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2009年2月26日木曜日

中日本五会無事終了

~佐伯さんの「いわゆる節」がさく裂した~


 昨年7月に名古屋で全国研究大会が開催されましたが、引き続き私の任期中でしかも同じ事業年度内に、今度は中日本五会(つまり東海・近畿・北陸・京滋・兵庫の各地域会)の研究大会が、2月21日に開催されました。
 この大会が終了するまでは絶対に風邪をひくことはできないと、体調管理には細心の注意を払ってきたため、そちらの方面ではなんとか持ちこたえたのですが、大会前日、自宅でメガネをはずしてばたばた動きまわっていたところ、ドアの付け根の角に右足を思いっきりぶつけてしまったのでした。激痛が走り、頭の中に「骨折」という文字が思い浮かんだのですが、幸いというかなんというか、右足薬指の裂傷だけで済み(指が2倍くらいに腫れあがってしまいましたが)、足を引きずりながらも何とか当日を迎えることができました。


 当日は、関係者は9時に集合。参加者も順調に集まり、午前中は各部屋でそれぞれ8つの個別テーマで発表が行われました。
 午後のスタートは、私の開催の挨拶の後、増田本部会長の基調講演です。増田会長には、前日も東海会の実務補習所で講演を行ってもらっており、その後夜の食事にもお付き合いいただいていたため、かなりのハードスケジュールになってしまいましたが、出席者約  450名、業界の最新情報をお聞きすることができました。
 その後は「中日本五会 6000人アンケート」の発表で、いよいよ近畿会の佐伯さんの登場です。事前の打ち合わせでは、アンケート結果について、事実だけ淡々と話すという約束だったのですが、「マイクを持ったらこっちのもんでっせ」とばかりに、私見と独断と偏見を交えて大阪弁で約50分間(制限時間は40分の約束でしたが)、佐伯さんお得意の「いわゆる・・・」を連発させて、昔の過激派の演説をほうふつさせる様な大演説を激しく展開させたのでした。35分経過時点で、司会役の花野研修事業委員長が、「あと五分ですぞ」とばかりに、演台の前に立って佐伯さんにプレッシャーをかけたのですが、そんなこと何するものぞ、佐伯節は衰えることを知らず、その後も延々と続いていったのでした。でも、正直いって大変おもしろかったです。


 一呼吸おいていよいよ本日のメインイベント、パネルディスカッションの開始です。テーマは「公認会計士監査の現状と将来」という重いテーマだったのですが、コーディネーターの稲越先生が、中川大臣や佐伯さんを題材にジョークを連発してくれたおかげで会場も和らいだ雰囲気となり、パネリストに対するシナリオにない問いかけもあったようですが、うまくまとめ上げていただきました。皆さん、ありがとネ。
 今回の中日本五会研究大会が無事終了したおかげで、昨年7月の全国研究大会に引き続き行われた私の任期中の大イベントは、とりあえずこれで終了です。責任を果たせてなんとなくホッとした心境です。後は任期終了まで通常業務を流していけばそれはそれでよいのですが、それだけでは面白くないので、またいろいろ考えることにします。

