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2021年10月28日木曜日

左手1本でできること

 ~玉ねぎの植え付け~



 私の昼食の弁当を含め、1日3食分の食事を毎日作り始めてもう40日近くになりました。


 今朝のデザートはこれ。



 昨日の早朝収穫したばかりです。

 イチジクの初収穫は9月12日なので、ずいぶん長い期間収穫することができます。


 今日の午前中も、パルテールさんのお二人が、いちじくをバケツで6杯収穫していきました。

 もう最終盤ですが、まだいけます。


 堆肥研究家のギブスはまだ取れません。


 毎日とても密度の濃い仕事を行っています。プラス農作業。それに家事が加わりました。

 掃除と洗濯は、堆肥研究家が左手一本でなんとか頑張っています。


 いつもは堆肥研究家が一人でやっている畑作業も、私がやらざるを得ません。

 夕食の後片付け後、夜中はいちじくの冷凍作業です。まだ1,300個くらい。


 どれ一つとしてやらなくて済むものはないので、心身共に疲れます。

 私の年齢でこれだけのことを行っていたら、ふつう倒れてしまうでしょうね…よく生きてるなぁ。


 でも、名古屋での監査法人勤務時代のことを思うと


 なんのこれしき!


 玉ねぎの苗が届いたので、これを植えなければなりません。ミニトマトを撤去した場所に植えます。


 土(堆肥)を補充しなければならないのですが、もう面倒なので、バックホーに登場してもらいましょう。



 バックホーで運搬機にたい肥を積み上げ、畑に補充していきます。



 これだと早いし疲れなくて済みます。

 以前はスコップと一輪車で、ひたすら蟻のように一心不乱に頑張っていましたなぁ。


 投入した堆肥はレーキでならします。バンカーを均す要領で…と。




 石灰と肥料をまいて、耕運機かき混ぜ、畝立て。



 どうでしょう。あいかわらず立派な畝です。越山農園式こだわりの畝。


 ここに玉ねぎの苗600本を植えるのは…右手にギブスをはめたままの堆肥研究家です。



 いい根性してますな。


 それにしても…よく考えてみると…名古屋での監査法人勤務時代からそうですが、秋田に来てからも三種町の元太郎さんといい隣の町内の遠藤さんといい、私の周りには、


 「やってやろうじゃないの!」


 という人達がよく集まってくるようです。


 「わしには関係ないケンね」


 という、「無関心的けんね症候群」の人達は、なぜか私から遠ざかっていきます。いつもそうです。


 さて今年植えた食用菊は、もう収穫が終わりました。



 収穫はギブスをはめたまま。



 大根は立派に育っています。



 大根くらいなら、左手一本で抜けます。


 昨日は左手で、玉ねぎ用の畝の余ったところに、ニンニクの種球を植えていたようです。300個。


 今年植えるニンニクの種球は、何を血迷ったか…なんと20キロ。まだ千個以上は残っています…。

 

 里芋の収穫はまだですが、今年も立派ですよ。



 これはさすがに左手一本では無理だろうなぁ。


 そして…いよいよ「なんとす落花生」の収穫も始まりました。



 私が引っこ抜いて



 堆肥研究家が左手で一個一個バケツに入れていきます。




 昨年食べた方がとても美味しかったということで、今日は午前中、秋田市の御所野から、わざわざ収穫体験にいらっしゃいました。

 今度の日曜日には、秋田市の仁井田からも友人が来る予定。

 とても人気があります。


 塩ゆでだけでなく、炊き込みご飯にしても美味しいですよ!




2021年10月18日月曜日

いちじく―華麗なる変身

 ~越山農園のいちじくを使ったタルト~


 今週来週と、法定監査の仕事や国際教養大学が関係する仕事、それに秋田大学の通常業務や医療法人の仕事が続くので忙しいのですが、せめて画像だけでも。


 西武百貨店にもお店を出しているパルテールさんの「いちじくタルト」が本日手に入りました。



 私が仕事で不在の際に、パルテールさんが持ってきてくれたのです。手が不自由だろうからというお気遣いで昼食も。


 温かいですね。ありがとうございます。


 越山農園のこのいちじくが



 パルテールさんで使われていることを知らない堆肥研究家の友人からも


 「パルテールで食事した後、いちじくタルトを購入しようと思ったら、すでに売り切れていましたぁ」


 などというメールが届いていてびっくり!


