~リスク対応手続ーその2~
先日サツマイモの収穫が終了し、畑には里芋と大根を残すのみとなりました。
大根はもう少し太らせるとして…問題は里芋です。
リスクアプローチの観点から収穫を検討しましょう。
まずはリスクを特定します。
リスクはもちろんクマ!
秋田県内では、1日6人もクマに襲われる事態になっていて、私の住んでいる町でもとうとう駅前にクマが出没したようです。
クマに襲われると、仕事や農作業どころかゴルフやギターもあきらめることになりかねません。
リスクが高すぎる場合、リスクを許容可能な範囲まで軽減できなければ、会計監査人を辞退する…じゃなかった…里芋の収穫をあきらめるという選択肢もありうるわけですね。
里芋は横手市山内のがおいしいと評判ですが、我が越山農園の里芋はそれ以上に美味しいのです…山内の里芋食べたことないけど…
5月に植えた苗は7~8センチの苗でしたが、今ではもう私の背丈くらいの高さに成長しています。
こんなに大きく生長した里芋の苗は、見たことがありません。
さぞかし養分を吸収したことでしょう。
ではでは…リスク対応手続を検討しましょうか。
まずはバックホーを出動させます。
エンジンをかけっぱにして、重低音が辺りに響き渡るようにするのです。
次に運搬機を近くまで運びます。
里芋は運搬機で運ぶほどの量はありませんが、ガーガーと大きなエンジン音を鳴らしておくのです。
その間に堆肥研究家が手際よく次々と里芋を収穫。
私は耕運機でニンニクを植える区画の準備。
ガシャガシャ音を出し、注意深くあたりを見回しながら畝を作っていきます。
昼食を挟んで約4時間。
この間も、外に設置されているスピーカーから大きな音でクマに対する注意喚起の放送が流れてきます。
急がねば! 暗くなる前に…気持ちが焦ります。
やむをえません!
秘奥義「限界を超えてからが勝負!」
を久しぶりに繰り出し、里芋の収穫とニンニクを植える作業を同時に終えたのでした。
これを仕訳しましょうか。
これで美味しい里芋をしばらく食べることができるのですが…
無事だったのは、単に運がいいだけだったのかもしれませんね。