2009年2月25日水曜日

サラカイセン ~255-262~

255.政権の 短さ競う 二世議員


256.みさかいなく 自分の保身に 走る人


257.注意した 本人のせい オレ知らん


258.現職に しがみつくのは いと哀れ


260.就農も 悪くはないぜ 元気出せ


261.兼任も 二つまでだよ 無理するな



262.イチローの 記録に並んだ サラカイセン

2009年2月18日水曜日

サラカイセン ~251-254~

251.大臣に ならなきゃばれない 漢字力


252.渦中(うずちゅう)と 言ってしまった 渦中の人


253.赤ワイン どうやら風邪にも 効くらしい


254.今日も風邪 ちょっと薬を 飲みすぎた

2009年2月17日火曜日

指紋認証PCの問題点

~PCが開けなくなってしまったのだ~


 最近、どこの監査法人もPCの管理には気を遣うようになってきました。紛失でもしようものなら、大変な責任問題になってしまいます。私の場合、PCは所属法人から貸与されているものと、会計士協会東海会から貸与されているものの2台あるため、かなり神経を使います。東海会から貸与されているPCは最新式のもので、中に入るためにはパスワード入力ではなくて、指紋認証方式になっています。
 実は私は大学生時代、東京八重洲口の地下街のレストランで、車の免許を取得するためのお金欲しさに皿洗いのアルバイトをしていたのですが、業務用の洗剤を薄めないで、そのままスポンジに付けて洗っていたため、一カ月も続けているうちに手の表面の皮膚全体が荒れて剥けてしまうという、大変な経験をしたことがあります。その後遺症がまだ残っているためか、毎年冬になって空気が乾燥してくると、掌がカサカサになって皮膚が荒れてしまうのですね。石鹸も合成石鹸ではなくて、皮膚にやさしいせっけんを使っているのですが、特に冬場のゴルフの後は、悲惨な状態になってしまいます。


 今年の冬は、年末年始に自宅でHPの原稿を黙々と書いて(というよりキーボードを叩いて)いたのですが、手が荒れていたため「指紋が照合できませんでした」というつれない返事が繰り返され、なかなかワードまでたどり着けませんでした。何度も何度もトライして、やっとの思いで指紋認証していただいていたのです。
今年に入ってゴルフの始動をした途端、手の荒れがひどくなってしまい、とうとう何度トライしても「そんな指紋の人知らんもんね」ということで、PCに拒否されてしまい、中に入っていけなくなってしまいました。もともと念のため、右手と左手の両方を登録していたのですが、左手はすでにギターダコで指紋がなくなってしまっているため、右手だけが頼りだったのです。
 今回はたまたまPCだったので、東海会のが使えなくなっても所属法人のPCで何とか業務はこなせるのですが、これが例えば自宅の玄関のカギだったらいったいどういうことになってしまうのだ。「優れた防犯システム・指紋錠」などといくら便利さを謳っていても、私のようなケースでは、自分の家に入室できないではないですか。そのへんのところをカギ業者は一体どう考えているのであるか。銀行のATMも指紋認証方式のものがあるようですが、お金をおろせなくなってしまうではないですか。そのへんのところを銀行業界は一体どう考えているのですか。
これが指紋認証ではなくて声紋認証方式だったとしても、風邪をひいてしまってのどがガラガラだったらどういうことになるのだろう。「お~い!おれだよ、おれだってば」と言ってみたとしても、無視されるだけではないですか。
 最新式の車は(確かフーガ)音声認識してくれるようで、例えば「エフエム」と言えばFMラジオがかかるようになっているようですが、発音が悪かったり機械の機嫌が悪かったりすると、なかなか反応してくれないようです。便利になったような気がしますが、何が便利なのかよくわからないですね。


第三四半期の監査も一段落し、暇なことを考えてしまったのだ。

サラカイセン ~243-250~

243.


244.アイファース イファース アイエフアールエス


245.宿泊料 1万2千の 旅館です


246.乗っ取った つもりがいつしか 乗っ取られ


247.あの時は 賛成だったと 今は言い


248.反対を 反対と言える いい社風


249.


250.猫だって いやなものは いやという・・・(言わないけど・・・態度で)

2009年2月14日土曜日

結婚式と藍綬褒章授賞式のダブルヘッダーだった

~おめでたいことが続いたのでした~


 今週は、月曜日が監査役協会中部支部の懇親会へ出席。すでにローテーションで外れてしまった会社の監査役さんに久しぶりに再会して談笑。一日置いて11日建国記念日は、昼が所属する法人の職員の結婚式にご招待いただいており、また夜は前川前東海会会長の藍綬褒章受賞記念式への出席と、なかなか経験できない一日でした。
 結婚式も藍綬褒章授賞式も、私の挨拶が最初でした。挨拶は慣れてきたとはいえ、結婚式の挨拶は、ご両家の人たちにとっては、人生で一番大切で記念すべき式での挨拶ですので、式場で着席し名前を呼ばれるまで待っている間はやはり緊張します。マイクの前に立ってしまえば不思議なもので、比較的落ち着くことが出来るため、今回も何とか無事にこなすことが出来ました。夜にも挨拶があるため、アルコールは控えようと思っていたのですが、目の前にご馳走が並ぶとつい飲んでしまいます。赤ワインをおいしくいただきました。


