ゴルフ仲間のABさんから「越麻呂さんと一緒で、会計士で農業をやっている人の本が出てますよ、ほら…確か…K…何とかという会計事務所をやめて…」
「KPMGですか?」
「そうそう、それ。KPMG。落花生でピーナツバターを作っているそうです」
私も「農業新時代」という本を買って読んでみました。第1章に出ていましたね。その方は、本によると
「高校卒業後ダンサーになりたくて渡米し、アルバイトをしていたがその後ビジネス専門大学に入学して勉強した。卒業後KPMGに入社して会計士(この場合おそらく米国会計士)としてバリバリ仕事をこなしていたが、偶然に出身地浜松の落花生の新聞記事を目にしてひらめき、KPMGを退職して日本に帰り、落花生でピーナッツバターを作って大成功した」
ということになります。
私が最後に退職したのは「あずさ監査法人」ですが、あずさはKPMGのメンバーファームになっているので、そういう意味では私もKPMG出身ということになりますか…あまり意識したことないけど。
私の場合は公認会計士の仕事が面白いし、年齢的にこれからリスクを背負って生きていくことはできないので、農業に専念することはできないのですが、「志」はその人と同じです。
農業をやる場合はいろんなケースがあるでしょう。
- 「人生の楽園」的に農業を楽しむタイプ
- いわゆる古くからある農家のタイプ
- プロ農家として利益を追求していくタイプ
- 先祖代々の農地を引き継ぎ、農業をさらに近代化していこうとするケース
- 農地もなく、全くゼロからスタートするタイプ
前者を「企業」とするなら、後者は「起業」でしょうか。
本のひとはいってみれば「起業家」といえると思います。
堆肥研究家は「人生の楽園タイプ」でしょうか。私は…人生の楽園には…残念ながらなり切れません
私が進めている多品種果樹園は、公認会計士の仕事と同時並行的に進めているので時間はかかっていますが、自分では農家ではなく起業家でありたいと考えているのです。
そろそろ今年の7月に購入した2,700坪の農地のことを考えましょうか。