ムムムムム。


 それは別途考えるとして、加工品のアイディアはいろいろあるし、これからもいろいろ思いつくと思うのですが、いざ加工するとなると、なにかと規制が合って大変なのだそうです。


 例えばですが、私が「BABAME BASE」の家庭科教室を借りて、そこで収穫したばかりのラズベリーやイチジクを生ジュースにして、入居者やご近所の方々に200円で販売するとすると、これも許可がないとだめなのだそうです。朝市で売っても駄目だそうです。


 もちろん簡単な加工品として、ブラックベリージャムや桑の実ジャムを作っても、自分で食べる分にはいいのですが、販売するとなると、きちんと保健所等の許可を取り、シールに必要不可欠な記載をしなければ販売してはいけないのだそうです。


 うわっ!そうなんだ。


 原木シイタケをそのまま販売するのはいいけども、原木シイタケせんべいにして販売するには許可が必要ということです。


 なるほど!大変なのはわかりました。でも、要は許可を取ればばいいのですね。


 加工を外部に委託してもいいけど、それだとエスペランサ村オリジナルの味は出せませんからね。


 ところで、今年最初の加工品です。


 タロにゃんが、「何を作っているにゃんこ」と覗いた先にあったものは、



 サツマイモの紅はるかで作っている「干しイモ」です。ふかしただけでもとてもおいしいです。



 大量に作るけど、これは販売しないので、許可はいらないのだ。



2018年1月5日金曜日

加工品

~そろそろ加工場が必要では?~

 エスペランサ村の畑部門「大規模家庭菜園」はとても順調です。そして2018年は、多品種果樹園も徐々にですが、本格的な収穫が始まることでしょう。


 そこでそろそろ考えなければならないのは・・・「加工」です。いよいよですか。


 今まで加工してきたものにはどんなものがあるでしょうか。


 思い浮かぶのは、まずは「ディープパープル」です。あかじそジュース。


 作ってから毎日飲みましたが、たくさん作ったので11月の初めころまで飲んでいました。


 「ブラックベリージャム」「桑の実でジャム」も作りましたね。


 ジャムはありふれているけれども、一応作らなければならないでしょう。とてもおいしいです。

 ブラックベリーはまだ冷凍庫にたくさん保存しています。


 サツマイモからは、「芋ようかん」「鬼まんじゅうのようなもの」

 そして、すったげニンニクを「すったげ黒ニンニク」にしました。


 栗で「甘さ控えめ栗きんとん」



 柿で干し柿の「淡雪」です(HPの「エスペランサ村の収穫物」参照)。

 柿酢も作りましたよ。



 梅からはまず「梅酒」です。2014年物がまだあります。とてもおいしいです。



 そして梅肉エキス。


 加工品に属するかどうかはわかりませんが、送って一番喜ばれたのは「山椒」でした。

 ぜひ譲ってほしいと静岡の友人から頼まれて、堆肥研究家が手間と時間をかけて作って送りました。


 上記の加工品は、すったげ黒ニンニクを除けば、堆肥研究家が一人で台所で作ったものですが、畑作業と両方なのでなかなか大変です。


 さて、2018年はどうする?

 加工場と人手がそろそろ必要になるのでは?


 そういえば今日の魁新聞に、旧校舎を利用してアワビの養殖をやっている人の特集記事が出ていましたね。


 五城目の「BABAME BASE」に行ってみますか。