~早起きして自分のやりたいことをやろう~
学生時代といえば当然のことながら夜型の生活をしていました。夜遅くまで自分のやりたいことをやっているということがなんとなくカッコよく感じていたこともあります。ところが会計士試験に合格して、いざ出勤ということになると、180度生活時間を転換して、きちんと決められた時間に早起きしなければなりません。当時から比較的睡眠時間はよくとっていたほうで、8時間くらいは寝ていたでしょうか。
あるとき事務所の会計士が雑談しているのが耳に入ってきました。その人が言うには、「よく7時間も寝ていられるな。そんなに寝ていたら頭が腐る」のだそうです。グサッときましたね。ばかばかしいのであまりノウハウ本は買わないのですが、早速書店に行って、確かその頃売れっ子だった竹村健一の本だったと思いますが、睡眠時間を減らすノウハウ本を買ってきてしまいました。
その本によると、睡眠時間を減らすのは慣れるのが一番で、8時間寝ている人だと7時間半を2週間、その後7時間を2週間といったように、2週間かけて30分ずつ減らしいくのがいいのだそうです。早速実行してみたら、結局6時間まで減らすことができました。当時勤務していた東京の職場は10時までに出勤すればよかったため、毎日夜中の2時前には決して寝ることのない充実した日々を送ることができました。0時くらいまでは勉強したり本を読んだり、そのあと2時~3時くらいまでは、ヘッドフォンをつけて電子ピアノの練習をしたり作詞作曲に没頭します。そして寝酒を飲みながらレコードを聴くという、今から考えると黄金の日々でした。
さて結婚して名古屋にきてからは、なかなか自分だけの時間を満喫するというわけにはいきません。出勤時間も早くなり、勤務時間も長くなりました。本当は仕事が終わって家へ帰ってからも、ご飯は後で作るので、ゴルフの打ちっぱなしにでも行きたいところですがそれも許されず、晩御飯のおかずを作ります。酒でも飲みながらゆっくり食事をとるともうかなり遅くなっているため、まとめて何かをやるということがなかなかできにくくなってきました。結局新聞でも読んで、気が向いたらギターでも弾き、あとは好きな本でも読んで寝てしまいます。
年を取ると睡眠をあまりとらなくてもよくなって、早起きになるといわれていますが、私の場合はなかなかそうならないのですね。たまに早く目が覚めることはありますが、まだ暗いのに起きてしまうのはもったいないと、ぐずぐず布団の中にもぐりこんでしまいます。いっそのこと布団をはね上げて起きてしまえばいいのにと後で後悔するのですが、4年ほど前に働きすぎて体調を崩したことがあったため、体を休めなければという意識がどこかにあるのは間違いありません。
でも、もういいではないか。ここでそろそろ生活パターンを変えて、再び自分だけの時間を取り戻すのだ。それでは朝の時間をどう過ごすのか。新聞は別に電車の中で読めるので、せっかくの時間を使うのは勿体ありません。私の場合は「飲む、打つ、弾く」にしようかと思います。
■飲む
朝から酒を飲むわけにはいかないため、飲むのは抹茶です。朝起きて新鮮な気分で自分の好きな茶碗にお茶を点てるのです。朝のコーヒーはもうしばらく前にやめました。朝の抹茶の一服で、頭の中がすっきりします。
■打つ
ばくちは一切やりません。私の場合の「打つ」はキーボードです。つまりこのブログもそう。朝は頭が新鮮ですので、キーボードも休むことなく打ち続けることができます。
■弾く
もちろんギター。出かける前の10分間ほどでもギターを弾いていると、無心の境地でいることができるため、気分転換になります。新鮮な気持ちになって、玄関のドアを開けることができるのです。
健康的でいいではないですか。