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2024年1月7日日曜日

キックバックに裏金

 ~忘れてはならないこと~



 秋田に移住する前、愛知県一宮市にある「コマツ一宮センター」に通っていました。


 そこで刈り払い機操作の7時間研修を受けたのですが、操作で一番危ないのが「キックバック」だと教えてもらいました。


 刈り払い機で草を刈っていると、高速で回転している刃が、突然大きく後ろに振られてしまい、そばにいる人を傷つけてしまうことがあるのだそうです。


 キックバック! こんなところにも。



 我々の業界で、キックバックというのは、例えば


 「レストランの店長に材料仕入の全権限がある場合、高めの値段設定で食材を仕入れて会社に支払わせ、差額分を後で自分が現金でもらって懐に入れる」


 というようなことを言います。

 いわゆる裏リベート!


 レストランだけでなく、どこの会社や学校でも起こり得ることで、事例としてはかなり多いでしょう。


 一方「裏金」



 「カラ出張やカラ残業、あるいは架空経費で書類を偽造し、支払ったことにしてお金を作り、個人で着服する、あるいは組織的に行っている場合はそのお金をプールしておいて、自分たちの飲み食いに使う」


 という、こちらもよくある話で、一般事業会社だけでなく、自治体でも行なわれた例があるようです。


 キックバックや裏金は、税務調査における「反面調査」で発見されることが多いようですが、会計監査で分かることもあります。



 新聞によると、政治家のキックバックや裏金は、過去5年間だけで約6億円になるそうです。


 5年分といわず、時効になった分も含めて自主的に返納してもらって、震災復興財源として少しでも役立ててもらいたいものです。