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2023年7月29日土曜日

倒木と格闘

 ~無花果の被害~


 先日の豪雨災害の後、農園の被害状況を確認しに行きました。


 雨もすごかったのですが、風がかなり強かったので、まだ十分幹が太くなっていないマルベリー無花果の幼木が心配でした。


 無花果は、実をつけ始めて重くなっている枝が何本か折れていましたが、まぁ何とかなるでしょう。


 立派な無花果の樹が並んでいる区画に行ってみると、なにやらいつもと景色が違っています。


 見慣れない枝葉が鬱蒼と生い茂っているではありませんか!


 こんな木、植えたっけ??


 なんだこれなんだこれなんだこれ…。


 周りをぐるっと見渡してみると、なんと…15メートルはあるかと思われる大きな木が横倒しになって、無花果の樹に覆いかぶさっているではありませんか。


 しかも倒れているのは2本!

 隣との境界にある木でした。


 とても自分一人で動かせそうもありません。頭の中が真っ白になってしまいました。


 どうすんの…これ…。


 考えても先に進みそうもないので、とりあえず両手を使う大バサミで、枝を少しづつ切っていきます。


 切り落とした枝を運ぼうとしたところ、指に激痛が走りました。


 なんと…棘!


 倒れたのは、ニセアカシアの大木だ。


 そういえば移住当初の開墾時、ニセアカシアがたくさん生えていたのでした。


 すでに落葉した木をのこぎりで切って、運んで行ったのを思い出しました。


(下の画像は2014年当時のもので、今の無花果園のあるところ)


 今回倒れた木はこれよりもはるかに太く大きく、今の時期なので枝葉が鬱蒼と生い茂っています。


(2014年秋、ニセアカシアの木を片付ける堆肥研究家~棘を通さない手袋を着用~)


 倒れた木を、大バサミと小さなのこぎりを使って、自分で動かせそうな大きさに切っていきます。


 横倒しになっている木は、のこぎりで切り進んでいくうちに木がしなるので、のこぎりの刃が挟まってしまい、抜けなくなるのです。


 汗だくになりながら倒木と格闘し、なんとか無花果から撤去。


 被害があった樹は3本。

 主枝が何本か折れていましたが、主幹は大丈夫でした。

 

 収穫量が減りますが、生きています。


 今後のことを考えると、どうやらチェーンソーが必要なようですね。


 他の無花果を見回してみたところ、カミキリムシの新たな侵入跡をいくつも見つけてしまいました。


 一通り処置を終えたつもりでしたが…


 いまのカミキリムシ対策は、後追いでの作業なので、こうなるのはわかっているのですけどね…。


 本来は毎日見回りを行い、見つけ次第処置するべきなのですが…時間がないのよ。


 里山の対決…本当の勝負は、これからです。


 半農全Xの兼業農家は大変なのだ。





2023年7月19日水曜日

ケートラ「越麻呂号」で秋田市へ

 ~被災者のお手伝い~


 今回の秋田県内の水害で、私が住んでいるところは、農作物の被害や断水があったくらいで、幸いにも自宅への浸水や車の被害はありませんでした。


 ところが、監査クライアント先では支店が水浸しになって営業ができなくなったり、税務の顧問先の医療法人では、精密機械等が全く使えない状況になってしまいました。


 知人が勤務先の状況を確認しようと出かけたところ、胸のあたりまで水に浸かってしまい、命の危険を感じて引き返したという、生々しい話も聞きました。


 親類の家も、家中が膝のあたりまで水に浸かってしまい、あわてて友人宅に避難したそうですが、家財道具がすべてだめになってしまいました。


 私も今日は、仕事を別の日に振替えてもらい、急遽秋田市まで


 「エスペランサ1号ーケートラ越麻呂号」


 を出動させ、お手伝いです。



 秋田市の被災ごみ置き場に指定された、大住小学校グラウンドまで、ケートラで被災ごみを運んできました。


 一般家庭ではケートラは持っていないでしょうから、お役に立ててよかったです。


 帰り道は7号線で土砂崩れがあったそうで通行止め!

