村の集会所には、私からのたってのお願いで「土縁」を作っていただきました。「土縁」というのは、縁側が土間になった感じというか、細長い土間が縁側の役割を果たすというか・・・フレキシブルにさまざまな使い方ができるスペースです。
その土縁の端っこに、名古屋から持ってきた李朝ダンスいわゆる「バンダヂ」が置いてあります。そして、いつもその上には花瓶をおいて花を飾っています。特にIさんから頂いた「鉄釉」の徳利は、なにを生けてもよく映えます。
さて今回は、伊万里の白磁の壺に梅を生けてみました。1月下旬の剪定後に放置していた梅の枝の中から、花芽のついているものを、堆肥研究家が選んで拾ってきたものです。
そして、咲いたと思ったら、花がどんどん広がっていきます。堆肥研究家は「剪定で枝を切るときも、その枝を処分するときもつらかったけれど、こういう形で生かすことができてうれしい」と言っていました。
着実に春の訪れを感じているのです。