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2015年5月1日金曜日

究極奥義

~機能したAKTnet~


 某銀行系から依頼された税理士としての仕事は、昨日確定申告書を提出し、無事終えることができました。この間、農業もゴルフも音楽も放り出しての仕事でした。疲れました。でも、AKTnetがうまく機能した最初の案件として、長く語り継がれることでしょう。


 ゴルゴ13なら、たとえ偶然かかわっってしまった、死に間際の子供から、お小遣い程度のお金を渡されて、「これで悪い奴らをやっつけて」と頼まれたとしても、黙って仕事をやり遂げることでしょう。そして不可能を可能にするのです。


 今回の案件についても、たとえ報酬が安くても、「無理なら期限に間に合わなくてもいい」といわれても、やはり依頼されたからには、きちんとした仕事で最後までやり遂げなければなりません。そしてそれがプロの仕業なのです。ああ・・・。


 今回の仕事で思ったのは、長年実務をやっていると、必ずこうなるはずだというのがわかることです。これを「推定」といいます。


 上場会社であれば、きちんと資料が整っているので、それに基づいて会計処理すればいいわけですが、中小企業の場合は必ずしもそうとは限りません。資料がないときもあります。普通の税理士であれば、そこで行き詰ってしまうのですが、実務を重ねてくると、あるべき処理が見えてきます。そしてそれは、大抵正しいのです。


 公認会計士や税理士の実務家が実務を極めた場合、最終的に行き着く先は「推定」なのです。


 北斗神拳のケンシロウは悲しみをまとい、究極奥義「無想転生」を身につけました。相撲の世界でも、双葉山が「後の先」という究極技を目指したといいます。


 AKTnetの税理士は、「推定」という境地にたどり着いているのです。