 大きく迂回して、自宅にたどり着きました。


 秋田市内では被害の全容がまだわからないようで、とても心配です。


 罹災証明の取得や、保険の手続き、それに災害(雑損)控除の確定申告の仕方など、知らない人が損をすることのないような、丁寧な対応が必要です。





2023年7月16日日曜日

ヤマユリ

 ~土砂降りの雨のなかで~



 今回の経験したことのない豪雨で、秋田県では甚大な被害が出ています。


 私や堆肥研究家の、愛知県等の友人・知人から、私たちの安否を気遣うラインやメールをたくさんいただきました。


 ありがとうございます。


 外に出ることができないので、農作物の被害はまだ確認できないのですが、私たち二人と猫ちゃんたちは無事です。


 窓から大雨の様子を心配して見ていたら…思いもかけないところにヤマユリが咲いているのに気づきました




 庭を造った当初、ヤマユリをたくさん咲かせたいと思い、JAから球根を20個購入して植えたのですが、結局雑草に負け全滅でした。


 ここに植えた覚えはないけど…。


 いつもは刈払い機で刈っていた場所でしたが、時間がなくて刈り残していた場所でした。


 昨日・今日と、自然の猛威にさらされましたが、一瞬だけ自然のやさしさを感じたような気もしました。





2023年7月13日木曜日

思い出した「名古屋の乱」

 ~ヤマアジサイが咲いていた~



 今年も気が付いたら半分が終了。アジサイの季節です。


 マルベリー園の道路沿いに、福岡造園さんに植えてもらったヤマアジサイが咲いていました。




 本業を1か月ほど休んで果樹の手入れを行い、のんびり収穫を楽しみ、ついでに庭の整備も行いたいところではありますが…。


 今のところ無理なのです。




 先日佐竹知事とお会いして、今年度の業務内容をご説明してきました。

 県から依頼されている仕事の2年目がスタートです。



 今年も、あずさ名古屋時代の仕事仲間だった S.MさんとS.Tさんが、秋田まで応援に来てくれています。


 一人でできる仕事ではありませんからね。助かります。


 (わが農園のブルーベリーと50円玉ーOn 白磁輪花皿)




 S.Tさんがホテルからバスに乗り、県庁へ向かっていたら、大町のバス停留所から見慣れた顔の人が乗り込んできたそうです。


 なんと! あずさ名古屋で一緒に仕事をしていた、T.Nさんだったと。


 JAの監査で秋田に来ているようで、農協ビルに行く途中だったのでしょう。


 いやはや…こんな偶然があるのですね。


 あずさ名古屋の昔の仕事仲間4人が、秋田にそろったわけです。

 懐かしいですな。


 (我が農園で収穫したブルーベリーのタルトーBy AYUKO)




 そういえば、今年の6月末で監査法人を退職してまる10年になります。

 あずさ名古屋の所長になってからはちょうど20年。

 所長就任当初、あずさは名古屋地区で、中央青山(後のみすず)、トーマツに、規模の面で大きく水を空けられていました。

 三分の一に満たない人員数でした。


 何とかしなければ!


 私は中央青山の当時の所長に、統合話を持ち掛けたのです。


 「一緒になりませんか?」


 たった二人だけの打ち合わせを、秘密裏に、何度も何度も繰り返しました。


 あるときは東京へ向かう新幹線の中で、会計士協会の本部で…。


 二人以外の誰一人として、当初は統合できるなどと考えてはいなかったと思いますが、それが実現する時を迎えました。


 中央青山(みすず)名古屋は分裂。


 中央青山名古屋事務所の公認会計士や職員約300名の内、約200名は私のところのあずさ名古屋で受入れ。


 中電、東邦ガス、ユニーグループ等、名古屋を代表するビッククライアントが、新しくあずさのクライアントに加わりました。


 あずさ名古屋事務所は、名古屋地区でトップの監査法人の地位を占めることになります。


 一方で、中央青山名古屋の約100名は、トヨタグループを中心にクライアントを引き連れて「あらた監査法人」を設立。


 監査法人の歴史の大きな転換点となりました。

 NHKドラマ「監査法人」の制作にもつながる話です。


 極秘で進めていた統合話でしたが、あずさ名古屋と中央青山名古屋で同時に職員説明会を開いたことが、雑誌「中部経済」にすっぱ抜かれ、


 「名古屋の乱」


 として大きく掲載されたのには驚きましたね。


 この雑誌は、今でも私の手元にあります。


 当時の資料は、いつか本にしたいと思ってずっと手元に置いてあるのですが…


 いつになることやら…。


 とりあえず、早くニンニク1,100個を吊るさなければ。