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2013年7月31日水曜日

アルチュハイマー

~私の事です~


 事情があって6月はほとんど毎日宴会続き。7月に入っても、秋田へ行ったり旅に出たりで、夜はどうしても酒盛りする機会が多くなります。しかも今年の夏は早くから暑い日々が続いているため、ビールが申し訳ないくらいうまいです。

 先日、秋田の小玉醸造から、開業100周年記念の古酒を限定販売するという連絡をいただき10本購入(古酒だから長持ちするでしょう)。また、平成25年の品評会で金賞を受賞したお酒と同じ酒樽からとったという大吟醸を限定発売するという連絡を受けてはまた購入。

ということで、お酒をあまり飲まない人からすると、私などはほとんどアル中に見えるのでしょうね。

 それに困ったことがもう一つ。最近物忘れが激しいのです。人の名前がなかなか出てきません。また、目的があって自宅の中のある場所へ行ったのはいいものの「今何しに来たんだっけ」状態は珍しくありません。こちらは加齢によるものだと思われます

 心配なのは、このままこういう状態が続いたら、もしかしたら自分がぼけ老人になってしまうのではないかということです。アルツハイマーは病気であるため、たとえどんなに頭のいい人でも、どんなに頭を使った人でも、この病に侵される可能性を排除することはできません。幸い、飲酒との関係もわかっていません・・・多分ですが。

 それにしても、目下の私の状況を知る身近な人は、私の事をアルチュハイマーと読んでいるのです。傷つくよなぁ。


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2013年7月29日月曜日

越麻呂「安曇野」を行く!

~エスペランサ農園の可能性~



 いずれ大名古屋ビルに事務所を開業したいと考えているのですが、そのためにはまだまだ時間が必要です。そもそもまだ大名古屋ビル自体ができていないため、今すぐどうこうというわけにはいきません。23年は待たなければならないでしょう。

 税理士法人の設立は、私の場合、親兄弟だけで人員は確保できるため、私が税理士登録をしてしまえば、いつでも秋田発の税理士法人を立ち上げることは可能です。

 でも、それだけでは人生あまり面白くありません。公認会計士だからといってすぐ会計や税務関係の方向へ行くという発想は、私は持ち合わせていないのです。では、私にとって今すぐやらなければならないことは何なのか。それを探すために私は今「安曇野」に来ているのです。

 案内していただいたところは、広い敷地のところに、4件ほどの家が建っているところですが、そのうちの一軒にアポなしで突入。平屋で古民家風の作りで非常にセンスのいい家でした。部屋の中には囲炉裏があり、床は無垢の桜の木を使っています。お風呂もゆったりで、窓からはご自分たちでお作りになった庭園がのぞけました。都会ではとても味わえないようなぜいたくな暮らしですね。30分ほどお話をお伺いしましたが、緑に囲まれて大変環境のいいところでした。

 安曇野あたりは都会からの移住者が大変多いらしく、田舎暮らしの本を何冊か読んだ限りでは、移住を検討している都会人には大変人気のある場所のようです。名古屋からだと、週末だけ過ごすことも可能ですね。「エスペランサ農園」を作るとなると、移住しなければならないため、3年後に大名古屋ビルに事務所を開設するという目的は達成できません。せいぜい家庭菜園程度でしょうか。

 耕作放棄地を借りたりすることはできないのかどうか、このあたりの人に聞いてみたのですが、先祖代々から受け継いだ土地を手放したり貸したりするのには、やはり相当抵抗があるようです。

 安曇野に「エスペランサ農園」というのは、なかなか難しいようです。


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2013年7月26日金曜日

七人の侍で最後に笑ったのは…

~農業を見直すべきではないか~


 最近新聞を読んでいると、農業の記事が多くなってきたような気がします。日本の農業を何とかしたいという気持ちが伝わってくるし、私も興味深く読んでいるのですが、あるべき理想の姿だけが先行していて、現実問題を考えると今やろうとしていることと農家の思いとはなんとなくかけ離れているような気もします。

