~佐伯さんの「いわゆる節」がさく裂した~
昨年7月に名古屋で全国研究大会が開催されましたが、引き続き私の任期中でしかも同じ事業年度内に、今度は中日本五会(つまり東海・近畿・北陸・京滋・兵庫の各地域会)の研究大会が、2月21日に開催されました。
この大会が終了するまでは絶対に風邪をひくことはできないと、体調管理には細心の注意を払ってきたため、そちらの方面ではなんとか持ちこたえたのですが、大会前日、自宅でメガネをはずしてばたばた動きまわっていたところ、ドアの付け根の角に右足を思いっきりぶつけてしまったのでした。激痛が走り、頭の中に「骨折」という文字が思い浮かんだのですが、幸いというかなんというか、右足薬指の裂傷だけで済み(指が2倍くらいに腫れあがってしまいましたが)、足を引きずりながらも何とか当日を迎えることができました。
当日は、関係者は9時に集合。参加者も順調に集まり、午前中は各部屋でそれぞれ8つの個別テーマで発表が行われました。
午後のスタートは、私の開催の挨拶の後、増田本部会長の基調講演です。増田会長には、前日も東海会の実務補習所で講演を行ってもらっており、その後夜の食事にもお付き合いいただいていたため、かなりのハードスケジュールになってしまいましたが、出席者約 450名、業界の最新情報をお聞きすることができました。
その後は「中日本五会 6000人アンケート」の発表で、いよいよ近畿会の佐伯さんの登場です。事前の打ち合わせでは、アンケート結果について、事実だけ淡々と話すという約束だったのですが、「マイクを持ったらこっちのもんでっせ」とばかりに、私見と独断と偏見を交えて大阪弁で約50分間(制限時間は40分の約束でしたが)、佐伯さんお得意の「いわゆる・・・」を連発させて、昔の過激派の演説をほうふつさせる様な大演説を激しく展開させたのでした。35分経過時点で、司会役の花野研修事業委員長が、「あと五分ですぞ」とばかりに、演台の前に立って佐伯さんにプレッシャーをかけたのですが、そんなこと何するものぞ、佐伯節は衰えることを知らず、その後も延々と続いていったのでした。でも、正直いって大変おもしろかったです。
一呼吸おいていよいよ本日のメインイベント、パネルディスカッションの開始です。テーマは「公認会計士監査の現状と将来」という重いテーマだったのですが、コーディネーターの稲越先生が、中川大臣や佐伯さんを題材にジョークを連発してくれたおかげで会場も和らいだ雰囲気となり、パネリストに対するシナリオにない問いかけもあったようですが、うまくまとめ上げていただきました。皆さん、ありがとネ。
今回の中日本五会研究大会が無事終了したおかげで、昨年7月の全国研究大会に引き続き行われた私の任期中の大イベントは、とりあえずこれで終了です。責任を果たせてなんとなくホッとした心境です。後は任期終了まで通常業務を流していけばそれはそれでよいのですが、それだけでは面白くないので、またいろいろ考えることにします。