~秋田県人は素晴らしい!~
今日は朝から遠くまで行く用事がありました。車に荷物を積み込み出発です。高速に乗って約1時間。目的地に到着です。
さて車を降りようと思って、はたと気が付きました。いつも貴重品を入れている、ハートマンの小物入れバッグ(あれはなんというのでしょうか)がありません。そこで朝のシーンを鮮明に思い出したのでした。
今朝は、自宅とは別の場所に置いてある車に荷物を移し替えなければなりませんでした。積み込む荷物が結構多かったので、とりあえずバックを車の天井に置いて荷物を運びました。バッグを置き忘れないように気を付けなければ・・・と、自分なりに念押ししていたのです。そしてさらに荷物を積んだ後、そのことはすっかり忘れて、車の運転席に乗り込んでしまったのでした。
狭い道に気を付けながら、車はゆっくり進みます。国道7号線に入ったら、通常のスピードでの走行です。瞬間、後ろの車との車間距離が気になったのでバックミラーを見ると、後ろの車は何かを避けるかのような走行をしました。そして、すぐ左に曲がったのです。そのことはしっかり覚えていました。
おそらく私の車から落下したバックを発見し、それを一瞬避けて、Uターンして戻ったのではないかと後になってみると想像できました。
すぐに自宅に電話して事情を説明し、私は来た道を高速道路に乗って引き返します。おそらくこの辺で落ちたのではないかと思われる周辺一帯を探し回りましたが、バックは見つかりませんでした。ご近所で知り合いの方も、一緒に探してくれていたようです。
だめだろうな・・・落胆が広がります。自宅に帰ってさっそく警察に電話しました。駐在所の方からはとても親切なアドバイスをいただきました。
バッグの中に入っていたのは、ハートマンの財布にハートマンの小銭入れと名刺入れ、それに免許証入れです。浜田麻里の30周年記念CDとブルーレイディスクをアマゾンで購入していて、コンビニ支払いをしなければならなかったので、現金はいつもより多めでした。名刺には事務所の住所と自宅の電話番号が印刷されています。わずかな可能性に期待しましょう。
問題はケータイと免許証です。すぐにドコモに連絡しようか、免許証の再発行はどうしようか、それとも1日くらい様子を見ようかと思い悩んでいたところ、自宅の固定電話が鳴りました。
もしや・・・と思い、期待して電話機に表示されていた名前を見たところ、私の会計事務所からの電話でした。
ちょっとがっかりして受話器を取ったのですが、電話の内容にびっくり。バッグを拾った方が名刺を見て、わざわざわたしの名刺に印刷されている住所までバッグを届けに来てくれたのでした。私はもう大感激です。
無免許運転にならないよう、知人に私の事務所まで送っていただき、ハートマンのバッグに再会しました。そして感動しました。日本人は素晴らしい、秋田県人は素晴らしい。救われました。
その方は、幸い事務所に名刺を置いていってくれたので、さっそくお礼のご挨拶に伺いました。とても感じのいい方でした。
もし自分が同じ場面に直面した時に、はたして彼と同じ行動をとることができただろうか、「わしには関係ないけんね」と「無関心的けんね症候群」に陥っていなかっただろうか・・・と、いろいろ考えさせれらました。
話によると、私のバックは一度車に轢かれたらしく、スマホはもう使い物にならなくなっていました。でもそれだけで済んだので、今こうしてブログを書いていられるのです。
それにしても、もし「マイナンバーカード」でも紛失していたら、大変なことになっていたでしょう。
怖いです。