 このいちじくを使っています。



 人気あるそうですよ。


 いちじくは一昨日の350個収穫に続いて昨日も160個収穫。

 気温が低くなってきたので収穫も終盤ですが、もうひと頑張りしてもらいましょう。


 明日パルテールさんが収穫に来ますので、まだいちじくタルトは食べられるみたいですよ。




 皆さんもぜひどうぞ。





2021年10月16日土曜日

イチジク狩り

 ~冷凍イチジクを蓄える~



 先日新い取引先の「hinata」さんたちも含め、約600個のイチジクを収穫しました。


 1日としては最も多い量でしたが、まだまだ採れましたね。採ってもさばききれないので。


 そして今日は朝から雨の中、自分一人で約350個収穫しました。無心になることができます。


 収穫しながら完熟したものは手で割って、酸っぱくなっていそうなところを除いてその場で食べてしまいます。


 至福のひと時。


 収穫したイチジクのうち150個ほどは、農園を訪れた方にそれぞれ50個ずつ持って行ってもらいました。


 残ったイチジクを冷凍しましょう。



 1個1個丁寧に皮をむいていきます。


 柔らかいものは冷凍できないので、醗酵した部分を取り除いて完熟イチジクとして食べてしまいます。


 画像の左側の皿に入ったものがそれ。



 堆肥研究家が一人で食べてしまいました。


 まだ少し硬いものは冷蔵庫に入れて保管しておきます。


 当初常温で置いておきましたが、傷むのが思ったより早く、醗酵して酸っぱくなってしまいました。


 パルテールさんに教えていただいたのですが、冷蔵庫で保管しておくと、徐々に柔らかくなって日持ちするのだそうです。


 冷凍に適したイチジク。

 皮をむいた後イチジクの底辺を少し切り、中が醗酵していないかどうか丁寧にチェックしていきます。


 合格したものだけ冷凍します。



 今日で千個くらいに届いたでしょうか。


 これを年間通してイチジクのスムージーイチジクジャムに利用するのです。


 あと千個。まだ道半ば。


 ラジパルのかおりさんから連絡があったのですが、アクアノンノさんは越山農園産のイチジクを、なんと

 

 「イチジクの甘酒」


 として販売しているそうです。


 「気持ちが明るくなるほどの美味しさ」だそうですよ。


 今の自分に必要かも。


 


2021年10月11日月曜日

木霊(KODAMA)スペシャル

 ~オール屋久杉ギター~


 ヤイリギターのHPを見ていたら、創業85周年記念ギターが掲載されていました。


 木霊(KODAMA)です。いい名前ですね。


 トップ材に屋久杉を使用しているそうです。


 屋久杉!…あるんだ…と思いましたね。屋久杉は現在伐採が禁止されていて、もはや入手不可能な材木ですから。


 でもそれ以前に入手したものが、ギター材としてヤイリギターの倉庫に長い間眠っているのだそうです…数は少ないそうですが。


 「屋久杉をギターのトップ材だけでなく、サイドやバックにも使用した、いわゆる『オール屋久杉ギター』を創っていただけないか」


 というのが、今回の私の依頼でした。しかもドレッドノートで!


 ヤイリギターの筆頭クラフトマンである小池さんとやり取りが始まりました。本当は岐阜まで行きたかったけど…。ホームコースの南山CCでプレイしたかったけど…。


 トップとバック材、



 それにサイド



  形になってきました。きれいですね。



 口輪は、ヤイリギターの過去のカスタムモデルの逸品を参考にさせていただきました。







 ギターの周辺に飾りもはいりました。



 ヘッドも屋久杉



 ペグはシックに



 つまみは上品な白蝶貝





 指板のポジションマークはオリジナル。新たに考案していただきました。 




 塗装に入りました。



 ブリッジにも屋久杉をワンポイントで。



 最後にギターのナンバープレート。もちろん屋久杉です。




 完成しました。




 とてもいい音がします。が…問題は、


 弾いている時間がないこと…。

 



2021年10月6日水曜日

完熟イチジク

 ~最高の贅沢~


 今日も堆肥研究家を整形外科病院へ連れて行きました。


 拙ブログの読者で、秋田県内はもちろん名古屋や静岡等の堆肥研究家の友人から、お見舞いなどいろいろいただきました。


 とても温かいですね。


 皆様、ありがとうございます!

 堆肥研究家に代わり、この場でお礼申し上げます。


 それにしても今回の件、役場の稚拙な言い訳とその後のずさんな対応には驚かされました。


 私の業界では、このようなケースは、「内部統制上の不備(重要な欠陥)」という結論になるでしょうか。


 せめてほんの一言、謝罪の言葉やお見舞いの言葉があってもいいのでないかと思っていたのです。この町の町長から。



 さて、ブログの読者に申し訳ないので、この件はこれでやめましょう。


 気分を変えていちじくの話です。


 いちじくは、今日も冷凍用に160個程収穫したのですが、忙しくて収穫が全く追いつきません。ボー然としながらの収穫でした。


 どうにもならないので、ご近所の方に連絡して、3名の方にもっていってもらいました。


 越山農園のいちじくは、個人客のほかに現在パルテールさんとアクアノンノさんと取引しています。


 パルテールさんは高級洋菓子店として、西武百貨店にもお店を出しているのですが、経営者が同じ町の方なので、応援しています。


 Facebookに越山農園のいちじくを使ったタルトが掲載されていいますが、


  パティスリーパルテール | Facebook


 とてもおいしそうです…あれっ?…私たち…立派な農家として認められたんだ。


 パルテールさん、頑張ってください。


 この生いちじく、熟して醗酵して酸っぱくなってしまう直前が、とてつもなくおいしいのです。


 完熟したいちじくの、酸っぱくなってしまった部分を取り除き、冷蔵庫のチルドに入れておくと蜜があふれ出してきます。


 これです!



