自宅に手紙が届きました。昨年6月まで同じ職場にいた方からでした。退職後も何回かお会いしたり飲みに行ったこともあったのですが、無事に活躍していたようでしたので、安心していたのです。さてなんだろうと思って早速中身を取り出して見たところ、「税理士法人設立のお知らせ」でした。うれしかったです。
退職すると聞くと、決まって「なぜ?」「どうして?」「何かあてがあるのか」と聞いてみます。そして、従来は大抵「ちょっと待て」と引き留めていたのですが、その頃は私の考えも変わっていました。
名古屋事務所長をやっていたときは、私のところに「実はお話がありまして、時間を…」とくると、たいていが「退職の相談」か「結婚の報告」でした。当時事務所は右肩上がりで急拡大していた時期で、人手不足で困っていただけに、そういう話があるたびに、「どっちだ」と緊張したものでした。
名古屋事務所長をやっていたときは、私のところに「実はお話がありまして、時間を…」とくると、たいていが「退職の相談」か「結婚の報告」でした。当時事務所は右肩上がりで急拡大していた時期で、人手不足で困っていただけに、そういう話があるたびに、「どっちだ」と緊張したものでした。
本人が目的意識をもって「やめる」と決断したのであれば、それを尊重してやるのが大切だと思います。一回しかない人生ですので、自分のやりたいようにやるのが一番です。どうしようか悩んでいるのであれば、相談には乗りますが、本人がこれからもっと広い世界で羽ばたこう、飛躍しよう、あるいはほかの事に挑戦しよう、もしくはもう今の仕事は嫌だと感じているのに、無理やり引き止めるのは、引き留める側の都合にしかすぎず、無責任だと思うようになりました。
最近は、今まで培ってきた知識や経験を生かして、「クライアントにいろいろアドバイスを提供し、クライアントに喜んでもらえる仕事がしたい」というケースが多いようです。「頑張れよ」と心から声をかけて送ってあげればいいと思います
私も励みになります。