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2014年2月28日金曜日

税理士登録


~ロックバンド?~

 エスペランサ村関係は土地の取得は一段落、建物の建設は、3月4日に設計家のNさんと、名古屋の自宅マンションで行われる詳細設計の打ち合わせを待つばかり。4月に入るといよいよ地鎮祭です。果樹園に植える果物についても、「サカタのタネ」「タキイ種苗」の日本における2大種苗会社の会員になり、早速資料を入手して何を植えるかの検討を始めました。造園会社のFさんのところでは、種苗会社も経営しているそうですので、これは助かります。開村に向けていよいよ走り出しました。


 そこで私としては、本業のほうで次のステップである第二段階に入ります。まずは税理士登録です。早速名古屋税理士会に出向いて必要書類を一式いただき、記載の仕方いついていろいろ説明を受けました。


 過去の資料によると、昭和632月に税理士登録を行い、平成184月にいったん廃業していました。当時大手監査法人では、兼業が実質的に禁止されるようになったため、税理士登録を辞めざるをえなかったのです。いつ監査法人を辞めてもいいようにと登録だけは行っていたのですが、あまりの忙しさに税理士としての業務は、年に一度の無料相談会に出席することだけでした。税理士会に対して申し訳なかったです。


 順調に行くと、3月下旬には面談があり、4月下旬に登録が下りるようです。前回税理士登録をしていた期間は、ほとんど税理士としての業務を行うことはできませんでしたが、もともと税法は得意ですので、もう少し活躍できるよう活動しましょう。


 登録が済めば、税理士法人を設立することも可能になります。「エスペランサ税理士法人」の名前は既に使われているようですね。「税理士法人 ミッドストリート」も候補の名称の一つですが、これだとロックバンドみたいですか。


 開業したら、ブラックジャックのように、税金弱者の味方として活躍するのも面白いかもしれません。


 選択肢はいろいろですが、まずは登録申請書を作成しなければ。それにしても、名古屋税理士会の登録受付窓口の方は、男性も女性もとても親切で大変助かりました。ありがとね。









2014年2月25日火曜日

個人会計士の監査業務

~独立するとなぜいつも税務なのか~

 公認会計士の税務業務に関して、公認会計士サイドや税理士サイドから、いろいろな意見が出されています。


 公認会計士の業務には、監査業務をはじめ様々な業務がありますが、税務業務に関しては、現状は税理士登録をしなければなりません。監査法人は税務業務を今の法律ではできませんので、税務業務に関しては、公認会計士が個人として税理士登録を行って実施しています。もちろん、実務的には何ら支障はないと思っています。


 公認会計士登録を行うためには、公認会計士試験である短答式試験や論文試験に合格するだけではなく、実務経験を経て、終了考査に合格しなければなりません。


 ここで一つ大きなハードルとなるのが実務経験で、公認会計士試験合格者の大部分は、監査法人に勤めることになります。そして、終了考査合格後、様々な事情で監査法人を退職すると、そのうちの多くの人が税理士登録をして、税務業務を行うわけです。このケースの場合、税理士登録をした個人公認会計士は、なぜかほとんど監査業務を行いません。


 監査法人制度ができて47年ほどになるわけですが、できた当初は、法人といってももともとは大きな個人事務所の集まりでした。個人事務所であっても、もちろん上場会社の監査も実施していたでしょうし、今でいうところの会社法監査の対象会社や、学校法人の監査や任意監査もあったはずです。


監査法人は、その後合併や統合を繰り返し、さらに拡大していきます。ビッグ8がビッグ6になり、いろいろ紆余曲折があって、現在は4大監査法人と言われるようになりましたが、クライアントは上記のように様々です。


グローバルに展開している会社や上場会社は、これもグローバルに展開して海外と提携している監査法人が行えばいいのでしょうが、そうでない会社はもっと選択肢があるはずです。


