~来年のための拡張工事~
昨日の朝、秋田に移住する前に勤めていた監査法人のゴルフ仲間であるゴルファーYさんから、さっそく「ホールインワンおめでとうございます」の連絡がありました。うれしいですね。
ゴルファーYさんは、今年の全国企業対抗ゴルフ大会に参加し、決勝まで進んで頑張ったようです。私も参加したいのですが、退職しちゃってました。
また先日、ブログを見て「エスペランサ村の収穫物を送ってください」というご要望のあった、東京都杉並区にお住いのHさんから、とても丁寧なお礼の葉書とお品をいただきました。ありがとうございます。
「エスペランサ村の収穫物(特産品といいたいところですが)セット」を、今年は10セットくらいあちこちに配ったのですが、予想外に評判が良かったのが、私が間違って苗を買ってきてしまった「たろんぺネギ」でした。
私の顧問先の農業法人の代表が、来年はネギを作りたいという話をしていましたが、いいんじゃないでしょうか。
さて、今年とてもうまくいって楽しませてもらった畑ですが、楽しかった陰には一応それなりの努力があるのです。努力のことはあまり書かないようにしています・・・あ・・・結構書いていますか。
当初畑の面積は、周りの人たちからは「二人でやるなら30坪もあれば十分だ」といわれていましたが、私たちがそれで満足するはずはありません。それでも200坪くらいで我慢してしまいました。
昨年1年目が終わって、やはり物足りなかったので、もう100坪広げる努力をしたのです。今年収穫を楽しめたのは、昨年秋の拡張工事があったからなのです。
2年目が終わりかけてどうかというと、やはり物足りないのですよ。
「あどはぁ、1反歩以上あるがら、十分だすべ!(もう300坪以上あるので、十分でしょう)」
とFさんは言いますが、到底これだけで満足するわけにはいきません。
今年の春、エスペランサ村の完全無農薬玉ねぎ「シコタマネギ」の写真を見て、私の顧問先の医療法人から、「入院患者の給食に利用したい」というご提案をいただいたのですが、現状の規模では、残念ながら無理でした。
また「エスペランサ村の秋の収穫物セット」も、本当はもっと多くの友人知人身内元職場の同僚ブログの読者会計士協会時代の仲間等に送りたいのですが、今のままでは到底無理です。でも、少しでも近づけるよう頑張りましょう。
ということで、今年も拡張工事です。本業の合間を縫って、1日1時間でも一坪分でも、コツコツ領土を広げていきます。
小さな「サンカクホウ」を振り下ろし、両手で根こそぎ草を引っこ抜いていきます。気の遠くなるような作業です。軍手は土で真っ黒になり、爪にも土が入り込んできます。
しゃがんだままなので、ひざや腰に負担はかかるし、手の指は「ばね指」を通り越し、曲がったまま反らなくなってしまいます。特に右手の中指は重症ですね。ただ幸い、今のところギターを弾いたりゴルフクラブを握る分には差し支えありません。
領土を広げていくのは快感です。人間の悲しい性というかなんというか・・・。
「本日は3坪占領しました!!」
と自分で自分に報告します。
「よしっ!今日はこれまでっ! 明日は北北東に進路をとれ!」
「はっ!了解しました。」
なんて独り言でも言って楽しまないと、とてもやっていられません。
それでも50坪ほど拡張したでしょうか。
これ以上草むしりをやっていては、年内に工事を完了することができなくなる可能性があるため、残りは来年です。
まぁ行ってみれば「工事進行基準」というやつですね。進捗度はしっかり見積もりましょう。
さて今度は草を引っこ抜いた後に、残っていた堆肥を投入していきます。エスペランサ2号・3号の登場です。
いやはやこれも大変な作業です。一輪車で堆肥を運ぶという単純肉体労働、究極の土方仕事ですが、来年収穫している姿を思い浮かべれば、
「何のこれしき」
なのです。
また、本業の合間の気分転換にもなるでよ。
領土は少しづつ拡張されていきます。
努力が報われる瞬間です。
この瞬間を、あなたもエスペランサ村で味わってみませんか。
陰ながらの努力はあまり書かない・・・といいながら、今日はずいぶん書いてしまいました。
~ガシャッと直接カップイン~
今日の秋田カントリークラブでのゴルフ、太平コース8番ショートホール。
出ましたホールインワンが。我が人生初めてです。
