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2009年2月3日火曜日

あわただしい一ヶ月だった

~今週おいしかったもの~


年が明けたと思ったら、今年もあっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。一月は新年会や賀詞交歓会のラッシュで、今月最後の週も、27日には愛知県会の新年会、29日には地域会会長会議、そして30日には弁理士会の新春賀詞交歓会と、なかなかあわただしい一週間でした。29日には静岡県会の新年会に出席したかったのですが、地域会会長会議と重なってしまったため、残念ながら欠席。愛知県会の新年会は、顧問相談役の先生方がいつもより少なく、例年に比べて比較的若い方々が多かったような気がします。中締めが終わった後、前川先生が「二次会にいく人この指止まれ」とやっていたのですが、止まってしまうと午前様になりそうだったのでそのまま帰宅。


28日は特に協会の行事がない日だったので、自宅にまっすぐ帰ったのですが、味噌煮込みうどんを作ってそれをつまみに焼酎の水割りを飲んでいました。牡蠣と豚バラ肉とねぎをたっぷし投入し、最後に卵を落としてぐつぐつ煮立てると、なかなかおいしい味噌煮込みうどんが出来上がります。「雨漏り」がびっくりするほど浮かび上がっている李朝の徳利を眺めながら、幸せな気分で飲んでいたのですが、先日私のブログの読者からいただいた質問「雨漏りと茶渋の違いについて」を考えていたのです。
湯飲み茶碗でお茶を飲んでいるうちに、茶碗の内側にだんだんお茶がしみこんで出来るのが「茶渋」なわけですが、「雨漏り」は、何十年何百年と徳利にお酒を入れて使っているうちに、お酒が徳利の表面にじわ~っと浮かび上がってくるのをいうのですね(という定義でいいのだろうか?私の持っている李朝の酒器「片口」にも雨漏りがあるのですが、あれは内側にもあるしなぁ)。一般的にはというか、中国や韓国でも、この「雨漏り」が汚いといって毛嫌いされるようですが、これが日本人の持っている「侘び寂び」の感覚にぴったりくるようです。私の徳利には、山々の間から日の出のように朝日がぽっかりと出てくるような「雨漏り」が浮かび上がっており(写真を掲載したらいいのですが・・・)、まさしく私の感性にはまってしまったということなのです。


それはそれとして、今週私が食べたものの中で一番おいしかったもの、それは「ふぐの白子の焼いたもの」でした。鱈の白子は、秋田では「ダダミ」といって、新鮮なやつを生でいただくと大変おいしいのですが、これもうまかったなぁ。もしかして、我が人生の中で初めていただいたものかもしれません。口の中でとろりと溶ける感覚、日本酒にぴったりでした。最近では、一杯のおいしいコーヒーにめぐり合ったり、新しい日本酒と出会ったりすることにでも、人生の幸せを感じるようになってきました。なんとなく先行きの暗い日本経済ではありますが、幸せは身近なところにたくさんあるものなのですね。