今でこそまだ仕事もやっているし、「エスペランサ村で果樹を育て、畑をつくって、自分の好きなことをやっていきたい」とか「ゴルフがもっとうまくなりたい」とか、あるいは「こんなギターを創りたいなぁ」とか様々な思いがあり、なかなか成仏できずにいるのですが、もう20年もするとそんな思いも超越していることでしょう。
ではその時何をしているのかというと、「庭を見ている」のです。
昼は「土縁」で日向ぼっこをしながらぼんやり庭を眺め、また夜には和室でお気に入りの盃を傾けながら、ライトアップされた庭をながめているのですよ、たぶん。
昨日福岡造園さんが、昨年造った庭の点検にきてくださいました。そういえば去年の今頃でしたね、第一期の庭造りが始まったのは。約二か月間かけての大工事でした。
庭を作る前の景色はこんな感じでした。1年前に拙ブログに乗せた写真です。
第一期工事では、自然の山に見立てた小山を六つ作っていただきました。徐々に山の木を移植していきます。家全体が山の中に溶け込んできました。
中にはこんなに背の高い木もあり、大きな穴を掘ってクレーン車で釣り上げて移植しました。
大変な作業でしたが、こんな感じで落ち着きました。
そして秋には第二工事をお願いし、さらに小山を二つ作っていただきました。
植えた山の木は、前年自分たちで植えて今回あらたに移植しなおしたブナの木を含めると、200本以上になるでしょうか。
さらに今年の春には第三期工事が始まります。
福岡造園さんのお話によると、この庭が雑誌に掲載されるということでした。大変ありがたいことです。
我が人生、「最後は庭」なのです。