 個人の公認会計士というと、すぐ税理士登録をして、結局税務業務を行っている人が大部分です。


でも、せっかく監査業務は公認会計士の独占業務として認められているのですから、ここは発想を切り替えて、個人会計士が、もっと会社法の監査や任意監査を行うことがあってもいいと思っています。



 

2014年2月24日月曜日

不勧告通知書


~ゴルフ練習場の建設はだめということに~

私も初めての事なので全然気が付かなかったのですが、一万平方メートル以上の土地を購入した場合、どのような利用目的で土地を購入したのかを、県知事に届けなければならないのだそうです。 

 確かにこれだけ広い土地ですので、すでに住んでいる人たちからすると、ここでいったい何をするつもりなのかと気になるところではあります。のどかな住宅地に、ネオンサインいっぱいの怪しげな建物を建てられても困るでしょうし、産業廃棄物置き場としてほったらかしにされても迷惑な話です。


 昨年の7月から9月にかけて、農業委員会の許可がなかなか下りなくて苦労した経験がありましたので、今回はどうなるのだろうかと気をもんでいたのですが、先日「不勧告通知書」が届きました。要するに、私が記載した「土地の利用目的」に関する勧告をしないという通知です。どのように記載したかは内緒ですが、とりあえず一安心です。


 ただ、今回記載した利用目的に限って勧告しないということですので、例えば「気が変わってやっぱりゴルフ練習場を作ることにしました」などとは言えないのでしょうね。残念ですけど。


 これで土地に関しては、越えなければならないハードルはすべて越えたため、あとは司法書士にお願いして、登記をするだけとなりました。実際に土地を見てからすでに7か月です。

 長い道のりでした。


2014年2月21日金曜日

ポワレとは?


~「今日は贅沢でしたね」と美穂ちゃんは言った~

 和食党ですので、たまに外食する機会があっても、ほとんどなじみのある名前のメニュばかりです。フランス料理やイタリア料理を自ら進んで食べることはありません。フランス料理などしゃらくさいのである。

 ところが、今回の「お魚基本技術の会」は、なんと「たいのポワレ」「スープ・ド・ポワソン」なのだそうです。しゃらくさいなどと言っていられなくなってしまいました。

  フランス料理の何が気に入らないかといって、あの長ったらしくてかっこつけたメニューのネーミングです。例えば特選和牛ロース肉 グリエにし、旬野菜のエテュペと共にとか、フランス産バルバリー合鴨のコンフィ レンズ豆の煮込み添え」くらいならまだ我慢しましょう。でも、ラ ブティック ドゥ ジョエル ロブション / タルト ポワール キャラメリゼときたあかつきには、なんだかバカにされているような気がして、もうその店を出てしまいたくなってしまいます。

 今回は「ポワレ」「ポワソン」くらいですし、しかも小さいながらも鯛を一人一匹ずつさばくことができます。ネーミングは我慢しましょう。ちなみに「ポワレ」とはどういう意味かとネットで検索してみたところ、「フライパンで切り身にした肉や魚を焼くことを『ポワレ』という」のだそうです。なんだ、ただそれだけの事ではないですか。

 鯛はいつか勝負してみたいと思っていました。海で釣り上げればエスペランサ村で自給できる重要な食材になる可能性があるからです。鯛を3枚におろすことができるようになることが、今回の「お魚基本技術の会」の最重要課題だったのでした。

 さて、先生の講義と実演が始まります。鯛をさばく際に問題になるだろうと思っていたのが、うろこをとることでした。鯛のうろこは強敵です。でも、きちんと武器が用意されていました。「うろこ取り器」です。これがあれば何も恐れることはありません。削ったうろこがはじけ飛ばないよう、ビニール袋をかぶせながら処理すれば、きれいにとることができます。第一関門突破です。

 先生の講義は続きます。私の前では、美穂ちゃんが真剣に聞いていて、何やらメモを取っています。私も真面目に聞いています。

 私のグループのメンバーだったバンダナは、どうやらギブアップしたらしく、かわりにお話し好きの奥様が来ていました。新妻も今日はお休みだったのですが、代わりに退職してから料理教室に8年間も通っているという、70歳くらいのおしゃべり好きの男性が参加していて、大変面白かったです。

