今週初め、早朝5時に起きて自宅を出発し、瀬戸大橋を渡って四国へ入りました。その後、香川県・徳島県・高知県・愛媛県と、四国をほぼ一周してきたのですが、最後に宿泊した道後温泉で、珍しいものに出会いました。「タイのタイ」です。
旅の終わりの宿泊地、道後温泉で露天風呂につかりながら疲れを癒し、食事タイムとなったのですが、このあたりは鯛料理が有名らしく、出てきた料理の中に、鯛のお頭の兜煮がありました。それをほじほじしながら食べ終えた後、女性の給仕さんが皿を片付けに来たのですが、皿を持って行く際に驚きの声を上げます。
「あら?タイのタイ!」
我々は言っている意味が分からなかったのですが、しばらくお待ちくださいと言ったあと持ってきてくれたのが、これです。「鯛の鯛」です。
この「鯛の鯛」ですが、どうやらNHKで毎朝放送している「ごちそうさん」の11月16日放送の中に出ていたようでした。鯛のお頭の骨で、「えら」にあたるのだそうです。縁起物だそうで、そのままきれいに洗って壊れないように自宅に持ち帰りました。
さて、四国へ行ったのは、紅葉が目的でした。毎年紅葉の時期は、京都や香嵐渓はこみすぎるため、時期をずらして訪れるかあるいは足が遠のいていたのですが、今年は久しぶりに紅葉をじっくり楽しむことにしました。
そして今回が四国です。今が一番見頃のようでした。特に、滑床(なめとこ)渓谷は大変美しい渓谷で紅葉も真っ盛り。渓流も奥入瀬を思い出させ、素晴らしかったです。
道が狭くてしかも木の枝が道路側にはみ出していたため、枝が車のボディにあたったり、タイヤが半分くらい崖側にはみ出しそうになりながらもやっとたどり着いたのですが、来たかいががあったというものです。