 農業の競争力を高めるために、農地を集約化して大規模化させて生産コストを下げて価格競争力を高めるということなのでしょうが、しょせん企業の論理を農業に押し付けるという発想にしか思えないのです。田舎の多くの農民は、都会という競争社会の利益追求型モデルは、はっきり言ってお断りしたいと思っているに違いないのです。難しいですね。

 耕作放棄地に太陽光発電をという試みがなされようとしていますが、今の法律だと農地の上にしかパネルを敷くことができなくて、これは今のところできないようです。では、法律を変えて耕作放棄地に太陽光パネルを敷き詰めて発電できるようにすればいいではないかと思いがちですが、太陽光発電を私のような一民間人ができるはずはなく、そうすると結局は大企業の資本が入ってくることになります。アイディアとしては面白いのですが、そうすると耕作放棄地は二度と農地に戻ることができなくなります。難しいですね。

 農業の事を考えると、いつも七人の侍のラストシーンを思い出します。最後に笑ったのは農民でした。この不確実な時代、日本の農業が頼りにされる日がきっと来ると思っています。そのために自分もいろいろ考えてみたいと思っています。難しいけれど面白そうです。


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2013年7月24日水曜日

株と骨董の相関関係

~骨董の値段~


 最近株価が上昇傾向です。私は株はやらないので、日経平均株価が上がろうが下がろうが特に利害関係はないため、そういう面では株価に一喜一憂することはありません。結局株は値上がりすると思うから買う、買えばますます値上がりするということで、単に経済環境の良し悪しだけではなくて、多分に人の思惑といった要素もあるようです。

 それでは骨董の全体的な価格の傾向は、どのようにして決まるのでしょうか。いくつか要素があると思うのですが、株価も当然影響があるでしょう。

 高価な骨董品は、サラリーマンや一般庶民が汗水鼻水流して購入するにしても、なかなかどうして限度があります。したがって、骨董の名品コレクターは、私の思うところ不労所得、すなわち株や土地の売却益を得た時など金銭的余裕のある時に購入意欲が高まるはずで、そんな時に骨董品の価格が上がるのではないかと考えるのです。逆に株価が下落して含み損がどんどん増えてきたときには、骨董品を購入する気はなかなかおきないし、必要に迫られて売却するときもあるでしょうから、安く手に入れられるチャンスも増えるわけです。

 もちろん骨董品も商品ですので、種類によっては流行やはやりすたりは当然あるでしょう。私は当時の事はあまり知りませんが、伊万里ブームになったときはどんどん値上がりしたそうです。そうすると贋物がたくさん出回るようになり、逆に手が出せなくなってブームは去ったそうです。誰か仕掛けた人がいたのでしょうか。

 ブームに乗って骨董で一儲けしてやれと購入する人が増えるから、価格が上昇するという意味では、株も骨董も同じかもしれません。でもお金に苦労しながら集めているささやかなコレクター達にとっては値上がり益が目的ではなく、単に好きだから買っているのであって、あまり一時的な流行で値上がりしてほしくないものです。


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2013年7月22日月曜日

資産除去債務

~人的資産会計と組み合わせてみる~


 今回は資産除去債務を取り上げます。でも「越麻呂日記」は、現代版徒然草ですので、真剣に勉強しようと思っている人は、以下を読まないように。

 さて、会計に携わっている人たちを悩ましているのが資産除去債務会計です。この基準に関しては、基準ができてから実務に適用となるまでの期間が比較的短かったような気がして、導入当初はいろいろ議論があったようです。何しろ見積もりの要素が多くありますからね。

 従来の固定資産の会計処理は、それを取り壊したり原状回復したとき、あるいはそのような意思決定をしたときに、除却に関する費用や必要な撤去費用を未払計上したり引当計上すればよかったのですが、資産除去債務会計基準が導入されてからは、新たに取得する固定資産も、将来除却するときに法令や契約で除却費用や撤去費用・原状回復費用が発生することが明らかな場合、それを見積もって固定資産に計上すると同時に資産除去債務として負債計上します。文章にすると長くなり、わかりにくいです。

 近い将来ならまだしも、10年や20年先の除却費用を正確に見積もることなどなかなか難しいですし、しかも割引計算まで行わなければなりません。見積もりの要素がかなりあり、従来の会計の感覚からすると、見積もり次第で金額が変わってしまうようなあやふやなものを、貸借対照表に資産として計上していいのかという古いタイプの意見もあるかと思いますが、これもIFRSへのコンバージェンスの一環だったのでしょうね。

