~だから果樹園は面白い!~
何度も書きますが、今年の夏は異常でした。
7月下旬から約40日間ほとんど雨が降らず、しかも名古屋でも経験したことのないような連日の高温でした。
水やりは早朝2時間に夕方2時間で、幼木だけ。使用したじょうろは、10ℓ入り21個。
無花果などの成木には水やりできませんでした。
見ていて特に可哀そうだったのがポポー。
だんだん葉が茶色に変色して落葉していきます。
自分を守るために、まだ硬いうちから実を落としていました。
このまだ背丈の小さなポポーは、もう完全に枯れ切っていました。
最後の力を振り絞って実をつけている樹もありました。
ようやく一雨降って安心したのでしょうか、最近実を収穫できるようになりました。
大事に食べてあげます。
そして最近気が付いたのは、もう枯れて死んでしまい、撤去するしかないと思っていたポポーの樹の根元から、新しい芽が吹きだしていることです。
これには感動しましたね。
ポポーは当初3年物の苗を植えたのですが、成長が遅く、立派な樹になって実が付くまでに5~6年かかりました。
この新芽が大きくなって実が付くまで、私は何とか頑張りたいと思います。
一方珍しい品種のマルベリー。
とても立派な樹だったのですが、見たことのないような大きな虫に食い荒らされてしまい、泣く泣くチェーンソーで切りました。
でも気が付いたら、すぐそばから新芽が出ていました。
すごい生命力!
こちらのマルベリーも、根元から切ったのですが、見事復活しました。
いやはや…うれしいですな。
このいちじくは、昨年春に剪定枝から挿し木で育て、秋に植えたもの。
3本植えましたが、3本とも立派に育っています。
もう時間を買うために3年物の高価な苗を購入する必要はありませんね。
これだから…果樹園は止められない!