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2017年8月22日火曜日

地道な作業

~草むしりは続く~


 畑の野菜は、アスパラを除けば、春に苗を植えると夏には収穫できます。秋に植える例えばニンニクでも、翌年の春には収穫することができます。


 成果が早く表れるのです。


 それに比べて私が担当する多品種果樹園は、本格的に実が生るまでは、苗を植えてから早くて3年、通常は5~6年くらいかかるでしょうか。


 最近毎日のようにボウルにいっぱい収穫できるブラックベリーは、3年前の11月に三種町のゲンちゃん農園のGさんから苗をもらって、エスペランサ村で私たちが初めて植えたものです。やっと一人前になりました。


 2年前に植えた他の果樹は、今でもある程度は収穫できるものの、まだまだ本格的な収穫を迎えるまでは成長できていません。来年以降でしょう。


 ましてや昨年や今年植えた苗は、まだまだ先の話です。


 では、この間何をやっているのかというと、「草むしり」「堆肥の投入」「水やり」の三点セットです。


 特に大変なのが草むしりです。刈ってもまた生えてくるので、苗の中心から半径50㎝~1mの草は、引っこ抜いてしまいます。


 簡単に手で引っこ抜けるようなやわな草ではないので、大変な作業です。


 低い姿勢のままサンカクホウを突き刺し、力いっぱい引っこ抜きます。


 1本の苗を整理するのに、10分~15分くらいかかるでしょうか。1日2時間くらいが限界です。


 すでに植えてある苗は・・・300本以上あるはず。


 梅の露茜やプルーン、スモモ、アンズの木は、すでに大きく成長し、地面に深く根を張っているでしょうから、刈るだけでいいでしょう。刈った草が新たな栄養となります。


 でも、ラズベリーやブルーベリー、それにポポー・イチジクなどはまだその段階まで達していません。むしっちゃいましょう。


 ぽいっ


 黙々と孤独な作業は続くのです。