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2024年10月19日土曜日

命を生かす

 ~無花果の魔術師の治療~



 10年前秋田に移住して、無花果を植えようと話していたところ、知人から立派な苗木をいただきました。


 越山農園の、記念すべき無花果第1号なのです!


 品種はホワイトゼノア


 小屋の後ろに植えて大切に育てていたのですが、昨年クマにへし折られてしまいました。


 すぐそばが藪のためクマのリスクがあり、手入れができません。


 そうこうするうちにカミキリムシに侵入されて弱ってしまい、枝はぼろぼろに




 夏には枝が折れていましたが…



 折れてもしっかりしっかり実をつけていました。

 


 けなげに頑張っているのを見て、「助けてあげなければ!」と思いましたね。


 幸い根元からひこばえが出ているので、これを生かしましょうか。


 剪定ばさみで不要な枝を切り、イボダケで誘引して形を整えていきます。



 無花果は樹勢が強いので、来年にはまた立派な実をつけることでしょう。





2024年10月13日日曜日

16通りのありがとう!

 ~子供たちから無花果お姉さんへ~



 私が住んでいる町の「こどもセンター」、越山農園の無花果お姉さん(おばさんともいう)無花果をプレゼントしたことは、先日拙ブログに投稿した通りです。


 今回子供たちから、お礼のカードが届きました!



 クマ問題はあっても、このような喜びがあるので、無花果園を継続することができるのです。



 2年前に、マルベリー・ピンクレモネード区画の農地に無花果を15本植えたのですが、今年実をつけていました。


 来年か遅くとも再来年には、実をたくさんつけると思います。


 この場所は道路沿いにあり、平地で見晴らしもよく、クマのリスクはかなり低いはず。


 子どもたちが収穫体験するには、問題ないでしょう。

 


 こども園の先生からも、お礼のカードをいただきました。



 来年こそ、収穫体験を実現させたいものです。





2024年10月5日土曜日

生の無花果

 ~おやつにどうぞ~



 9月は気温が高く、無花果が一気に熟してしまい、収穫が追い付かなくて大変でした。


 数千個は、熟しすぎてダメにしてしまいました。


 でも、最近は気温が落ち着いてきて、収穫のタイミングにも余裕が出てきましたよ。


 熟したものを、タイミングよく収穫することができます。

 まだまだいけます!


 本業は難しい仕事が多いけれど、私にとっては面白い仕事…

 でも、頭と目が疲れます。


 そんな時は、甘いものが欲しくなりますね。


 生無花果なんかいいんじゃないでしょうか。

 みじん唐草の器に入れてみましょう。



 食べると、仕事がはかどりますよ。




2024年10月2日水曜日

サルナシ収穫!

 ~果実酒にしてしまおう~



 無花果園にクマが出没した形跡がありました。

 クマは、サルナシが大好物だそうですね。


 ならば、クマには申し訳ないけど…熟す前に収穫しちゃいましょう。

 果実酒にするには、硬いほうがいいのよ!


 これでも、生っている量の1割程度だとか。



 立派なサルナシですなぁ。



 

 とりあえず、サルナシ酒にしますか。



 一個一個サルナシの実の上(軸)と下(柱頭の残骸)を切り取り、洗って拭いてから、ホワイトリカーと砂糖を交互に入れていきます。


 時間がかかる地道な作業ですが、堆肥研究家が一人で作りました。


 飲むのは…私なのです。

 いやはや…申し訳ないですなぁ。 ははははは。

 

 残りのサルナシは…どうする?


 熟すと、キウイそのものの味になります。

 丸ごと食べられてとても美味しいのですよ。


 クマとの勝負になりますがね。





2024年9月28日土曜日

今年もクマにやられた!

