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2025年8月16日土曜日

過保護でなければ育たない

 ~試行錯誤の結果の69本~



 春先無花果の挿し木を158本行った結果、すべての挿し木から芽が出てきました。



 さすが俺!…と思いましたけどね。


 後は自然環境に慣らすためにほったらかしにしておきました。


 その後4月と5月は経験のないような「日照不足連日低温大雨台風並暴風異常気象現象」で…


 さらに6月と7月も経験のないような「名古屋超高温連続雨無外天気予報神頼大汗砂嵐熱中症危険状態」が追い打ちを掛けます。


 そのため、せっかく芽が出た挿し木が毎日5本、10本と枯れていくではありませんか。


 焦りましたなぁ~。

 

 以前ある本に、「農作物は自力では生きていけないので、丁寧に人の手をかけてあげなければならない」と書いてあったのを思い出しました。


 雨の日は全部軒下に移動させ、日照りの日は木陰に移すという作業を繰り返し、鉢増しできたのは69本。



 鉢増し後は毎日水の管理を行い、今では安定期に入ったようです。



 昨日支柱で誘引し、剪定摘心肥料やりを行いました。


 苗木を欲しいという人が3人いるので66本!

 冬を無事乗り越えることができれば、来年植えることができるでしょう。


 ということで…試行錯誤の結果…


 わかってしまったのですよ! 

 

 挿し木で苗木を育てる方法を。


 剪定枝はたくさん採取できるので、来年はとりあえず500本くらい作ってみましょうか。


 路地植えする場所がなくても鉢植えなら場所はとらないし、1本の鉢から無花果の実を10~20個くらいは収穫することは出来ます。


 カミキリムシにやられた分は、鉢植えの分から補充していけばいいでしょう。


 それにしても…挿し木は…実に面白い!






2025年8月12日火曜日

スイカ

 ~11.4キロの大玉だった!~



 今朝は雨がシトシトと降っていました。

 こういう降りかたを「そぼ降る」というのでしょうね。


 そぼ降る…


 大学の1年か2年でまだ10代のころ…友人と二人で音楽活動をしていて、かっこつけてギターを抱えて大学に通っていたころ…


 「雨のそぼ降る日曜日」


 という曲を作りました。


 確か場所は渋谷にある音楽プロダクションだったと思うのですが、この曲でオーディションを受け見事に落選。


 「やれるだけのことはやったのだ!」


 と、おのれを納得させて、ずっと夢見てきた音楽への道を断念。

 公認会計士試験へと突っ走るきっかけとなった思い出深い曲です。


 今朝の雨で、学生時代の1ページを思い出したのでした…。



 昨日、椿台コースで30台が出て、気をよくして自宅に戻ると、大きなスイカがありました。




 ゴルファーでボーラーで兼業農家でもあるTKさんが届けてくれたそうです。


 計ってみると11.4キロ。



 でかい!

 どうやって切ったらいいだろうか…。


 もう一つは黄色いスイカ



 珍しいですね。

 栽培が難しい高級品種で、金色羅皇(こんじきらおう)というそうですよ。


 「金色」のファルコに北斗の長兄「ラオウ」とくれば…

 おそらく命名者は「北斗の拳」の愛読者に間違いないでしょう。


 甘くてシャリシャリしていてとても美味しいです。


 吉田拓郎の「夏休み」という歌を思い出しました。


 ♪ スイカを食べてた~ 夏休み~ ♪

 ♪ 水まきしたっけ~ 夏休み~ ♪

 ♪ ひまわり 夕立 蝉の声 ♪ 


 昔の歌はわかりやすくてよかったなぁ~。






2025年8月5日火曜日

無花果の樹70本撤去する!

 ~クマとカミキリムシのダブル被害~



 近くの林からカミキリムシが飛来してきて、わが農園の無花果に被害を及ぼします。


 カミキリムシの幼虫は無花果の中に入って食い荒らしていくため、表面からは見えないのが厄介なところ。


 カミキリムシが中にいると思われる痕跡(小さな穴)を注意深く見つけ、針金を差し込んでホジホジして穴を広げ、園芸用キンチョールの細いノズルを穴に差し込んで液体を噴霧して退治するのです。


