~これは買うべきではないか!~
本物のプロは、使う道具にもかなりこだわりを持っているはずです。
ゴルゴ13は、いくらほかのマシーンの性能が進化しても、使う道具は「アーマライトM16」ですし、落合博光も現役時代、バットには相当厳しい目をむけたそうです。
プロゴルファーの中島選手も、ゴルフクラブに対する要求レベルはかなり高かったと聞いていますし、設計家だって
「ワシはこの鉛筆でなければ、一本たりとも線は引かないぞ」
という方もいるでしょう。
私がこだわっていた商売道具は「鞄」でした。東京から名古屋に移り住んでしばらくしてからは、もう30年近く「ハートマン」の鞄を愛用しています。
一代目のアタッシュケースは何度も壊れた鍵をその都度修理して使っていたのですが、ハートマンが栄の名古屋三越から撤退してしまい、修理できなくなってしまいました。今使っているのは2代目と3代目です。どこか修理してくれるところはないだろうか?
文房具にこだわっている人は多いでしょうね。監査法人に勤めていたころ、レビューすべき調書が回ってきて、「Sign Here」と書かれた付箋が貼られていたのには思わず笑ってしまいました。
先日長年使っていたシャープの電卓の液晶が機能しなくなり、廃棄処分しました。とりあえず一時的に堆肥研究家の電卓を借りて仕事していたのですが、これが8ケタしかないので不便です。
そんなおり、たまたま日経新聞を読んでいたら、新商品情報の記事にあるカシオの電卓が目に飛び込んでみました。ちょうどいいタイミングです。どれどれと記事を読んでいったのですが、なかなかいい電卓のようです。
ところが、記事の最後に書かれていた予想実売価格を見てびっくり。なんと「27,000円」です。電卓が「ニマンナナセンエン」ですか?
さっそくネットで調べてみます。どうやらこの電卓「S100」は、電卓のカシオのフラッグシップモデルで、渾身の一作のようです。
我が職業会計人としての最後の電卓にふさわしいではないですか。これはもう買うしかないでしょう。発売日は9月30日です。
シャープとカシオでは、キーの配列が若干異なるようですが、あまり気にしないようにします。