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2014年4月14日月曜日

骨董好きの多い職業

~物を創造する人たち~

 骨董好きの多い職業別ランキングは、多分作家でしょうね。小林秀雄や川端康成が骨董好きだったというのは、あまりにも有名です。
 

 小林秀雄の骨董好きは、青山二郎や白洲正子関係の本や雑誌を読むとよくわかります。骨董にのめりこむうちに、文章まで変わったそうです。
 

 また、川端康成の骨董の買い方も、常人にはなかなかまねのできないような買い方だったようですが、カネ払いは悪かったようですね。骨董業者は、彼の姿を見つけるなり、いいものは隠してしまったとも言われています。持って行かれてしまい、お金は払わないことが多くあったようでした。ほかにも、秦秀雄や室生犀星など、骨董を愛した作家は数多いようです。

 
作家もそうですが、一般的に物を創造する人たちの中には、骨董好きな人が多いのではないでしょうか。芸術家や映画監督、それに芸能人もそうですし、コピーライターなども。もちろん金銭問題もありますので、一大財を成した経済人にも有名な骨董好きは多いです。益田鈍翁、松永耳庵などはその典型例です。
 

公認会計士はどうだろうか。私の身の回りでは、骨董好きだった方は、たった一人だけです。公認会計士は、監査する立場ですので、財務諸表の真贋を見極める力はあるのかもしれませんが、骨董の真贋を見分ける力は、ははたしていかに。