 さてここでいきなりですが、人的資産会計を導入し、資産除去債務会計と組み合わせてシミュレーションしてみましょう。繰り返しますが、受験生は以下を読まないように。人的資産会計では、会社に勤める人を評価して資産計上します。職員の定着率の悪い会社(いわゆるブラック企業)は、いつやめてしまうかわからないので見積もりが難しいでしょうね。固定資産会計における撤去費用は、人的資産会計においては割増退職金ということになるでしょうか。仕訳します。



(借方)人的資産 ×××(貸方)資産除去債務 ×××


 もしかして場合によっては、次の仕分けが待っているかもしれません。


(借方)減損損失 ×××(貸方)人的資産 ×××


嫌ですな。


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2013年7月19日金曜日

どれだけ読めるか人の名前

~北斗の拳の登場人物?~


 内館牧子さんの本に、「秋田魁新報社」に連載しているエッセイをまとめたものがあります。それを読んでいて考えさせられたのが、子供の名前についてでした。内館さんもほとんどの名前が読むのに苦労するのだそうです。

 私のところには、月に一回地元秋田の情報誌が送られてくるのですが、その中に誕生コーナーがあり、その月に生まれた子供の名前が掲載されています。私もこれがなかなか読めないのです。

 先日新聞を読んでいたら、「お誕生日おめでとうコーナー」があり、新聞の1頁を使って、小さな子供のかわいい写真が50枚くらい掲載されていました。写真の下には名前が書かれているのですが、ほとんど読めませんでした。以下にいくつか例示しますが、読めますか。


・蓮百(れお)
・希羽(のわ)
・珠華(しゅか)
・美姫楠(みひな)
・凛羽(りう)
・樹(いつき)
・七絆(なつき)
・羽南(なは)
・陽依(ひより)
・叶(きょう)



 なかなか大変です。

 私たちの親が付けた名前は比較的わかりやすく、普段お付き合いしている人の名前が読めないということはめったにありません。でももう十数年もすれば、仕事などで名刺をいただいて、「????」状態になる日がいずれ来るかもしれませんね。その頃私はまだ仕事をやっているだろうか。

 それに比べて犬や猫の名前はそんなに変わらないような気がします。犬は「ポチ」「シロ」だし、猫は「タマ」「ミケ」です。

ただ、人の名前でも、上司にあまりにも忠実すぎる人は、周りから「ポチ」などと言われることもあります。注意しましょう。


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2013年7月17日水曜日

日本秘湯を守る会の温泉

~源泉かけ流しの宿~


温泉が好きなので以前から日程的に余裕ができると、よく出かけていました。若いころは蓼科や伊豆、また下呂温泉などによく出かけていたのですが、あるとき温泉雑誌を見ていたら湯布院の「亀の井別荘」のお風呂が大きく出ているではありませんか。私はそれを見て感動し、いてもたってもいられなくなって、その年に湯布院まで出かけることにしたのです。あぁ~、このころは行動力があった。その後湯布院には夏休みを利用してよく出かけたのですが、だんだん軽井沢風になってきたため、行くのをやめてしまいました。

当時は源泉かけ流しなどという言葉はあまり聞かなかったのですが、どこかの温泉宿で、温泉と偽って入浴剤でごまかしていたことが発覚し、それ以来源泉かけ流しの温泉と、源泉を薄めた温泉と、単にお湯を循環させている温泉を厳密に区別するようになったのです。それまでは「温泉宿はメシである」とばかりに、料理のおいしい宿を選んではあちこち出かけていたのですが、循環風呂にはどうも入る気にはならなくなり、安くてもいいから源泉かけ流しの宿を探すようになりました。「温泉のお湯は体にいいんだわぁ」などと言いながら飲む人もいますが、循環だったら最悪ですね。過去に行ったことのあるいい温泉宿でも、後から循環風呂だったことがわかるとがっかりしてしまいます。