 跪いたり地面に寝転んで仰向けになったりの作業で、集中力と根気が必要なのですね。


 この作業を毎年やっていました…2年前の9月、クマに無花果の主幹を7本へし折られるまでは…。


 カミキリムシの幼虫の撤去作業を行っていたら、クマが近くに現れても、襲われるまでは気が付かないでしょう。


 クマの被害以降、カミキリムシ対策ができなくなりました。

 と…あっという間に無花果の樹が食い荒らされ、枯れていきます。


 昨年の春と秋で、移住して最初に植えた無花果を中心に約25本ほど撤去。

 今年の春と夏ですでに20本程撤去。


 無花果園の景観が変わりました。


 被害を受けている無花果の樹はまだあり、今年の収穫が終わったら撤去しなければならないと思われる樹も、見たところまだかなりあります。


 クマの被害とそれを受けてカミキリムシの被害が重なり、通常はここで「無花果は撤退」ということになるのでしょうが…


 撤退できないのです。


 理由は二つ。


・にかほの無花果が北限の無花果を名乗っていることが納得できないのと

・今年植えた無花果の苗木30本を含め、ここ3年くらいで100本新たに無花果を植えていることです。


しかも…


・今年トライした無花果の挿し木が試行錯誤の末うまくいき



 挿し木で苗木を増やすノウハウをしっかり学習してしまったのですよ。



 70本撤去しても、1~2年待てばまた元の景観を取り戻すことができるでしょう。


 来年は挿し木を倍以上に増やし、無花果中心の農園にリニューアルしようと考えています。


 拙ブログで何回か書いている「農園のリニューアル」というのは、無花果が主役の農園への転換のことなのです。






2025年8月1日金曜日

クマ捕獲のニュース

 ~バックホーで緩衝地帯を造れ!~


 越麻呂日記「日記」を名乗っていながら、7月16日以降2週間以上もブログを更新していないのはいかがなものか…



 という「いかがなものか問題」を受け、久しぶりの更新です。


 どこかの農園に設置されたクマのおりに、どうやらクマが入ったそうですね。



 大きなクマらしく体長は約1.2m。丸々と太っていたそうです…毛並みもよさそうだったらしいし…。


 ということは…もしかして、わが農園のマルベリーブルーベリーを食い荒らしていたクマかも。



 このままだとまともな社会生活を送ることもできないし、農園はもう閉鎖だぁ~~!と思っていたのですが、気を取り直していきますか。


 ただ、近くの公園周辺に頻繁に出没しているクマとは別の個体のようで、まだまだ安心はできません。



 クマ対策を個人で行うのは無理だし、電気柵を設置するにしてもコスト的に割が合いません。


 自分でできることといえば、緩衝地帯を造ることくらいでしょうか。


 我が農園は、居住区も含めてですが約8千坪、2.6ヘクタールあります。


 果樹はクマの生息エリアぎりぎりまで植えているため、農園の周囲の藪をバックホーで撤去するといっても、おそらく7~8百メートルくらいの範囲にわたって藪をなぎ倒していかなければなりません。


 一日や二日じゃ無理。この暑いのに…大変な作業です…。


 エアコンの効いた部屋で、会計監査の仕事をしていたころが懐かしいですが…


 もう後戻りできないしなぁ…。


 やるしかないでしょうね。






2025年7月16日水曜日

クマのリスク高まる

 ~ヤマユリが咲いていた~



 久しぶりの雨です。まさしく恵みの雨!



 ヤマユリが咲いていました。



 ねむの木の花も



 今日は35度の予報。

 畑の水やりだけで2時間ほどかかります。



 事前にケートラを畑の近くに寄せ、爆竹を鳴らし、ポケットにはクマよけスプレーを入れ、あたりを注意深く見ながらの作業…。



 なぜこんなことまでして…。と思いますが、



 ①わが農園の第2果樹園で、マルベリーやブルーベリーが被害を受けた。



 ②近くの町内でクマが目撃されたと有線で注意喚起の放送があった。後で状況を知る人から聞くと、クマが直立して両前足を家の壁にかけて中の様子を窺っている様子だったとのこと。しかも日中での出来事。



 ③お隣の名犬ラッキー君が深夜2時頃にやたら吠えるので、お隣さんが様子を見たら家の向の道路のカーブミラーのところにクマがいた。私の自宅の庭からも十数メートルの距離。



 ④今年のブナは、農園がクマに荒らされた2年前と同様大凶作だそうです。2年前に被害があったのは9月以降ですが、今はまだ7月。



 ⑤クマはすでに無花果やポポーの味を覚えていて、わが農園に来れば食べ物があることは学習している。



 こんな状況では、無防備に水やりなどできませんよ。



 鉢上げした無花果は第2果樹園に植え、



 無花果・マルベリー・ポポー・ピンクレモネードの4本柱で特産品作りに利用したいと思っていたのですが…


 クマが捕獲されるまでは、安心して農業に従事できません。



 ブルーベリーの実は、第2果樹園は断念し、小屋のそばに植えてある35本だけからの収穫に限定。



 農園の将来像が見えなくなりました。






2025年7月14日月曜日

すったげニンニク収穫

 ~クマのリスクをできるだけ回避する~



 クマになめられてたまるか…などとは決して言いません。


 話の分かる相手ではないし、最近のクマのニュースを見るとぞっとします。


 万が一クマに襲われた場合、仕事やゴルフは二度と出来なくなるかもしれないし、ギターも弾けないしブログも書けないかもしれません。


 リスクは可能な限り回避し、回避できない場合はやらない!