 ~「とことんクマ対策」のはずが…~


 「とことんクマ対策」というタイトルで、ブログを書くはずだった私を嘲笑うかのように、またしても無花果の樹が引き裂かれていました。



 役場に連絡

 出ましたか…



 今年は行政がクマ対策に動き、私の敷地と隣接する箇所を含め、町内の藪を刈払ってくれました。



 見晴らしがよくなり、いきなりクマに出くわすリスクはなくなりました。



 ただ、木は切らないそうです。


 無花果エリアのすぐ奥の竹林と、それにつながる林は、クマの絶好の隠れ場所。


 ここを整理しなければ、クマ対策としては中途半端です。


 この際クマ対策でやれることはすべてやってしまいたかったので、自己負担で竹林の間引きと木の伐採を依頼しました。


 余分な木を伐り藪を刈払ったら、ヤマザクラの大木が姿を現した時には感動しましたね。



 来年の春が楽しみだなぁ。


 藪は来年以降また生えてくるにしても、少なくとも今年に関しては、クマの被害はないだろうと思っていたのですが…


 考えてみると、クマ対策で緩衝地帯を造ったといってもクマが奥に移動しただけで、いなくなったわけではありません。


 無花果や



 ポポーなど



 美味しい食べ物のある場所には、クマはやってくるのです。


 根拠のない思い込みは、無力だと思い知らされた現実でした。





2024年9月26日木曜日

秘奥義ー限界を超えてからが勝負!

 ~ニンニク・玉ねぎやめますか?~


 監査法人に勤務していたころは、大変な困難に直面した時には、


 秘奥義 「限界を超えてからが勝負!」


 を繰り出し、困難を乗り越えてきました。


 でも…この奥義を繰り出すと体に負荷がかかりすぎ、体調を崩してしまいます。


 秋田に移住してからは封印していたのですが…どうもダメみたいですね。


 原因は、これ。




 雑草です。
 とてつもない難敵!

 昨年から続くクマ問題と、今年堆肥研究家が猪に2度遭遇したこともあり、畑から足が遠のいていたのですが…


 気が付いたらこんな状態。



 すでに落花生をあきらめたことは、拙ブログにも書いた通りですが、実は8月に植えなければならない大根も植えるのをあきらめていたのでした。


 ニンニク玉ねぎもあきらめるか…


 来年7月の、楽しい収穫ができなくなってしまうかもしれないと思うと残念ですが…


 と思っていたら、なんと…ニンニクの種球が届いているじゃない!


 だれだい?注文したのは…ハナちゃん?


 どうやら、越麻呂とかいう公認会計士が注文していたみたいですね。


 ということは…こんなに忙しいのに…


 やれということですね!


 体がもつだろうか…




 タロ君も心配そうですが…。





2024年9月19日木曜日

無花果お姉さんからの贈り物

 ~ドライ無花果を添えて~


 今年もクマ問題で、子供たちに無花果の収穫を体験してもらうことができません。


 それならば昨年に引き続き、越山農園無花果お姉さんが、無花果をプレゼントしちゃうようですよ。


 このくらいあれば、一人20個くらいにはなるでしょうか。



 ちょうどドライ無花果が完成したばかりなので、こちらも食べてみてくだにゃい。





2024年9月17日火曜日

ポポーの収穫始まる

 ~食べた人にしかわからない美味しさ~


 本業に農業に、私も堆肥研究家もフル稼働状態ですが、収穫が追い付きません。

 でも果樹たちは待ってくれないのですね。


 いよいよポポーの収穫が始まりました。



 画像のポポーは、採り始めのため中程度の大きさですが、ポポーの樹には、まだまだ大きい実がたくさん生っています。


 ポポーを、古伊万里白磁陽刻紋皿に載せてみましょうか。




 こんなにおいしい果物なのに、日持ちしないので、市場にはほとんど出回りません。

 知る人ぞ知る果物なのです。


 今年は天候にも恵まれ、ポポーも大豊作。


 可能な限り、いろんな人に食べてみてもらいたいのですが…

 今年は販売しません…あげるだけ。


 私も堆肥研究家も、とにかく忙しい日々で、販売する時間がないのですよ。





2024年9月15日日曜日

秋の気配

 ~無花果タルト登場~


 毎年今の時期になると、ギターを弾いて歌いたくなるのが、オフコースの「秋の気配」


 ♪ あれがあなたの 好きな場所 ♪


 でも小田和正さんは、キーがとても高いので、途中で声が出なくなります。


 転調しましょう!