 その後、九州の黒川温泉にはよく行っていたのですが、ここ数年は休みをなかなか連続して取れないこともあり、場所的にも遠くてもう行かなくなってしまいました。その代りに最近では、仕事で疲れがたまった時に、メシよりも風呂にこだわって、車で2~3時間くらいで行ける岐阜や長野の源泉かけ流しの温泉宿に行くことにしています。なるべく連泊で観光はいっさいせず、部屋にこもってのんびり時間を過ごすことにしているのです。

 「日本秘湯を守る会」に加入している温泉宿はいいですね。最近気に入っているのは「岩の湯」です。ここは何年か前に予約しようとしたところ、一年先まで予約でいっぱいですと断られたことがありました。2年前、震災の影響もあったのでしょうか、たまたまその日だけ空いていて取れてしまいました。料理も風呂も素晴らしい宿でしたので、その場で一年後を予約。

今年も先日連泊で行ってきましたが、やはり私の中では今まで行った温泉宿の中ではナンバーワンの宿でした。

 次回は冬景色の中で過ごしたいものです。


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2013年7月15日月曜日

T先生のこの一点

~偶然発見したエッセイ~


 「小さな蕾」という雑誌の過去30年分360冊をまとめて古本屋さんから購入したため、今順番に読んでいるのですが、19937月発行の300号記念号」に、私が以前「高麗茶碗の話」で書いたT先生のエッセイが掲載されていました。「私のこの一点」という特集で各方面のコレクターがエッセイを投稿しているのですが、その中にT先生が書いた「悔しさを慰めてくれる逸品」というタイトルのエッセイが掲載されていたのです。布団の中で寝転がって雑誌を読んでいたのですが、思わず飛び起きてしまいました。

 東海地区の公認会計士であるT先生は、初めてお会いした当時は私にとってはなかなか近づきがたい存在でしたが、協会活動をきっかけにいろいろお話しする機会に恵まれました。当時私はまだ骨董には全く興味がなかったのですが、ある日中日新聞に大きなスペースでT先生の特集記事が掲載されていたのを偶然発見したのです。特集の内容は、茶碗を中心としたT先生の骨董コレクションでした。噂ではいろいろお聞きしていたのですが、公認会計士の中にもこのような趣味をお持ちの方がいらっしゃるということの尊敬の念と、新聞で特集されてしまうほどのすごいお方だったのだという驚きで、うれしい気持ちになったのを覚えています。

 私が骨董を始めてから1年ほどたった頃、偶然ある会合でT先生と一緒になりました。何しろ私の周りで骨董の話ができる人は、私の連れ合い以外にはいません。素人同然の私は恥を忍んで、T先生に対して、自分が骨董収集を始めたということを告白してしまったのです。今考えるとこのころの私は、本物と贋物の間を行ったり来たりしている状態だったのですが、T先生は「骨董はきちんとした信頼のできるお店で購入した方がいい」ということで、先生がお付き合いしているお店をご紹介してくださったのでした。おかげさまで今では道を踏み外すことなく、ささやかではありますがこの趣味を継続することができています。

こういう偶然があるので、人生は面白いのです。

T先生に感謝!


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2013年7月12日金曜日

エスペランサ監査法人

~小野寺の言葉が離れない~


 NHKドラマ「監査法人」では、ジャパン監査法人を離れた小野寺が、「エスペランサ監査法人」を立ち上げます。健司と小野寺は、ある会計処理をめぐって認めるかどうか議論になるわけですが、小野寺はつい叫んでしまうのです。「エスペランサは俺のすべてなんだ!」と。私の頭の中に強く印象に残っているシーンの一つです。

 この「エスペランサ」という言葉は、スペイン語で「希望」という意味です。この言葉を、私の今後の人生のどこかで使いたいと考えているのですよ。今のところ選択肢はいくつかあって、

  【「エスペランサ監査法人」を立ち上げる】
 すなわち、「エスペランサ監査法人」を設立し、小野寺みたいに自ら理事長に納まってしまおうというわけです。でも著作権の問題があるでしょうから、NHKさんの許可を得なければならず、これは難しいでしょうね。監査法人を立ち上げるなら、別な名前を考えないと。