「おっ!いいんじゃない」とピンに重なるように飛んで行った打球は、「ガシャッ」と音を立てると、見えなくなりました。
「入った!!」と同伴者。私も両手を広げて万歳です。
今年の夏、同じコースの同じホールで、打ったボールがカップの淵を直撃し、冒頭の写真よりも一回り大きなボール跡ができたのですが、肝心のボールはカップの1㎝横に止まっていました。
その時は、ホールインワンには縁がないのかなと思っていたのですが、ゴルフの神様はご褒美をくれました。今年65回目のラウンドでした。
いやはや、「これだからゴルフはやめられない。」
~試作品製作は続く~
畑はとりあえず大成功で、果樹も順調に育ってきているので、将来的に加工することも考えていかなければなりません。
加工して何を作るのか、「エスペランサ村の特産品」です。
秋田県にあって他県ではなかなか手に入らないものはいくつかあります。「きりたんぽ」や「ハタハタ」がそうです。秋田県の特産品です。
でもそれ以上に多いのが、「他県にはあるけれど秋田県ではなかなか手に入らないもの、食べることができないもの」です。中には「おいしいのに気が付かないもの」もあります。そういったものに着目しましょう。
2年前に名古屋から秋田にUターンしてきた私たちにとって、「秋田にこんなものがあったらいいのになぁ」とか、「これを作ったら売れるだろうにね」などというものがたくさんあるのですよ。
私が住んでいる町には特産品がないと、一昨日の魁新聞に掲載されていました・・・むむむ!
でも同じ魁新聞には今年の夏ごろ、「この町の特産品であるブラックベリーを使ったアイスクリームを佐々木商事で開発した」と、写真入りで新聞に出ていたはずです。頑張ってほしいです。
ほかにもこの町には、「誰にでも喜ばれるのに気が付いていないもの」「もっと一工夫すればブレイクするのに」と思われるものがあります。惜しいですね。
ならばそういったものを、エスペランサ村で作っちゃいましょう。
私がこだわってるのは、エスペランサ村内で収穫できたもので、完全無農薬の収穫物を利用することです。
昨日も私は本業で、上小阿仁村まで出かけていたのですが、その間も堆肥研究家のほうでは、試作品の製作は続きます。私は車で運転中も、いろいろアイディアを考えます・・・危ないですか。
昨日作ったのは、サツマイモの「紅はるか」を原料とした「芋ようかん」です・・・そういえば、前回のブログの「〇〇〇〇ト」は、「オットット」ですか?という読者の方がいましたが、残念ながらはずれです。
レシピには、「芋1キロに対して砂糖100グラム」と書いていたそうですが、砂糖の割合を減らし、「芋1.5キロに対して砂糖45グラム」で作ったそうです。
それでも紅はるかの甘みが勝り、とても甘い芋ようかんができました。固めるのにもう一工夫必要ですが。
アイディアが浮かぶたびに、どんどん試作品を作っていきましょう。
オットット!失礼。
~「ジューンベリー」と「〇〇〇〇ト」~
一昨日役場の産業課からメールがありましたが、どうやら西明寺栗の苗は、エスペランサ村にはやって来ないようです。
そうですか・・・残念です。お手数おかけしました。
栗の苗は、20本ほどお願いしていたのですが、
「わりども、苗の数が限られでるがら、我慢してけれでゃ(もうしわけないですが、苗の数が限られていますので、今年は我慢してください)」
ということなのか、あるいは
「エスペランサ村だがなんだがしらねども、そんたらだ宗教団体みでぇだどごろさだば、おらほの苗だばやるわげにはいがねっす(エスペランサ村などという、なんだか怪しげな宗教団体みたいな名前のところには、われわれの大事な苗を与えるわけにはいきません)」
ということなのかはわかりませんが(後者は冗談。おそらく前者)、いずれにしても譲っていただけないとのこと。
1本くらいいいじゃないという気もしますが・・・なにしろ300年もの長い歴史のある栗ですので、いろいろあるのでしょう。
その日の夜、花や果樹等の苗の雑誌を見ていた堆肥研究家は言います。来年「ジューンベリー」を植えたいと。
他の果樹では見ることのできないような、美しい純白の花が咲くようです。いいですね。
私もその雑誌をパラパラ見ていたら、ズキュ~ン!ときましたよ、衝撃が。
「〇〇〇〇ト」というユニークなフルーツで、鑑賞しても美しいし、食べてもおいしいと書いてあります。
