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2021年7月5日月曜日

人間給水機

 ~八方ふさがり…水問題~


 早朝5時にケートラを出動させ、芝生を仕入れること計7回。ティーグラウンド二つ分くらいは仕入れたでしょうか。


 まだ目土を施していないし、残念ながら水やりが不十分です。雨が降りませんでしたからね。


 水といえば、幸い昨日の夜からやっと雨が降り始めました。それまで1か月くらいほとんど雨が降らなかったので、まさに恵みの雨です。


 畑には、自宅から60メートル水道管を引っ張ってきて蛇口を設置し、そこから30メートルホースで水やりをやっています。


 一通り水を撒くのに2時間ほどかかりますが、ホースで撒くことができるので、体にもそれほど負担はかかりません。


 一方今年植えた果樹のうち、特に水を必要とするブルーベリーピンクレモネード



 早朝4時半に起き、ケートラに積んだ10ℓ入りのじょうろに水を入れ、それをケートラで果樹園まで運びます。


 10キロのじょうろを持ち歩いて水を撒くという、人力作業です。


 水やり後に仕事。仕事が終わったら夕方暗くなるまで再び水やり…。長時間労働


 「水やりを労働とみなすのはいかがなものか」


 というご意見があるのは承知いたしているところではありますが、1日じょうろで500ℓの水を運ぶのは、今の私にとっては重労働。


 疲労困憊の体調のまま、新型コロナウイルスワクチンを接種してしまえば、副反応でひっくり返ってしまうのではないかと心配です。


 最近ドライバーが右に左にぶれまくったり、ショートパットをひっかけたりするのは、間違いなく過度の水やり労働のせいなのです…左右のバランスが悪くなっていますからね。


 家から舗装道路を横切ったすぐ先がマルベリー園で、その一角に今年ピンクレモネードなどのブルーベリー121本を植えました。



 すぐそばには水道管が走っているので、そこから果樹園まで水道管を引き、メーターを付けて蛇口をつければ水問題は解決…と考え、役場の水道課を訪れました。


 ところが水道課の答えは、「自宅の水道管から導管を引かないというのはいかがなものか…」というわけですね。


 えっ!


 要するに、「自宅とマルベリー園を横切っている舗装道路を、水道管を横断させる分だけ引っ剥がして水道管を引き、その後道路を埋めなおして舗装してほしい」と。


 「数十万円かかりますよ…自己負担ですよ…」


 なぜせっかくすぐそばにある水道管を利用できない…?…理由は?…。


 別の方法はないものだろうか…。


 マルベリー園の奥のほうには、沢があります。とてもきれいな水が流れています。


 そこからポンプで水を汲み、散水できないだろうか…。


 すると、「自然に流れている水を、個人で勝手に使うのはいかがなものか…」


 とまぁ、ここでもまた「いかがなものか問題」に直面してしまいます。「水泥棒ではないのか!」というわけですね。


 水に関しては、いろんな利害・利権が絡んでいるでしょうか、うかつなことをすると村八分になってしまいます。


 というわけで、写真のじょうろにさらに3個追加。現在ケートラには25個のじょうろを積んでいます。


 ピンクレモネードだけで2往復必要。まるで人間給水機。


 バックホーで大きな穴を掘り、そこに貯水槽を作る方法も考えました。昨日ネットで調べてみると、1,000ℓのローリータンクがあります。


 しかしこれでもピンクレモネード二日分しかありません。区画を囲んで4か所設置しても8日分。しかもその水をどうやって調達するの…ローリータンク4つで約30万円…無駄な投資ですな。


 ということで、八方ふさがり。


 仕事を辞めてしまうともう設備投資はできなくなるので、しっかり仕事している今のうちに思い切った対策を考えて行動すべきなのかも…。


 目の前の困難を一つずつ解決していくのも楽しみの一つ。


 ショートパットをひっかけないためにも。