 CM7 からはじまるのを FM7 にして…と。

 2カポくらいでちょうどいいかも。


 ♪ たそがれは 風を止めて ♪

 ♪ ちぎれれ雲はまた ひとつになる ♪


 いい歌ですなぁ。


 そろそろまた、農園で歌いましょうか…クマが怖いけど


 さて、昨日パティスリー・パルテールさんのフェイスブックを見たら…

 越山農園無花果を使ったタルトの画像が投稿されていました。


  https://www.facebook.com/profile.php?id=100063713673454


 美味しそうですね!


 よろしかったらどうぞ。




2024年9月13日金曜日

まるごとドライ無花果

 ~凝縮される甘み~


 昨年までわが農園では、ドライ無花果を半切りにして作っていました。


 これを、「一個丸ごと」乾燥させてみてはどうか?

 と、堆肥研究家は考えたわけです。



 昨日の午後、試作品が出来上がったので食べてみると…



 セミドライに仕上がり、半切りよりも柔らかくて食べやすく、しかも乾燥させて水分が抜けているので、甘みが凝縮されています。


 また、最初から半切りで乾燥させるよりも、まるごとセミドライ無花果を、半分に切ったほうが柔らかく仕上がります。


 いやはや…おいしくて申し訳ないです。


 昨日、昼と夕方で約2時間かけて無花果700個ほど収穫していて、保管場所に困っていたのですが…


 250個ほど食品乾燥機にかけたので、うまく納まりました。


 今年は冷凍するのは止めて、生食とセミドライ無花果で勝負します!



 


2024年9月8日日曜日

クマ対策で動きあり!

 ~緩衝地帯を造るー自分たちも参加~




 クマ対策で行政が動き始めました。

 人とクマとの緩衝地帯を造るのです。



 とても助かります。




 私の家の背後の藪も、先日刈払いの作業が行われたのですが、


 範囲を確認すると、自宅の敷地から緩衝地帯までは、20~30ヤードくらいあるようです。


 この間の藪を整理して見晴らしをよくしておかないと、いきなりクマに出くわすリスクはあります。


 お隣の敷地の持ち主も同じ考えのようで、すっかり意気投合。

 ではでは…やりますか。

 んだすな(注:そうですね)