 結婚式終了後、前川先生の授賞式まで2時間くらい時間があったため、事務所に行って書類を整理し、PCのメールをチェックしよう思ったのですが、キャビネットの鍵をもってくるのを忘れていました。やむを得ず読書。17時少し前にマリオットホテルの会場に到着。前川先生も交流関係が広いため、集まったメンバーはそうそうたる人たちでした。このメンバーの中で私が最初に挨拶しちゃっていいのだろうかと、こちらは結婚式以上に緊張してしまいましたが、堅苦しい話はなしでゴルフの話から始まり、作家の五木寛之さんの本の話で締めました。会場の雰囲気を和らげると言う意味ではよかったのかもしれません。
 挨拶が終わってこれで安心して飲食できると思ったのですが、すでに結婚式でかなり食べていたため、さすがに食事は入りきりませんでした。その代わり飲み物関係は、シャンパンにはじまりビールに赤ワイン、白ワイン、焼酎とほとんど制覇(あまり自慢にならないけど)。


 受賞式の途中で、前川先生を含め大勢のメンバーで三味線の演奏会がありました。以前にエリック・クラプトンがオーケストラを従えてエレキギターの演奏をしていたのをレーザーディスクで見て、やはりちょっと無理があるなと感じたのを思い出したのですが、三味線の演奏を聴きながら、アコースティックギターとのコラボレーションはできないものかと頭の中でイメージして聞いていました。でも、私の好きなフォークソングはどちらかというとしっとりした曲が多いので、三味線の速いテンポの演奏とはなかなかかみ合わないだろうな。でも三味線自体には以前から興味があったので、いつかトライしてみたいと思っているのです。
 授賞式も無事修了。今日一日何とか責任を果たせたと思ってやっと一安心。家に帰ってTVをつけ、サッカーのオーストラリア戦を見たらすでにロスタイム。3分間の観戦でしたが結局ドロー。どっと疲れが出てしまったのでした。来週はいよいよ中日本五会研究大会があります。それまではなんとか風邪をひかないようもちこたえるのだ。

2009年2月3日火曜日

朝青龍の派手なガッツポーズに思う

~日本の国技はもう終わってしまったのか~


 我々公認会計士は、監査でよく子会社や支店に往査するのですが、監査最終日には監査結果の講評会が行われ、各担当者は担当した科目について、どのような監査手続きを実施して、どのような会計処理上の問題点等があったのかを報告することになります。私がまだ若いころは、「何もありませんでした」と発表することは、無能な会計士とのレッテルを貼られてしまうことになるのではないかと思い、この講評会が結構プレッシャーになっていました。従って、監査の過程でどんな小さなことでも指摘事項を見つけたときはほっとしたものです。でも、指摘事項が仮に大きい問題だったからといって、「ウッシャ~!やったぁ!」とガッツポーズをとる事はありません。それどころか、むしろ指摘を受けることで担当者の立場が悪くなりはしないか、上司に怒られるのではないかと心配しなければならないこともあります。


 私は同じ秋田県出身という事もあって、中日の落合監督が好きで古くから応援しており、ロッテ時代から活躍していたのを当時の「プロ野球ニュース」で見ていました。セリーグに移ってからはテレビで応援していたのですが、私は落合選手がいくらサヨナラ打を放っても、ガッツポーズをしたのを見たことがありません。勝負はお互いプロの打者とピッチャーが死力を尽くして戦った結果であり、勝っても負けてもすがすがしい気分で戦っていたのだと思っています。ましてや、打ったからといってガッツポーズをするというのは、全力を尽くした相手に対して失礼だという思いがあったのだと思います。本当のプロは、ガッツポーズなどしないのだ。
落合選手は、デッドボールを受けても、よけられなかった自分が悪いとでもいうように、相手投手を睨み返すでもなく、何事もなかったかのごとく淡々と一塁ベースに向っていきました。逆にぶつけた投手は、戦闘開始とばかりにマウンドから降りてきても、落合選手の態度を見て「オレが悪かった」と帽子を取って謝ります。
 高校野球についても、私は夏の甲子園大会で三沢高校と松山商業が決勝戦で延長18回を0-0で引き分けた試合が行われた頃以前からのファンだったのですが、最近は全然興味がなくなってしまいました。それは、ヒットを打ったり殊勲打を打ったりすると、いつも塁上でガッツポーズをする選手を頻繁に目にするようになってからです。高校野球では「全力で戦った相手に対する思いやり」といったものを教えないのでしょうか。


