一気に寒くなりましたね。
今日はタロニャン君もハナちゃんも、恒例の朝の散歩に行かずに家の中でお休みのようです。
ん?
ここのところ本業の仕事が忙しかったので後回しになっていたのですが、もう先延ばしできません。寒波がやってきます。
本格的な冬の到来の前に、「こも」を巻きましょう。
生食用のイチジクが寒さに弱いということが分かったので、昨年は春に植えたイチジクの苗「バナーネ」に、こもを巻きました。
おかげで秋田の冬の厳しい寒さを無事に乗り越えることができ、まだ2年生だというのに今年はたくさんの実を付けました。
手間暇かけると、実をもって応えてくれます。
今年もイチジクにこもを…と思っていたのですが、事前にイメージしてもどうもうまくいきません。
何とかなるだろうと思って一昨日、現場に行ってみましたが…。
ダメでした😢
イチジクの樹が大きくなりすぎて、
どうやってもうまく巻くことができません。1年経過して秋田の冬にも多少は慣れたでしょうから、今年は我慢してくださいね。
上の写真で、果樹の周りに、半径1メートルくらいの円を描いて土のようなものを盛っているのがお分かりになると思います。
堆肥です。
果樹の周りの草をむしり、1本の樹に運搬機で山盛り1杯堆肥を投入していきました。1時間で3~4本しかできません。
果樹たちは冬の間は活動を停止していますが、秋に根を広げていくというので、時間をみてはひたすら堆肥を投入していたのです。
「究極の肉体労働!」でした。根性マシーン!
でも…ラズベリー関係を除いてもまだ100本ほど未了の状態です。
栄養を与えるということのほかに、もみ殻の混じった堆肥を盛ることによって、「根を寒さから守る」という効果があると考えたのです。
「越麻呂の仮説」ですが、どうでしょうか?。
「こも」は50枚用意してあります。今年巻いたのは、春に植えたマルベリー39本と、昨年に植えたポポーの幼木です。
マルベリーは寒さには強いといわれていますが、君たちは秋田で冬を過ごすのは初めての経験でしょう。今年だけは寒さから守ってあげますから早く寒さに慣れてくださいね。
ポポーは成長が遅いので、今年も巻きました。
「雪をまとったポポーの幼木は美しいなぁ!」
などと思いながら作業を進めます。
なにしろひもで巻くので素手でやります。猛吹雪の中、手が凍えそうになります。
堆肥研究家が応援に来ましたが…私の作業している姿を見て…「やっぱり家でジャム作ってる」といって、すぐに帰っていきました😢。
午前中に3時間ほどかけて完了。午後は収穫しなかった実と落ち葉の回収作業です。
庭の落葉樹であれば、枯葉はそのまま養分になるのでいいかもしれません。果樹も同様に…と考えていたのですが、どうやらその考えは素人のあかさかみつけ。
枯れ落ちて果樹の根元にたまった葉の中で、イチジクにとっての害虫が寒さをしのぎ越冬するのだそうです。枝に残った収穫しなかった実も同様に、虫が入り込んで越冬します。
昨年植えたばかりのブラックベリー君は…雪をかぶっていますが…
「わしら勝手に生きていきますケン」と言っています。
人それぞれ。頼もしい!