~飾りはターコイズ~
ギターの弦を掛けるためのブリッジ。
一般的な形は、このようなマーチンタイプですが、
アイディアがあればいろいろ工夫することは可能です。
榧の木とハカランダのギターには、当初クラシックギターに多い、単純な長方形にしようと思っていたのですが…
それだとシンプルすぎて少し物足りないので、長方形の両端を、ピラミッド型にしてもらうことにしました。
でも、これだとブリッジの外回りに飾りを入れるのは無理ですかね…。
ピラミッドを優先すべきか…それとも飾りを優先すべきか…。
悩みましたが…今回はピラミッドを優先することにして、飾りは諦めました。
でも、日本を代表するギタークラフトマンの小池健司さんは言います。
「無理して…入れてみますか?」
と…。
「えっ???…無理すれば…入るんですか?」
と、私。
そして出来上がってきたのがこれ。
飾りはターコイズと貝の二重になっていました。
健司さんも、初めての試みだったそうです。
日本に…いや世界にただ一つのブリッジが出来上がりました。
すごい技術だなぁ!