 ゴルフはどうでしょう。ゴルフはある面自分との戦いです。優勝を左右する場面でロングパットが決まってバーディをとったりすると、おもわずガッツポーズが出るのもいいし、かっこいいなと思ったりします。でも、石川遼選手がプロ初優勝を決めたときは、おそらくタイガーウッズをまねて派手なガッツポーズをしたのでしょうが、あれはやはり周りの諸先輩方のことを考えると、あまり美しくはなかったですね。
そして大相撲の朝青龍です。ずいぶん派手にやってくれました。以前高見山が土俵上でやってひんしゅくをかった事がありましたが、「礼に始まって礼に終わる」という日本の国技にはふさわしくありませんでした。何しろ、大勢の観衆の前で一対一で勝負し、しかも全国の何千万人というテレビ桟敷の視聴者が、二人の全力勝負を見ているわけです。その前で負けた相手を前にして、ガッツポーズはないでしょう。
 今たまたま電車の中で「日経ビジネス人文庫」の「私の履歴書-最強の横綱」編を読んでいるのですが、大鵬など歴代の横綱(双羽黒を除き)はみんな品格がありましたよね。大相撲の歴史が何百年か千数百年かわかりませんが、歴史の重みが大きな音を立てて崩れてしまったような気分です。

あわただしい一ヶ月だった

~今週おいしかったもの~


年が明けたと思ったら、今年もあっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。一月は新年会や賀詞交歓会のラッシュで、今月最後の週も、27日には愛知県会の新年会、29日には地域会会長会議、そして30日には弁理士会の新春賀詞交歓会と、なかなかあわただしい一週間でした。29日には静岡県会の新年会に出席したかったのですが、地域会会長会議と重なってしまったため、残念ながら欠席。愛知県会の新年会は、顧問相談役の先生方がいつもより少なく、例年に比べて比較的若い方々が多かったような気がします。中締めが終わった後、前川先生が「二次会にいく人この指止まれ」とやっていたのですが、止まってしまうと午前様になりそうだったのでそのまま帰宅。


28日は特に協会の行事がない日だったので、自宅にまっすぐ帰ったのですが、味噌煮込みうどんを作ってそれをつまみに焼酎の水割りを飲んでいました。牡蠣と豚バラ肉とねぎをたっぷし投入し、最後に卵を落としてぐつぐつ煮立てると、なかなかおいしい味噌煮込みうどんが出来上がります。「雨漏り」がびっくりするほど浮かび上がっている李朝の徳利を眺めながら、幸せな気分で飲んでいたのですが、先日私のブログの読者からいただいた質問「雨漏りと茶渋の違いについて」を考えていたのです。
湯飲み茶碗でお茶を飲んでいるうちに、茶碗の内側にだんだんお茶がしみこんで出来るのが「茶渋」なわけですが、「雨漏り」は、何十年何百年と徳利にお酒を入れて使っているうちに、お酒が徳利の表面にじわ~っと浮かび上がってくるのをいうのですね(という定義でいいのだろうか?私の持っている李朝の酒器「片口」にも雨漏りがあるのですが、あれは内側にもあるしなぁ)。一般的にはというか、中国や韓国でも、この「雨漏り」が汚いといって毛嫌いされるようですが、これが日本人の持っている「侘び寂び」の感覚にぴったりくるようです。私の徳利には、山々の間から日の出のように朝日がぽっかりと出てくるような「雨漏り」が浮かび上がっており(写真を掲載したらいいのですが・・・)、まさしく私の感性にはまってしまったということなのです。


それはそれとして、今週私が食べたものの中で一番おいしかったもの、それは「ふぐの白子の焼いたもの」でした。鱈の白子は、秋田では「ダダミ」といって、新鮮なやつを生でいただくと大変おいしいのですが、これもうまかったなぁ。もしかして、我が人生の中で初めていただいたものかもしれません。口の中でとろりと溶ける感覚、日本酒にぴったりでした。最近では、一杯のおいしいコーヒーにめぐり合ったり、新しい日本酒と出会ったりすることにでも、人生の幸せを感じるようになってきました。なんとなく先行きの暗い日本経済ではありますが、幸せは身近なところにたくさんあるものなのですね。