 そして、出来上がったのがこれ






 左側のスープが「スープ・ド・ポワソン」で、右側の皿にあるのが「たいのポワレ バジルスース」です。

「今日は今までで一番贅沢でおいしかったですぅ」

 と美穂ちゃん。おじさん(私の事です)は、フランス料理はあまり好きではないけれど、でも自分で作った料理はおいしかったです。

 今回の鯛は、刺身にするには小さすぎたようでした。鯛の刺身に挑戦するのは、まだまだ先のことようです。



 

2014年2月19日水曜日

川柳番号21 確定申告


~源泉ゼロ 還付してくれ そりゃないが~

 今年も17日からいよいよ確定申告が始まりました。還付される場合は、年明けからもう受付が始まっているため、私個人の申告はすでに済ませています。


 この確定申告ですが、サラリーマンの場合は、医療費控除等があれば別ですが、基本的には年末調整で、昨年12月にすでに1年分の税金の精算が終わっています。ところが、年の途中で退職し、その後再就職していない人については、税金が戻ってくる人が多いと思います。このことに気が付いていない人がいかに多いことか。みすみす戻ってくるはずの税金を、知らないがゆえにほったらかしにしているわけです。残念でしょうがありません。


 最近、某大手保険会社の保険金の未払い問題が表面化しましたが、「請求されていないから未払ではない」と開き直っています。気が付かないほうがわるいのだと。そのことについて、世間ではおそらく非難する人が多いと思うのですが、税金の還付未請求問題も、なんだか同じ類の問題のような気もします。


 もともとサラリーマンの月々の源泉税は、年末まで退職せずに給料・賞与をもらうものと仮定した年収を推定して、それに対する税金を毎月徴収されているのです。月の給料が例えば50万円で、賞与が夏冬それぞれ2か月分と仮定すると、年収800万円になります。その800万円を前提に、毎月所得税を源泉されています。


 ところが年の途中6月で、夏の賞与をいただいて退職したとすると、そこまでの年収は400万円です。所得税は累進税率が適用されますので、税率は400万円のほうが低いです。

年収800万円を前提に税金を取られていたのに、結果的に400万円でしたので、当然税金は還付されるのですが、そのためには確定申告をしなければなりません。気が付かなければ、払う必要のない税金を払ったまま、取られっぱなしで終わってしまうのです。


 もちろん、みんながみんな還付さえるとは限りません。そもそも所得税を支払っていなければ、還付されることもないからです。


 以前は税理士登録をしていたため、確定申告の無料相談会」に出席してお手伝いしていたのですが、若いお嬢さんが、領収書をたくさん持ってきました。


 「これで還付してくださいな」と言っています。


 「お嬢さん、領収書だけたくさん持ってきてもらっても、困るんですけどね」


 と税理士のおじさん(私の事です)は答えます。とりあえず源泉徴収票を見てみると、源泉所得税の金額のところに、「0」と記載がありました。


 「あの~、払っていないものは還付できないんですけど」と私。


 「え~、そうなんですか」といいながら、お嬢さんは恥ずかしそうに去っていったのを思い出します。


 一生懸命だったのでしょうが、このくらい税金に関心を持ってもらった方がいいのではないでしょうか。

 

 

2014年2月17日月曜日

忘れてきたもの

~新シリーズ 川柳番号16

四半期に 一度は見直す 我が人生

 五木寛之の本を読んでいたら、「明日の事はわからない…一瞬一瞬が一日になり、その積み重ねで一年が過ぎてゆく」というような記述がありました。確かにその通り。若いころは、明日は確実にあるのだという確信があったのですが、今の世の中、いつ何が起こるかわかりません。やはり、今やるべきことを後回しにするのは、できないのです。


