エスペランサ村は7~8割方更地なのですが、奥のほうに行くと、そこは雑木林となっています。雑木林には、「山桜」や「栗の木」などが生えているのです。写真の中央が栗の木です。
いつもは遠くから眺めているだけなのですが、今回の草刈りで栗の木の近くまでたどり着くことができました。それで、思い切って雑木林の中にまで入っていったのですが、そこは全く別世界でした。
下から大きな栗の木を見上げてみます。
写真を取ったときは曇り空だったので、うまくあらわすことができないのですが、青天のときは栗の木の葉のあいだから木漏れ日が降り注ぎ、まるで湯布院の「玉の湯」や「亀の井別荘」の近辺のような雰囲気です。この景観を見過ごすことはできません。絶好の安らぎスポットです。
ところが、雑木林の地面一帯は笹に覆われ、栗の木の手前には「にせアカシヤ」がはびこっています。これは幹から枝まで全身トゲだらけの強敵です。そのうえ、栗の木の周囲には孟宗竹が進出して栗の木の領域を浸食しようとしていました。何とかしてあげましょう。
さっそく堆肥研究家が、刈り払い機をかついで、竹やぶの中に入っていきます。手前には、私がのこぎりで切り倒したにせアカシヤの木が何本も倒れています。大丈夫だろうか?
竹に覆われた狭い中で、刈り払い機を使うのは危険ですが、堆肥研究家はひるまず突き進み、どんどん笹を刈り取っていきます
しばらくすると、栗の木の全容が現れてきました。
問題は、切り倒したにせアカシヤの置き場所です。にせアカシヤの鋭いトゲトゲは、油断するとすぐに手やふくらはぎに突き刺さってきます。あぶないので、敷地の端っこにまとめておくことにしました。
堆肥研究家は、おもむろに切り倒したにせアカシヤの木に近付き、
グイッとニセアカシヤの木の幹を持ち挙げると(分厚い皮の手袋をはめています)、
村の境界に向けて、引きずりはじめました。
ずるずるずるずる・・・
「シェ~ン!カムバァ~ック!!」
映画のラストシーンを思い出しました。