~忘れてはならないこと~
秋田に移住する前、愛知県一宮市にある「コマツ一宮センター」に通っていました。
そこで刈り払い機操作の7時間研修を受けたのですが、操作で一番危ないのが「キックバック」だと教えてもらいました。
刈り払い機で草を刈っていると、高速で回転している刃が、突然大きく後ろに振られてしまい、そばにいる人を傷つけてしまうことがあるのだそうです。
キックバック! こんなところにも。
我々の業界で、キックバックというのは、例えば
「レストランの店長に材料仕入の全権限がある場合、高めの値段設定で食材を仕入れて会社に支払わせ、差額分を後で自分が現金でもらって懐に入れる」
というようなことを言います。
いわゆる裏リベート!
レストランだけでなく、どこの会社や学校でも起こり得ることで、事例としてはかなり多いでしょう。
一方「裏金」
「カラ出張やカラ残業、あるいは架空経費で書類を偽造し、支払ったことにしてお金を作り、個人で着服する、あるいは組織的に行っている場合はそのお金をプールしておいて、自分たちの飲み食いに使う」
という、こちらもよくある話で、一般事業会社だけでなく、自治体でも行なわれた例があるようです。
キックバックや裏金は、税務調査における「反面調査」で発見されることが多いようですが、会計監査で分かることもあります。
新聞によると、政治家のキックバックや裏金は、過去5年間だけで約6億円になるそうです。
5年分といわず、時効になった分も含めて自主的に返納してもらって、震災復興財源として少しでも役立ててもらいたいものです。