 最近思うのは、確かにここ十数年くらい、特に仕事関係で、目の前の事で精いっぱいだったなぁということです。ただものすごく刺激的な時間を過ごしてきたのは間違いないのですが、それによってできなかったこと、失ったものもたくさんあるような気がするのです。なんだか忘れ物をしてきたような気分なのですが、だからといって、もう取り戻しに行くことはできません。

 20代のころは、夜中の2時前に寝ることは、ほとんどありませんでした。特に勤め始めてからはなおさらで、睡眠を削って自分の時間を確保していたのです。30代のころは、毎年本を100冊~130冊読破し、CD80枚~100枚聞いていました。

 ところが、40代になると仕事が忙しくなり、夜中の10時前に帰宅することがほとんどなくなります。夏の時期を除き、毎月100時間以上残業する日々が何年も続きました。自然に読書量が減り、音楽も聞かなくなりますし、家族や身内と話す時間も少なくなります。それだけならまだしも、健康に障害が出るし、自宅や会社で倒れたことも。就寝前に、「明日の朝、自分ははたして生きているだろうか」と真剣に考える日々です。立場的に「使命感」だけが支えだったような気がします。


 それでも、忙しいのを楽しみながらやっていたのは事実だったし、また我々の世代は、自分の時間を確保した時期があったからいいまだのですが、最近は常に何かに追われるように、余裕のない日々を送っている人が多いのではないでしょうか。自分の今やっていることに、満足感があるのかどうか、四半期に一度くらいは、我が人生を振り返って見直してみるのもいいかもしれません。


退職した後で、青春時代にできなかったことを取り戻そうと思っているなどという話を聞きますが、そんなものは妄想で、できるはずなどないのです。後になって忘れ物をしたと思わなくてもいいように、今生きている時間を大事にしたいものです。


2014年2月14日金曜日

なごや骨董フェスタin金城ふ頭


~予算を決めて骨董市へ~

今日は、バレンタインデーであると同時に、骨董市のある日でもあります。骨董市と聞いただけで、心が落ち着かなくなる人も多いことでしょう。毎年大きな骨董市が23回あるのですが、今日から三日間、「なごや骨董フェスタin金城ふ頭」が開催されます。あの雑踏を想像するだけで、待ち遠しい気分になりますね。


当日会場に向かう途中で、すでに購入を終えて大きな袋を両手でいっぱいに抱えた人が、うれしそうな顔をしているのに出会ってしまうと、「しまった、乗り遅れた。先を越された」という気持ちになってしまうのは不思議です。

 

骨董市の場合、到着して会場の中に入ると、そこはもう肩が触れんばかりの人たちで熱気にあふれているわけですが、その中を、人をかき分けるようにして、自分でルートを決めて順番にお店を見て歩くのです。

 

大雑把に見ていても、ハッと視界の中に飛び込んでくるものもありますし、近くにあるものを一つ一つ念入りに吟味していく場合もあります。自分の目に絶対の自信があれば、数多くある石の中から玉を選び出すことができるかも知れませんが、私にはそこまでの自信はないため、つい悩んでしまいます。そして悩んでしまうと買うことができなくなってしまうのですね。

 

 結局半日ほどさんざん歩き回った挙句、購入するのは焼き物関係の古本とか、あるいは使い古した日用品で、絶対に間違いのないものだけとなってしまいます。それでは面白くもなんともないわけですけど。

  

いつかの骨董市では、何時間もかけて広い会場を何往復もして、やっと栓抜き一本にたどり着きました。それでも200円のにするか500円のにするかで迷う始末。結局200円のにしてしまいました。ああ情けない。

 

もっと冒険してもいいのにとも思うのですが、結局何回行っても似たような結果です。ある程度、例えば5万円と予算を決めて、失敗してもともとと遊んでみるくらいの余裕があった方がいいのかもしれませんね。

 

結論から言うと、私にはガラクタと思うようなやつを、うまく生かして、インテリアとして使えるようにするという想像力に欠けるのかもしれません。