~単管を打つ!~
 春先、ブラックベリーを支えているイボ竹がさびついてしまっているのに気が付きました。
 本来であれば、すぐさま鉄パイプでも買ってきて取り換えてあげればよかったのですが、後回しにしていました。すまなかった!
 剪定後、ブラックベリーはすごい勢いで成長していきます。イボ竹は枯れ果て、細かった番線は重みで一部切れていました。
 倒れたブラックベリーは行き場を失って、見るに見かねない状況になっています。
 救出しましょう!
 鉄パイプではどうも心もとないので、単管を打ち込むことにし、番線も最も太いものを買ってきました。
 単管を打ち込むのは私です。
 なにしろ長さは2m50㎝あります。地面に打ち込むには真上からハンマーでたたかなければなりません。脚立が必要ですね。
 脚立のてっぺんに登り、片手では重くてなかなか持つことができないハンマーですが、慎重に、最初は軽く真上から打ち込みます。
 キ~~ン!と辺りに金属音が鳴り響きます。
 左手で単管を支えているのですが、ハンマーで打つときに単管を外してしまうと、自分の左手を打つことになってしまうではありませんか。
 テレビのニュースで
 「60歳代のお年寄りが、単管を打っている最中に誤って左手を打ってしまい、病院に運ばれましたが、手の甲を骨折する大けがを負った模様です」
 などと放映されたくないので、丁寧に慎重にハンマーでたたきます。そしてある程度地面に刺さったら、今度は両手で力いっぱい振り下ろします。
キ~~ン!キ~~ン!キ~~ン!……近所迷惑だろうか?
 単管を14本購入したのですが、間隔を狭めたので結局5本足りませんでした。また今度。
 打ち付けた単管に番線を張り、出来上がり。堆肥研究家が3時間かけて誘引しました。
 もう夥しい数の実が生っています。
 あまり手間をかけていないのですが、サルナシ君同様
 「ワシら自力で育ちますケン」
 と言っているようです。