~健康飲料完成~
昨年12月にテレビで「人生の楽園」を見ていたら、番組の主人公が「柿酢」なるものを作っていました。耳慣れない言葉だったのですが、なんとなくおもしろそうだと思って、堆肥研究家がさっそく作り始めたことは、拙ブログにも書いた通りです。
その「柿酢」ですが、やっと出来上がりました。しかも、かなり上出来です。
昨年秋、干し柿を作るためにたくさん柿を採ったのですが、残った柿は鳥のえさになるか、熟し切って地面に落ちてしまう運命だったのです。
熟し切った柿は、干し柿用の柿を取る際に採りにくくて残ってしまった柿ですので、なかなかうまく採ることができません。高枝切り鋏が柿の実に触れたとたんに実が地面に落下してしまうのです。幸い地面は雪で覆われていて、崩れることなくうまく採取できました。
採取した柿を果実酒用の瓶に詰め込んでかき回し、
そのまま寝かせておきます。
定期的にかき回したほうがいいのか、あるいはそのままほったらかしたほうがいいのかは、ネットでも意見が分かれるところではありましたが、最初のうちはかき回し、その後だまって寝かせておきました。
そしてできたのがこれです。ふたをあけてみると、しっかりと「酢」の香りがします。
あの状態からは、想像もできないでしょう。しかもおいしいです。料理用に使うというよりも、むしろ健康飲料として飲んだほうがいいと思います。
お酒の場合は、醪というか原液を袋に入れて吊るし、一滴一滴絞りとって「大吟醸」として売り出すことがあるのですが、堆肥研究家は袋から一滴一滴落ちてくるのを待ちきれず、グイッと搾り取ったのだそうです。大吟醸といきたかったのですが、「吟醸」で我慢しましょう。
試作品としては大成功でしたので、今年は大量生産します。エスペランサ村発「吟醸酢」なのです。