~無花果の被害~
先日の豪雨災害の後、農園の被害状況を確認しに行きました。
雨もすごかったのですが、風がかなり強かったので、まだ十分幹が太くなっていないマルベリーや無花果の幼木が心配でした。
無花果は、実をつけ始めて重くなっている枝が何本か折れていましたが、まぁ何とかなるでしょう。
立派な無花果の樹が並んでいる区画に行ってみると、なにやらいつもと景色が違っています。
見慣れない枝葉が鬱蒼と生い茂っているではありませんか!
こんな木、植えたっけ??
なんだこれなんだこれなんだこれ…。
周りをぐるっと見渡してみると、なんと…15メートルはあるかと思われる大きな木が横倒しになって、無花果の樹に覆いかぶさっているではありませんか。
しかも倒れているのは2本!
隣との境界にある木でした。
とても自分一人で動かせそうもありません。頭の中が真っ白になってしまいました。
どうすんの…これ…。
考えても先に進みそうもないので、とりあえず両手を使う大バサミで、枝を少しづつ切っていきます。
切り落とした枝を運ぼうとしたところ、指に激痛が走りました。
なんと…棘!
倒れたのは、ニセアカシアの大木だ。
そういえば移住当初の開墾時、ニセアカシアがたくさん生えていたのでした。
すでに落葉した木をのこぎりで切って、運んで行ったのを思い出しました。
(下の画像は2014年当時のもので、今の無花果園のあるところ)
今回倒れた木はこれよりもはるかに太く大きく、今の時期なので枝葉が鬱蒼と生い茂っています。
(2014年秋、ニセアカシアの木を片付ける堆肥研究家~棘を通さない手袋を着用~)
倒れた木を、大バサミと小さなのこぎりを使って、自分で動かせそうな大きさに切っていきます。
横倒しになっている木は、のこぎりで切り進んでいくうちに木がしなるので、のこぎりの刃が挟まってしまい、抜けなくなるのです。
汗だくになりながら倒木と格闘し、なんとか無花果から撤去。
被害があった樹は3本。
主枝が何本か折れていましたが、主幹は大丈夫でした。
収穫量が減りますが、生きています。
今後のことを考えると、どうやらチェーンソーが必要なようですね。
他の無花果を見回してみたところ、カミキリムシの新たな侵入跡をいくつも見つけてしまいました。
一通り処置を終えたつもりでしたが…
いまのカミキリムシ対策は、後追いでの作業なので、こうなるのはわかっているのですけどね…。
本来は毎日見回りを行い、見つけ次第処置するべきなのですが…時間がないのよ。
里山の対決…本当の勝負は、これからです。
半農全Xの兼業農家は大変なのだ。