 お隣の方は、刈払い機で轟音を響かせながら、ワシワシ丈夫な雑草をなぎ倒していきます。


 私も負けてはいられません…といっても…

 腰痛がひどいので、刈払い機を振り回すのは無理。


 バックホーで雑草を根こそぎひっくり返していきました。


 お隣さんも…なかなかやりますな。

 お宅のほうも…大したもんですな! にやり。


 どうも…2人ともやり始めると止まらない性格のようでして…


 とうとう緩衝地帯までの藪を、一気に撤去してしまいましたよ。

 2人で作業した箇所の右半分側。



 幅は30ヤード以上あったかも…。

 きれいに整地するのは、また後日。


 右に見えるのは、わが農園のシンボルツリーである柿の木


 昨年はクマにやられて全滅でした。


 かなり見晴らしがよくなったので、いきなりクマに出くわすリスクは、かなり軽減されたことでしょう。。


 やるときは…やるでね。





2024年9月4日水曜日

秋の大収穫際ーブドウも収穫

 ~みんなで山分けだぁ!~



 去年の9月下旬、せっかく袋がけしていたブドウがクマにやられて全滅…


 我々は一粒も食べることができませんでした。


 今年は天候にも恵まれ、びっくりするほど実が生っていたのですが…



 何しろブドウ園はクマの生息地のすぐそば。


 リスクが高すぎて、袋がけもできませんでした。


 電気柵もコスト的に合わないので、今年もクマに食べられるのを待つだけかな…と思っていたのですが…。


 今日仕事から帰って玄関のドアを開けると、なんとブドウの山。



 写真の10倍くらい採れたそうですが、冷蔵庫は無花果でいっぱいなので、みんなで山分け。


 今日は朝からチーム元太郎さん3人が、無花果のカラス対策を施してくれたので、その間に収穫したようです。



 ブドウ棚にはまだ半分くらいは残っているとのこと。


 あと1週間くらいすると甘さが増して採り時になるのですが、そのころにはクマは間違いなくやってくるでしょう。


 今日収穫したブドウは、まだ酸味がありますが、十分おいしいので、ご近所にもおすそ分けしました。








 今週は先々週に引き続き、監査法人勤務時代の仕事仲間である公認会計士2名が応援に来てくれています。


 私も早く、秋の大収穫際に参加しなければ!






2024年9月1日日曜日

無花果 収穫開始だぁ~!

 ~エスペランサ8号 出動せよ!~


 カラスが無花果をくわえて低空飛行していたのが、収穫開始の合図でした。


 今年、ピンクレモネードブルーベリーを、鳥の被害から守ってくれた「鷹の姿をした凧」を、無花果園に移しに行ったら…


 なんと、丸々と太った無花果が、目に飛び込んできました。


 昨日に引き続き今日も仕事するつもりでしたが…居ても立っても居られなくなり、急遽無花果を収穫することにしました。


 エスペランサ8号バックホーを無花果エリアに運び、エンジンをかけっぱなしにしておきます。


 爆竹を鳴らし、ズボンのポケットには鳥追いピストルとクマよけスプレーを入れ、万全の態勢で収穫。


 すでにかなりカラスに食われていたのが残念でしたが、思っていた以上に収穫できました。



 このバスケットで4つ。

 今年は全体的に昨年より実が大きく、上出来です。


 早速パルテールに電話。

 すぐに来てくれました!


 今年も越山農園は、パルテールに協力しますよ!


 お楽しみに。





2024年8月30日金曜日

収穫開始の合図

 ~問題はクマ~


 カラスが何かをくわえて低空飛行で飛んでいきました。


 よく見たら…無花果でした

 収穫開始の合図です。


 でも…問題はクマ。


 昨年9月の下旬に、無花果の成木7本が引き裂かれ、へし折られていました。


 クマのひっかき傷のある無花果の樹は、結局枯れてしまい撤去。


 無花果の味を覚えてしまったクマは、今年も楽しみにして我が農園にやってくることでしょう。


 クマの生息地沿いに植えてある無花果を収穫するには、よほどの覚悟が必要です。


 リスクを負ってまで収穫する必要があるのか…

 何か方法はあるのか?


 今考えている収穫方法は…


 バックホーを収穫場所まで運び、エンジンをかけっぱなしにして、その間に収穫する…


 残念ながら、それしか思い浮かびません。


 今年もパルテールに無花果を提供する約束をしているので…


 何とかしたいのですがね。


 



2024年8月26日月曜日

秋田に移住して10年

 ~庭を振り返る~


 今日は2024年8月26日。

 秋田に移住してきたのが2014年8月27日なので、今日でまる10年になります。


 移住当初、「エスペランス村1,000日計画」と意気込み、日々開墾に励んできたのですが、いつの間にか3,650日と三日ですか…


  早いものですね。


 移住した翌年に庭を造っていただいたのですが、当時の画像が出てきました。



 家の前には一面に葦が生い茂っていたので、刈払い機で刈りこみました。


 土は粘土質で、立派な焼き物ができるような土でした。



 こんなところに庭ができるのだろうか…



 福岡造園さんと、今の大類造園さんの、途方もない庭づくりが始まったのでした。






 お二人ともすごいパワー。





 山の木を、たくさん植えていただきました。





 植えた当初はこんな感じでしたが



 今日はこうです。



 大木になり



 高さ20㎝ぐらいのブナの苗木も、ずいぶん大きく成長しました。



 ヤマモミジも、当初から全体像を考えて、バランスよく配置されていました。



 正面は、3年後くらいに追加で植えていただいたのですが、立派に育ちました。




 時の流れを感じます。