最近海外で爆発的な人気を得ているそうで、とても個性的です。私は見たことがありませんし、おそらく大多数の人もそうだと思います。
さっそくネットで調べてみると、1本1万円もする大苗が、「完売」となっていました。ムムムムムム・・・。なんだかブレイクしそう。
秋田県内には、西明寺の栗のほかにも、「北限のイチジク」があるし「北限の桃」もあります。アケビは確か仁賀保が力を入れています。
300年の歴史がある西明寺の栗に比べ、我がエスペランサ村の歴史はまだ1年半。同じことをやっていてはとても追いつきませんぜ。
柔軟な発想で、県内に今までないものを・・・エスペランサ村の特産品に・・・。
ベンチャー起業家の気持ちが何となくわかってきました。
「〇〇〇〇ト」、これはもう来年やるしかないですね。さっそく苗の購入の準備をしなくては。
~ラズベリーに期待~
ハリル・ジャパンは先日のサウジとの勝利で、何とかワールドカップ出場への望みをつないだ感じですね。それにしてもオーストラリアは、いまいち調子が出ないようです。むしろUAEのほうが怖いのかも。
現在エスペランサ村には、ベリー類の苗が70本植えられています。そのうち購入したのは25本で、ほかの45本は三種町に住んでいる私の果樹の師匠、「ゲンちゃん農園」のGさんからいただいたものです。
ゲンちゃん農園にはベリー類が200本ほど植えてあるそうです。同じく三種町で「じゅんさい沼」を経営している志戸田さんのところの果樹園を見せていただきましたが、ここにはブルーベリーが400本植えてありました。すごい景観でした。
私のところは今のところまだまだかないませんが、エスペランサ村でも200本くらいにはしたいと密かに考えているのです・・・理事会の承認は得られていませんが・・・やるといったらやるのです。
Gさんとブラックベリーの話をしていると、さかんに「シュート」という言葉が出てきます。「サッカー」も。
え?サッカー?シュート?なになにそれ???なんの話?
さっそく「NHK趣味の講座」の本を購入して調べてみると、ありました。
「サッカー・・・親元から離れたところに発生する子株」
「シュート・・・株元や枝から発生する新梢」
なるほど。
では、サッカーとシュートはどう違うのですか?と聞いてみたのですが、答えは返ってきませんでした。まぁ、面倒くさいので、みんなシュートでいきましょう。
ベリー関係は、実が生った枝は枯れてしまい、翌年新しいのが生えてきて実が付くのだそうです。そうですか。シュートやサッカーがたくさんあるのが、元気があっていいのですね。
ではでは、今年植えたエスペランサ村のラズベリーを見てみましょう。
おお!ありました。サッカー君。下の黄緑色の葉が付いているのが、今年新たに出てきたシュート君ですね?いやサッカー君ですか?。
激しく雑草に覆われていた70本の苗でしたが、すべて苗の中心から半径50センチに生えていた雑草を、サンカクホウでワシワシ引っこ抜いてしまいました。
おかげできれいになりましたが、私の手の指はもう、うまく曲がりません。でもシュートやサッカーの区別がつくようになったので、いいですか。
イチジクやアケビとともに、ラズベリーちゃんにも期待しているのです。
~庭で紅葉を楽しむ~
地元の友人に聞いてみたところ、秋田にも紅葉の名所はいろいろあるそうです。本当は、奥入瀬の紅葉を見に行きたかったのですが、結局今年も行かずじまいでした。
名古屋ではそろそろ紅葉が見ごろでしょうね。毎年勤労感謝の日を挟んでの2週間くらいが見ごろで、グリーンロードが大渋滞となり、この時期南山カントリーに行くのに苦労したものでした。
それにしても南山CCの紅葉は見事でしたね。3年前、もしかしたらこの風景はしばらく見ることができないのではと思い、南山CCの紅葉シーンをしっかりこの目に焼き付けてきたつもりでしたが、もう忘れてしまったので、来年以降また行くことにしましょう。
エスペランサ村の「村の集会所」のある庭の紅葉も、植えた樹がしっかりしてきたせいか、今年はなかなか見事でした。
この木はなんでしたでしょうか。赤い実がなっています。
そして「ムラサキシキブ」
これはおまけ。
庭に植えた山の樹がさらに成長してくれば、もっと見ごたえのある紅葉になることでしょう。
庭を造ってくださった福岡造園さんに感謝です。
~イチジクはやっぱり生がいい~