 いちじく畑で収穫しているときに、完熟したものを割って、おいしい所だけその場で食べるのも、収穫体験者の特権ですが、これを冷やすとなおおいしいです。


 一方栗です。


 クリに関しては、今年も立派な実がなりました。



 今後当面忙しくて、あまりブログを更新できそうにないので、この際ナスのことも追加で書きましょう。


 食品乾燥機で乾燥させます。




 乾燥後、ジップロックにしまいましょう。乾燥剤入りですよ。




 赤トウガラシも




 ミニトマトも




 きゅうりだって




 今回購入した食品乾燥機、かなり優れものでした。


 そして業務用冷凍庫。

 いちじくの収穫が多すぎ、業務用冷凍庫がもうすぐ満杯になってしまうので、本日ホシザキ電機に連絡。もう一台追加することにしました。


 この先やることいっぱい。どうなることやら…。私の体がもつだろうか…とても心配です。


 おっと、もうひとつ書くことが。


 一昨日私が事務所で仕事をしていると、堆肥研究家の姿が見えません。


 どこにいるかと思ったら…何と畑にいました。


 左手一本でサツマイモのつるを引っこ抜き、左手一本でサツマイモを掘っているではありませんか。越山式長い長い畝を3畝…たった一人で。


 右手首骨折以来、いろいろサポートしていただいているのですが、なぜか


 「サツマイモだけは、自分ひとりだけで完結したい!」


 という、堆肥研究家の強い思いなのでした。


 越山農園で働く人には、これくらいの


 「やる気と根性と責任感と高い志」


 が必要なのです。




2021年10月3日日曜日

堆肥研究家が右手首骨折

 ~行政サービスの在り方について考える~


 ここのところ忙しさが倍増し、しばらくブログを更新できませんでした。


 理由は、「堆肥研究家の右手首骨折」です。


 堆肥研究家が右手首を骨折したのは9月20日。


 私はマルベリーに堆肥を投入するため、バックホーを操っていました。




 それまでも私は、仕事や果樹園の作業それに父親の仕事と生活のフォローで、1日が終わると毎日疲労困憊状態。



 堆肥研究家の右手首骨折により、それまで堆肥研究家がやっていた畑作業、加工作業(ジャム作りやいちじくの冷凍保存)、さらに家事全般も私がやらなければなりません。



 堆肥研究家の右手首骨折が、自分の不注意であればあきらめもつきますが、原因は一言でいえば「役場の行政サービスの不行き届き」です。



 昨年暮れから今年にかけての冬は大雪でした。


 大型除雪車に雪を除雪していただけるのはとてもありがたかったのですが、水路の塩ビの配管の、アーチ形の上部を削り取ってしまったのです。


 ここに40センチ四方の穴が開きました。




 雪解け後、役場の方が「除雪後の補修が必要な個所」を点検しながら町を回っていました。


 この削り取られてできた穴、外観的にもみっともないし、何しろ危ないです。


 「私の自宅の敷地のそばですが、こちらで修理するのですか?」


 「いやいや、町有地を勝手に直されては困ります」と役場の職員。


 「では、役場で直していただけるのですね」


 「ええ。もちろん役場で直します」


 と、こういうやり取りがあったわけですね。


 4月の下旬でしたか、同じく除雪後の補修作業が必要なお隣さんに、業者がやってきて補修作業を行っていました。

 続けてこちらもやっていただける…と思っていたら…お隣が終わったら帰ってしまいました???


 その後数か月、いつ作業するのかなんの連絡もないままほったらかし状態。夏になると穴は草に覆われてしまいました。


 今回いちじくの販売が始まり、農園への来園者を見送り談笑しながら歩いていたところ、堆肥研究家がその穴に足がはまって転んでしまい、体をかばって右手をついて骨折してしまったというわけです。


 「私が骨折しなければ、お客様の誰かが骨折していただろうことを考えると、自分でよかったのだ。町内の子供や散歩中の人でなくて良かった!


 と、堆肥研究家は健気に言っていますが、私たちの生活は一変してしまいました。



 「事故が起こってから対応する」というのはよくある話ですが、事故後役場は一度確認に来ただけで、


 これを置いていき、




 後はいまだになんの対応も行っていません。いつ直すのかの連絡もなし。


 新型コロナウイルス感染症の住民へのワクチン接種で、役場の皆さんが一生懸命頑張っていたので、心から感謝していたのですけどね。


 人口5千人に満たない小さな田舎町です。役場は住民一人一人の顔が見えるはず。


 地域の住民に目を向け、住民と同じ目線で、住民に均等に行政サービスを提供するのが、役場の使命だと考えます。


 どうでしょうか。