  【「エスペランサ税理士法人」を立ち上げる】
 秋田の怪しい税理士(私の弟ですが)と危ないし税理士(私の父親の事です)に、それとなく話を持ちかけたのですが、名前負けするからやめろと一蹴されてしまいました。はじめは小さくても、頑張って大きくすればいいのに・・・。

【「エスペランサ農園」を開園する】
 これは面白そうですね。いわゆる半農半Xというやつです。未利用の耕作放棄地を開拓し、野菜や果物を作るのです。それこそ「希望」という言葉がふさわしいではないですか。ただ、この年になって農業に進出するというのは、体力的に難しいかもしれませんが、何事もリーダーシップを発揮し、人とアイディアを集めれば、いろんな可能性が開けるかもしれません。ただ私の連れ合いは、田舎で「エスペランサ」などと言っても、誰も相手にしないよと言っています。

みんな希望がないなぁ。

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2013年7月10日水曜日

酒壺になっていたいと大伴旅人

~古本の中に同じ蕎麦猪口が~


 2か月ほど前に骨董関係の本をまとめ買いし、また昨年末には19801月号から30年間分、合計360冊の「小さな蕾」を古本屋さんからまとめて購入したのですが、その本や雑誌を一冊ずつ読んでいるのです。
 本は昭和30年代から40年代のものが中心なのですが、昔の人の書く文章は面白いですね。その中に昭和46年に出版された「とくり」「ちょく」というタイトルの2冊の本があります。私の好きな酒器を特集した本です。その中に万葉の歌人、大伴旅人の歌が紹介されていました。

「なかなかに
 人とあらずは
 酒壺に
 なりにてしかも
 酒に染みなむ」

 要するに、「なまじっか人間であるよりは、酒壺になって酒に染みていよう」ということなのだそうです。私自身酒壺になりたいとまでは思いませんが、同じ酒好きとして気持ちはよくわかります。千二百年も前にこのように趣のある人がいたのですね。

 「ちょく」の写真集を眺めていて驚いてしまいました。いつも普段使いにしている蕎麦猪口と同じものが載っているではありませんか。連れ合いによると、1万円前後で買ったということでした。蕎麦猪口は昔から連れ合いがコツコツ集めていたので我が家には十数個あるのですが、もともとたくさん作られていたもので数も無数に出回っているため、この蕎麦猪口が掘り出し物だというわけではありません。今でも価値としては1万円くらいなのでしょう。同じものがいくつかあるにしても、昭和46年の写真集にのっている物を保有しているというのは、それなりにうれしいものです。

未読の雑誌はまだ山ほどありますが、思わぬハプニングに巡り合うのもこれからの楽しみの一つなのです。

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2013年7月8日月曜日

公認会計士の広報…続き

~ガリレオの公認会計士バージョン~

東海テレビで放送された「ガリレオシリーズ」は、毎回とても面白かったですね。東野圭吾さんの作品はずっと以前から読んでいるのですが、ガリレオシリーズだけでなくどの本も大変読みごたえがありますし、感動を味わうことができます。
ガリレオシリーズでもう一つ面白いのはタイトルのつけ方です。一瞬どう読ませたいのか考えるのが楽しみでもあります。

ガリレオのようなクールで頭のいい公認会計士がいて、様々な粉飾事件を見つけてしまうというドラマはいかがでしょうか。


【第一話 粉飾る】
この場合は「つくる」でしょうね。もちろん財務諸表をです。


【第二話 循環す】
もちろん「まわす」。架空循環取引です。


【第三話 監査く】
これは「あばく」と読ませたいです。監査で粉飾を発見します。


【第四話 上場る】
「あげる」。会社を公開させるまでの公認会計士の苦闘を描きたいです。


 ほかにも【隠蔽す】→「かくす」【実査る】→「かぞえる」【審査る】→「はかる」【懐疑う】→「うたがう」などいろいろ思い浮かぶのですが、これではドラマにならないか。

 公認会計士の事を知ってもらうためには、テレビが一番効果があると思うのですが、なかなか難しいですかね。それにしても最近テレビの見すぎだろうか。

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2013年7月6日土曜日

7月6日は公認会計士の日

~公認会計士の広報を考える~

 76日は公認会計士の日です。会計士協会東海会では広報活動の一環として、今年も公認会計士の日に、中日新聞に名刺広告を掲載してもらっています。今年は私も名刺広告をお願いしたのですが、目下旅の最中で名古屋を離れているため、残念ながら見ることができません。

