秋田へやってきた堆肥研究家の教え子たちも名古屋へ戻り、エスペランサ村もいつもの日常へと戻りました。
さて突然ですが、少年院に収監されたジョーは、丹下段平から手紙をもらいます。
「明日のためのその1」
「……肘を、左脇の下から離さぬ心がまえでやや内角をねらい、えぐりこむように打つべし…」
でしたか。私の記憶に残る名シーンの一つです。
「打つべし!打つべし!打つべし!」
堆肥を運んでいると、なぜかこのシーンを思い出しました。
畑にはまだ秋の収穫物がたくさんありますが、それでも来年の準備をしなければなりません。秋植え野菜の支度です。
完熟馬糞堆肥が届きました。
とりあえず畑には4トントラック(山盛り7トンだそうです)3台分です。
これを、収穫が終わって空いている場所と拡張工事を済ませた場所へ投入していきます。
心を無にして黙々と愚直に運びます。
エスペランサ村における「明日のためのその1」
「足腰を踏ん張り、ゴルフのためにあえて左手に負担がかかるようにスコップを持ち上げ、堆肥を一輪車に山積みしたあと、体全体のバランスを保ちながら、前のめりになってひたすら運ぶべし!」
「運ぶべし!運ぶべし!運ぶべし!」
見かねてタロニャン君とハナポンが応援にやってきました。
ん?
これは大変そうですな。
どこからいきましょうか。
まずは準備運動を…と。
とりあえず5列…ここまでですか…。
えっ!足りない?…もう疲れたにゃんこ…。
この草も取るの?
え~~。イニャン!これで勘弁して。