~責任の重い原監督~
今年ももうすぐプロ野球の開幕です。応援するチームがあると、一つの試合あるいは一つのプレーに一喜一憂することになります。もうすでに起こってしまったことはどうにもならないとわかっていながら、なんでプロなのに外野フライも打てないのかと地団駄を踏むのですが、よく考えてみると相手もプロなので、外野フライを打たれないように配球を考えて投げているわけです。わかっているのですが。
さて、当たらないとわかっていながら今シーズンの各球団の成績を大胆に予想してみましょう。まずセリーグから。
■優勝:ジャイアンツ
今回の補強と現在の戦力で優勝できないわけがないではないですか。たぶん10ゲーム差以上離してダントツの優勝だと思います。補強した選手が出場すれば、その分誰かが試合に出ることができなくなりますが、長いシーズンではけが人が出るのは当たり前で、結局は戦力の厚さが物をいいます。優勝できなかったら?・・・たぶん鶴の一声で、来年は落合監督でしょう。
■2位:タイガース
昨年は強いと思っていたのですが、城島が予想外で結局Bクラスでした。戦力的には強いと思うのですが、何しろ優勝するのは大体20年に一度くらいなので。
■3位:カープ
マエケンも結婚して、昨年みたいな成績で終わることはないでしょう。若い戦力が伸びてきているため、今年は終盤まで粘ってAクラス確保か。
■4位:スワローズ
一昨年の後半から力をつけてきたし、監督もしっかりした方のようですが、宮本選手がご高齢なのと、若手も今年はだいぶ相手に研究されると思うので、フルシーズンを通して考えると厳しいのでは。
■5位:ドラゴンズ
昨年優勝したけれど、今年は落合前監督が抜けて苦戦しそうです。打線は今年も厳しいと思われ、そうすると監督の采配が物をいいます。高木新監督はいい人だと思いますが、勝負師としてどこまで非情になれるか。OBで固めたコーチ陣が仲良しクラブになるのではないかという心配もあります。また、補強したのはケンシンと山崎ではちょっと・・・こちらも中日OBで、当初こそお客は呼べるかもしれませんが、勝負の世界はそんなに甘くはないはず。結局勝てなくなって客足が遠のき、観客動員数も減少する可能性も考えられます。こうしたマイナス思考をぜひ打破していただきたいと思います。
■6位:ベイスターズ
すまぬ。当分難しい。監督がマスコミに話題を提供し、ファンを楽しませてくれるかもしれませんが、監督としての力量は未知数。ただ、打者も投手も若手に生きのいい選手が出始めているため、勝敗よりも個々の選手に注目したいです。
続いてパリーグ。
■優勝:ホークス
昨年優勝を勝ち取った選手が軒並みチームを離れてしまいましたが、その分残った選手に頑張ってもらいたいです。秋山監督もなんとなく名監督になりそうな雰囲気が出てきました。
■2位:バファローズ
地味な球団ではありますが、徐々に戦力が整ってきたような気がします。岡田監督の毒舌に選手がいじけないで耐えることができれば、優勝も狙えるのではないでしょうか。
■3位:ライオンズ
中村選手はやはり魅力的ですね。王選手のホームラン記録を狙ってほしいです。甲子園を沸かせた菊池選手もそろそろ頭角をあらわしてほしいのですが、投球フォームをダイナミックに変えた分制球力がちょっと心配です。
■4位:ファイターズ
ダルの抜けた穴はやはり大きいですね。実践からかなり遠ざかっていた監督の力量も未知数。若いながら4番を張る中田選手の活躍次第ではないでしょうか。
■5位:マリーンズ
2年前に日本一になったのに、なんで急にダメになっちゃうの?一度低迷してしまうと、そこから這い上がるのはなかなか厳しいですね。
■6位:イーグルス
本当は優勝してほしいけれど、実力的には厳しいのでは。八つ当たりしたり選手をけなしたり椅子やベンチをけったりする星野監督の性格は、はっきり言って東北人向きではないです。そんな中、田中選手はよくやっていると思います。ドラゴンズの落合前監督だったら優勝候補に挙げるのですけど。
さて、シーズンが終わってどんな順位になっているか、楽しみです。