 越山農園リスクマネジメントなのです。


 ということでニンニク…。

 越山農園のブランド「すったげニンニク」です。


 ところが…今年のニンニクは、クマエリアに一番近いところに植えてあります。


 必死にニンニクを引っこ抜く作業に集中していると、クマが近くに来ても気が付かないでしょう。


 どうする?


 ご近所のKさんが、乗用草刈機で畑の周りを走って草を刈ってくれるようです。


 「明日の朝、6時から乗用やるす!」とKさん。


 「んだすか!助かるにゃんこ(そうですか!ではでは…私はニンニクを収穫します」と私。


 爆竹も使用し、無事収穫することができました。

 なぜかニンニクは毎年出来がいいのです。



 堆肥研究家が手作業でニンニクのひげを切り落とし、均等に長さを調整して束にして、家軒下に吊るします。



 いつもの光景です。



 収穫したてのニンニクは、素揚げにして塩コショウを振りかけて食べるとビールのつまみにピッタリ!


 ニンニク農家の特権なのです。







2025年7月9日水曜日

無花果の挿し木ー鉢上げ

 ~とりあえず18本~


 腰の状態が少しづつですがよくなり、ようやく前かがみの姿勢をとることができるようになりました。


 ということは…ゴルフのアドレスを取ることができるということ。


 後は腰に負担をかけないように固定し、右肩主導で肩を大きく回してスイングアークを大きくとり、いつもよりボールを少~~し長く見てゆっくり振る!


 腰が悪い分、シャフトの硬さは少し柔らかめがいいでしょうか…。



 さて無花果の挿し木の鉢上げをやらなければなりません。


 モノタロウに鉢を注文したのですが、届くのを待つ間とりあえず手元に保管してあった18個の鉢を利用します。



 6号のスリット鉢がちょうどいいそうで、大きすぎる鉢は水はけが悪く枯れるリスクが高くなるようですが、水の管理をしっかりやって大きく育てるのです。



 いい苗木になったにゃんこ。




 第2果樹園マルベリーはクマに引き裂かれて



 あちこちこんな感じですが…



 


 あきらめのわるい性格なので…


 やれることだけはやってみましょう。






2025年7月7日月曜日

第2果樹園閉鎖!

 ~ブルーベリー園が荒らされる~


 三日前、腰を傷めて農作業ができない私は、ブルーベリーを収穫。

 約2千個収穫できました。


 気をよくして「今日は3千個だぁ~」と意気込んで出かけてみてびっくり。


 第2果樹園に植えてあるブルーベリーの枝が何本も折られ、地面には無数のブルーベリーの実が散乱していました。


 なにこれ…?

 言葉も出ません。


 ムクドリかカラスにやられた可能性も考えました、こんな荒らし方はしないはず…。


 ご近所の方から第2果樹園近くでのクマの目撃情報を入手したので、再び役場に連絡。


 夕方役場の方と第2果樹園に様子を見に行ってみると、ブルーベリー区画の入り口付近に大きなクマの糞が…


 今朝はなかった新しい糞です。

 ということは…クマは日中に来てる!!


 まるで自分の縄張りを主張しているように見えます。

 朝大量に散乱していたブルーベリーの実は、かなり量が減っていました。


 クマは自分の食糧だと思ってるものに人が近づくと襲ってくるそうですね。


 よく見渡すと、マルベリーの樹の被害も拡大しています。


 第2果樹園には無花果も15本植えていて、今年あたりから収穫を見込んでいたのですが…


 これではとても無理!


 クマが捕獲されるまでは、第2果樹園は閉鎖するしかないでしょう。


 もう…本業に専念したほうがいいかも。






2025年7月5日土曜日

ヤマアジサイ

 ~道行く人も楽しんで~



 自分だけでなく道行く人にも楽しんでもらおうと、第2果樹園の道路沿いに植えたガマズミヤマアジサイ


 ガマズミの花はすでに散り落ち、ヤマアジサイが咲き始めました。



 もう7月…季節が徐々に進んでいきます。


 青と



 白



 対比がいいですね。



 随分大きくなりました。


 来週にはヤマボウシが届きます。

 裏庭に植えてもらう予定。


 腰がまだ痛いので、ニンニクの収穫や畑の草むしりはできません。


 でも…この挿し木で作った無花果の苗木



 そろそろ鉢上げしたほうがいいんじゃないの?



 もう限界だにゃんこよ。



 ハナちゃん、そうだね。

 そろそろやりますか。



 いっぱいあるんだけど…。