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2013年9月30日月曜日

困難な土地の取得

4,000坪への想い~

 ここ数年感じていたのは、「土地を取得するのがいかに難しいか」ということです。目の前に100坪~200坪くらいの手ごろな更地があり、不動産会社を通じて交渉してもらっても、なかなか持ち主が譲ってくれません。そんなことの繰り返しでした。

 リタイア後は雑木林に囲まれた広い土地に家を建て、のんびり過ごしたいと考えていたのですが、今年にはいってある不動産会社から、ふさわしい土地があるので見に来てはどうかというお誘いがありました。そして、仕事が一段落した今年の7月、実際に見に行ってきたのです。驚きました。

 200坪くらいの土地に雑木林を…というイメージでいたのですが、そんなせせこましい土地ではなくて、今すぐにでも住宅を建てられるように整地された広大な土地が、目の前に広がっています。その土地の近くに住んでいる人たちは、それぞれ300坪くらいの敷地に悠然と家を建て、畑を耕しながら過ごしてました。

 自分もそうだと思うのですが、土地というのはたとえ使わなくなった不要な土地であっても、「先祖代々受け継いだこの土地は、自分が守らなければならない」という思いが強いため、なかなか手放すことはしません。ましてや農地の場合には、聞くところによるとその持ち主だけの都合だけでは売却できず、親類縁者の同意も必要なようで、よほどの事態に直面しない限り売却することはないでしょう。

  先日NHKテレビで農業関係の特集番組が放映されていましたが、そこでもある農家の方が、農地を手放したことが自分の人生で唯一の汚点だとインタビューに答えていました。

 どうしようもない事情で、たまたま農地を手放すことになり、たまたまのたまたま、その情報に偶然巡り合ってとんとん拍子に広大な土地を購入することができた、などという奇跡的なことなど、到底あるはずはありません。そういった意味では、7月に見せていただいた土地は、私にとっては大変ありがたいお話でした。

 さて、この土地、せっかくの広大な土地でしたので、きれいに四角く囲むことができる、1,000を購入することに決め、実測をお願いしてとりあえず名古屋に帰ってきたのですが、その後私の頭の中には、残りの土地も含めた4,000がちらつきます。
 さてどうする…つづく。



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