 名刺広告を出すにあたっては、限られた枠の中で自分のオリジナリティを少しでも出したかったのですが、事務所名と名前と住所・電話番号という定型の広告だったため、面白みに欠ける内容となってしまいました。

 公認会計士の広報はなかなか難しいですね。5年前にNHKドラマ「監査法人」の制作に深くかかわった時は、公認会計士の事を世間に知ってもらうためにはこのチャンスを絶対に逃してはならないと、それまでのおのれの公認会計士人生のすべてをぶつけて頑張ったわけですが、その甲斐あってかかなりの評判になりました。このドラマの感想掲示板への書き込みも多数寄せられ、ずいぶん励みになったものです。

 614日の東海会の定期総会の席で、元職場の同僚で今は神戸にある大学で教鞭をとっている公認会計士の方にお会いする機会があったのですが、彼が言うには、生徒の中に中学生のときにNHKドラマ「監査法人」を見て感動して、いま公認会計士を目指していますという人が結構いるのだそうです。うれしいことですね。

 でも最近ではまた公認会計士の事が、世間であまり注目されなくなってきたような気がします。公認会計士は目立ってはいけないという発想では、なんだかこの業界はじり貧になっていくような気がしますが。公認会計士の中からも、その狭い枠にとらわれないスケールの大きな人材が現れて、いい意味でマスコミにでも注目されるような人が出てくれば、もっとこの業界の事を世間にPRできるかもしれません。

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2013年7月3日水曜日

神代欅のギター再び

~プロの写真家に撮っていただきました~

 「流木松のギター」のところで、ギター関係のブログ村に登録しました。おそらく目に見えるところのランクに顔を出すことはないだろうなと思っていたのですが、ところがどっこい、一時思わぬところまでランクインしていました。それに気をよくしてギターの話題をひとつ。

 「越麻呂日記パートⅡ」の出だしのところに書いた「神代欅のギター」です。

  

 今回の写真は、「小さな蕾」の専属プロカメラマンである野村淳さんに、縁あって撮っていただきました。

 千年もの長い間、世の移ろいを見てきたであろう欅の大木が、どのようないきさつでギターに生まれ変わることになったのかはわかりませんが、偶然私のところにやってくることになったのです。そこで、このギターに物語を与えようと思いました。

 この欅の木がまだ若かったと思われる奈良時代に描かれたキトラ古墳の朱雀が、現代に蘇って宇宙に飛び立っていくというストーリーです。そして制作をお願いしたのはもちろん「流木松のギター」と同じく、ヤイリギターのゴッドハンド小池健司さんと、奇跡のインレイ職人加藤穂高さんです。

 なかなか普段弾くことにできないギターではありますが、私にとってはとても大切なギターです。

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2013年7月1日月曜日

越麻呂日記7年目へ突入

~継続は力なり~


私が公認会計士協会東海会会長に就任したばかりのころ、今の事務局長の発案で始めた「越麻呂日記」も、いよいよ7年目に突入します。

もともと公認会計士業界の事を広く世間に知っていただきたいという趣旨で書き始めたもので、公認会計士の魅力を広くアピールするために、会員のページの中ではなく、外部からも閲覧できるようにしました。
12年ぶりに名古屋で開催された全国研究大会の準備の事や、NHKドラマ「監査法人」の制作にかかわった話をはじめ、広報活動の一環としてこの業界の事を取り上げたため、ある程度成果があったのではないかと思っています。

任期を終えた後は、公認会計士協会東海会のホームページから飛び出し、会計にかかわらず自分の思ったこと感じたことを徒然なるままに書き綴ってきたわけですが、途中約一年間の休筆期間等があったとはいえ、書き上げた原稿は前回までで260(そのうち公開は89本)あります。時間があまりない中で、それなりによくここまで書き上げてきたものだなぁとあらためて思います。

これからも、ギターや焼き物の話から、スポーツ・農業等、思いついた話題を徒然なるままに書いてみようと考えています。おっと、もちろん会計の話も。

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