~久しぶりの感触~
愛知県の瀬戸市に住んでいたころは、まだゴルフができる環境ではなかったし、東京事務所勤務時代のように職場の同僚とスキーやテニスに出かけることもありませんでした。そこで始めたのが釣りです。朝4時くらいに起きて、豊浜や赤羽・師岬・衣浦港などによくいきました。
お盆で秋田に帰省した際にも、秋田港・土崎港に毎日のように通い、アジ・サバ・イワシを釣っていました。ただ、近くで同じく釣りをしていたおっさんたちに、
「いい若い者が釣りばかりして・・・」
と、聞こえよがしにかげ口をたたかれ、急速に釣りをする気持が萎えてしまったのです。そして竿を置いてしまいました。
エスペランサ村にやってきてからは、また釣りを始めようと思っていたのですが、畑が順調にいくのを確認できたので、実家にしまってあった竿を20年ぶりくらいに取り出しました。おお、懐かしの竿です。十分現役で耐えられそうでした。
今回は「キス」に挑戦です。行先は若美港。若美といえば、ドラゴンズの落合GMの故郷ですね。ただ、キスを釣るには時期的に少し乗り遅れてしまったようです。畑で精いっぱいでしたので仕方がないですね。
いままでもそうでしたが、私は「イソメ」や「ゴカイ」は苦手なので、針に餌をつけるのは堆肥研究家の役目です。たくましいです。そして私は釣り糸をを投げる人なのです。いいじゃないですか。イソメは苦手なんだってば。役割分担が決まっているのです。
最初のうちは投げるタイミングがつかめず、なかなか遠くまで投げることができなかったのですが、徐々になれてきました。
遠くに投げた釣り糸を、少ずつ引いていきます。
こちらもだんだん様になってきました。
大きいのが引っかかると、「ブルン」と指先で当たりを感じることができるのですが、もうキスの時期は終わってしまったのか、鋭い当たりはありませんでした。
それでも20匹くらいは釣れたでしょうか。
自宅に持ち帰って自分でさばいて天ぷらにしましたが、おいしかったのは言うまでもありません。
来年は6月くらいから始めることにしましょう。