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2016年2月18日木曜日

いつかは税理士法人

~公認会計士協会から聞いた話~


 一昨日からいよいよ確定申告が始まりましたが、ちょうどその日は秋田市役所での無料相談会に出席したのでした。13時から16時まで1人30分の予約で、フルに6人の相談を受けたのですが、そのうちの4人が相続税の相談でした。複雑な案件ではなかったのですが、やはり相続税のことを心配されている方は多いですね。


 今日の魁新聞に、税理士や税理士法人の広告が掲載されていました。我々税理士にとっては今が仕事のピークです。


 兼業農家にとって、税理士という職業は本当にありがたい職業ですね。農作業ができない冬の時期、年末調整償却資産税の申告、それに個人の所得税の確定申告と、税理士は大忙しです。


 私などはそのほかにも、法人決算で12月決算・1月決算、それに2月決算会社のお客さんもありますので、この状況はしばらく続きます。そして春がやってくると、農作業が始まるわけです。いい職業を選びました。要は年がら年中忙しいということです。でも、それって本当にいいのかどうか・・・あぁ・・・。


 いずれ将来秋田に帰ることがあったら、秋田で税理士法人を設立したいものだと、監査法人在職中から考えていました。


 エスペランサ税理士法人(名古屋にあるようですね)はどうかと尋ねると、「秋田ではそんな名前だけ大きい事務所名はやめたほうがいい」とか「秋田でエスペランサなどといっても新興宗教団体だと間違われるだけだ」などと、批判を浴びてしまったわけです。


 名前は全国組織である「朝日税理士法人」でもいいし、私の名字を冠した税理士法人でもいいし、まぁそんなことをずっと前からいろいろ考えていたわけですよ。


 越麻呂公認会計士事務所は、現在秋田市の仁井田というところにあります。エスペランサ村の自宅からは、秋田駅をはさんで向こう側にあるので、車で45分かかります。


 これを例えば「秋田駅の東口」付近に事務所を構えたとすると、車で30分です。


 名古屋に住んでいた時は、覚王山の自宅のマンションから事務所のあったルーセントタワーまではちょうど30分でしたので、同じ時間距離です。長久手から名古屋駅まで車で通うような感覚でしょうか。車の運転が好きなので、ちょうどいいですね。


 税理士法人を設立した場合に解決しなければならない課題は、「税理士法人は監査ができない」ということでした。


 例えば私が税理士として税理士法人を設立し、税理士法人のパートナー(この場合、出資者で責任者のこと)として顧問先に税務業務を提供します。そして一方で同じ人(私のことですが)が、公認会計士として税理士法人の職員に補助者として仕事を手伝ってもらい、監査業務を提供するというのは実質的にできないのではないかと考えていたわけです。


 私の感覚では、何やら脱法行為のような気がして99%無理ではないかと考えていたのですが、無理を承知で公認会計士協会に問い合わせしました。


 会計士協会内部でもいろいろ検討したようで、三日後くらいに回答がありましたが、「可能」なのだそうです。「えっ!」と思いましたね。しかも、公認会計士事務所と税理士法人が同じ住所のところもあるのだそうです。部屋を分けるなど工夫はしているのでしょう。


 そうですか、可能ですか。


 10月末に税理士法人設立のお誘いを受けたのですが、いろいろあってその話は残念ながらあまり進展はしませんでした。結構「インパクトのある税理士法人名」を考えていたのですが。


 春になると私もまたあちこちに出没することになります。自分の事務所の仕事をもう少し増やすことが先決でしょうね。


 そして近い将来、秋田駅の東口あたりに「越麻呂公認会計士事務所」あるいは「〇〇〇税理士法人」などといきたいものです。