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2016年6月10日金曜日

バイオリサ

~一致したカミキリムシ対策~


 カミキリムシ対策の続きです。

 「有効な対策があったら、こっちが教えてほしい」

 とまで、JAに言われたカミキリムシ対策です。


 一般的には、

 「農協が言うんだば、まぢげぇねぇべ(農協がおっしゃるのであれば、間違いないのででしょうね)」

 「んだんだ(そうでしょうね)」

 となるのでしょうが、どうしても生でイチジクを食べたい(秋田では生イチジクはほとんど売っていない)私は、ここであきらめるわけにはいきません。

 「んだってぎゃ!・・・あ、失礼。本当にそうだろうか?」と私。


 これだけ科学が発達した今の世の中で、カミキリムシ対策が何もないというのは、私にはどうしても考えられません。何か対策があるのではないだろうか。


 カミキリムシにやられたことをブログに書いたところ、私のゴルフ仲間のABさんが、それを読んでいたようです。

 ABさんは、北限のイチジクの産地である由利本荘市にお住まいです。しかも、農業関係はかなり詳しいし、イチジク農家とのつながりもあるようです。

 「カミキリムシ対策に詳しい人を知っているので、聞いてきてあげる」といいます。

 おお!そうですか。では私も詳しく調べてみましょう。


 ネットでしつこく調べてみたところ、どうやら対策はあるようですね。三つのキーワードが浮かんできました。

 「バイオリサ」「グリプロ(おそらくグリーンプロテクトの略)」そして「ガットサイドS」です。


 さて翌週、ABさんと椿台でゴルフです。お会いするなり、「カミキリムシ対策を聞いてきた」と言います。ABさんから手渡された紙にはこう書かれていました。

 「バイオリサ」

 私が調べたキーワードと見事に一致しましたね。


 カミキリムシが飛来し始めるのは、5月の下旬から6月のはじめくらいからだそうです。

 5月の下旬には「グリプロ」でイチジクの幹をコーティングしました。幹に穴をあけられないようにです。

 そしてつい先日、いよいよバイオリサの登場です。

 こうして、イチジクの幹に巻き付けて、ホチッキスで止めていきます。



地味な作業です。24本あるイチジクすべてに3~4枚巻き付けました。



 バイオリサの表面には白い粉が付いていて、カミキリムシがこれに触れると、卵を産み付けられないくらい弱ってしまうのだそうです。この粉は、外側にだけ付いていて、イチジクの幹に触れることはありません。カミキリムシさんには大変申し訳ないのですが、許してほしいのだ。


 ガットサイドSは、とりあえず様子を見て、今のところは使わないでおきましょう。


 5月に行われた町内の観桜会で、「この町内をイチジクの産地にしたい」という意見が出たのを思い出しました。

 私の試みがうまくいったら、カミキリムシにやられてイチジク栽培を断念した人たちにも教えてあげることにしましょう。