~収穫だった「四の字固め」~
地元紙を読んでいたら、「山菜講座」のお知らせが載っていました。県の林業研究研修センターで、野外見学と室内での勉強会です。せっかく山菜のことを覚え始めたので、行ってみることにしました。たくさんの参加者でした。
ここには、いろんな山菜が植えられていました。一つ一つ見ながら名前を確認していきます。最初は「ギョウジャニンニク」でした。
「ぎょうざ」ではなく「ギョウジャ」です。私も最初は間違えていましたが。我が家の庭にも現在5株植えてあります。
山菜の先生がいろいろ説明してくれるのですが、何しろ人数が多すぎて、よく見えません。もともと「俺が俺が」と人をかき分けてまで前に出たい人間ではないので、遠くから眺めていましたが、これでは意味がありません。適度に距離をおいて、一人でまわることにしました。
山菜がたくさん植えられている場所と道路を挟んだ反対側には、秋田杉がたくさん植えられていました。そこに入っていくと、なんということでしょう。しいたけやなめこのほだ木がたくさん置かれているではありませんか。これはいいのを見つけました。
さっそく一人でいろいろ研究していきます。エスペランサ村での原木しいたけは、たまたま昨年切り倒した「竹」があったので、それをうまく利用して、オリジナルの「ほだ木」を立てかける仕組みを作りました。そもそもどうやってほだ木を立てかけたらいいのか、本を見ただけではよくわかりませんでした。
研修センターのほだ木には、特に立てかけているようなものは見当たりません。
よくよく観察してみると、ほだ木同士をうまく絡ませて組んでいます。子供のころによくプロレスの技をかけあって遊んだのを思い出しました。デストロイヤーが得意とした技「四の字固め」のようでした。懐かしいですね。
また、なめこのほだ木は、木の三分の一ほどを土の中に埋め込んで、その上に杉の枯れ枝や枯れ葉がふわっとかけられていました。これは参考になりましたね。
何しろプロのやり方です。山菜のことはよくわかりませんでしたが、原木しいたけについてはとても勉強になった「山菜講座」でした。
ほかの人が見ていないものでも、注意深く観察していると、いろんなところに学ぶものが転がっているものですね。