覚王山に住んでいるときは、イチジクの時期が待ち遠しかったです。そしていったん出始めると、毎日のように食べていました。台所でむしゃむしゃと。
ところが秋田では、イチジクは甘露煮にして食べるようで、生のイチジクはあまり売っていません。たまに見かけて買ってみても・・・熟す前で・・・あまり・・・なのです。
ということで、イチジクが大好きな私は、昨年今年とイチジクを植えました。約25本です。種類も豊富だし、まぁこれだけあれば熟したのをその都度好きなだけ食べることができるでしょう。
イチジクの苗木は、カミキリムシ対策も無事乗り切り、順調に育っています。来年か再来年くらいには、たくさん収穫できるでしょう。
でも、今年も少しですが実がなりました。本来であれば、木そのものに栄養を与えなければならないので、今年できた果実は早めに摘果してしまえばいいのでしょうが、もったいなくて摘果できませんでした。
そして熟したのをその都度採ってきて食べていたのですが、おいしいですね。今日収穫してきたのがこれ。
名古屋で食べていたのとは種類が違うようで、かなり濃厚です。種類は・・・忘れました。
「なかなかやるじゃない」
と、ハナちゃんも言っています。
~今年も吊しました500個~
「せんべいプレス機にはどんなのがあるかな?」などとネットで調べて、ふと顔をあげると、目の前には干し柿がありました。第一回目につるした柿です。
外から見ると、こんな感じ。
エスペランサ村にはもともと柿の木が1本ありました。
なかなか色っぽいカキの木で、毎年きれいに周りの草を刈ってあげて、堆肥をきちんと与えているので、今年もとてもいい実がなりました。
そして二回目の皮むきです。
これも干し柿にしましょう。全部で約500個。手の皮もむけてしまいそうです。
もちろん生柿用も。こちらは収穫した日付をつけておきます。
「柿のヘタ」に焼酎をつけると、とても甘いカキになります。なぜでしょうね。「柿のヘタ」・・・一瞬骨董茶碗を思い出しましたが、また病気が始まるので頭から消し去ったほうがいいですね。
一昨年仮住まいの家に住んでいた時、軒下に干し柿をつるしていたのですが、その後冷蔵庫に保管しておいてしばらくするとびっくり。白くなっています。
何も知らない私は、「わぁ~~!カビが生えてしまった」と慌てたのですが、これはカビではなくて、糖分が白く浮き上がってきたものだそうです。
そう思うとなんだかとても趣のある干し柿に思え、「淡雪」と名付けました。
エスペランサ村ブランド第一号でした。とてもおいしいです。
そして昨年。エスペランサ村の敷地内の柿のほかに、Fさんの実家からも柿を採らせていただいて、大量に干し柿をつるしたのですが、気温が下がらずしかも秋の長雨にたたられて、残念ながら「淡雪」にはなりませんでした。
さて今年はどうでしょう。天気を見ながら、翌日晴れて気温が低いと思われる日を狙って柿をむきました。今年は初雪も降り、昨年より寒いです。
きっといい「淡雪」になるでしょう。
~鍋物にどうぞ!~
昨日今日と、東京や由利本荘から感動のメールが寄せられています。今日は名古屋方面にもワンセット送りましたでね。
本当はあちこちにたくさん送りたいのですが、何しろ「大規模家庭菜園」ですので数に限りがあります。すみません。来年はもう少し増やしますけん。
シイタケの評判ももちろんいいのですが、意外というか評判がいいのが「たろんぺネギ」です。
昨年もネギを植えたのですが、なにしろ初めてでしたので、植え方すらろくにわからない状態でした。それでもそこそこのネギが収穫できたので、今年も喜んで苗を買ってきたのでした。選んで買ってきたのは私です。
ところが、私がいそいそと買ってきたネギの苗は、当初考えていたネギとは違う苗だったようです。
そんなこと言われても、わかりませんがな!
でもせっかく買ってきた苗でしたので、植えてみました。昨年は寝かせるようにして植えたのですが(そういわれたので)、今年は試しに立てて植えてみることにしました。
今年植えたネギは、どうやら鍋物用のネギだったようですね。写真では土に隠れていてわからないのですが、白い部分がやたらに太いのですよ。
ラーメンやそば・うどんに入れるにはちょっと太すぎるんじゃにゃいの?
と、タロニャンは言いますが、分葱やアサツキも植えているから大丈夫。
たろんぺネギは、鍋物のほかにもすき焼きに、あるいはそのまま焼きネギにしてもOKです。
冬にはもってこいのネギなのでした。