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2010年9月16日木曜日

公認会計士の魅力について語る

~受験生の皆さんの判断は正しいと思う~


前回のブログを読んだ読者の方から、「東海会会長を退任した後の私のブログの内容は、緊張感が欠けるのではないか」というお叱りの言葉をいただきました。前回のブログは、ふんどしの話を書きたかったのではなくて、日本の会計が今後IFRS一辺倒になってしまいそうな騒ぎになっていることに対して疑問を投げかけてみただけなのです。(もちろん私も会計のプロの一人ですので、IFRSの勉強は人並み以上にやっていますし・・・たぶん・・・必要性も十分認識しています)そこへ話を持っていくために、腰パンと腹パンとふんどしの三点セットを利用しただけなのですね。賢明な読者の皆さまは、そのあたりのところは十分ご認識されていると思います。(ちなみに先ほどの読者は、私の連れ合いでしたが)


以前このブログに書かせていただきましたが、11日(土)、愛知県内の某会計大学院の公開講座で、「公認会計士の魅力について」というテーマで、1時間ほど講演をさせていただきました。会場には公開講座ということもあり、一般企業の方もいらっしゃったようです。お忙しい中ありがとうございました。最近会計士業界も、試験に合格しても就職できないという「就職待機者」があふれているということで、受験生に暗い影を投げかけているような状況なわけですが、そうではなくて、公認会計士という職業ほどいろんな可能性にあふれていて、経済社会のあらゆる局面で活躍しているということを、公開講座の場を借りてPRさせていただきました。世間ではあまり知られていない業務もあるのですが、公認会計士の行う業務の一例をあげてみると


  ◆監査(内部統制を含む)
  ◆税務(税理士登録をする必要があります)
  ◆株式公開支援業務
  ◆包括外部監査(県民や市民の期待に応える)
  ◆企業再生
  ◆企業評価・M&A・合併・買収・株価や合併比率の算定
  ◆公会計の分野・財務4表の作成支援等
  ◆コンサルティング
  ◆環境会計
  ◆企業内公認会計士
  ◆社外取締役・監査役
  ◆大学教授等教育者
  ◆その他いろいろ


等、多くの分野で活躍しています。そういったいろんな選択肢の中から、自分が活躍したい分野に特化するのもいいし、たくさんの業務を経験するのもいいでしょう。最近は、試験合格後に実務経験というもう一つのハードルができてしまいましたが、これほど魅力のある職業はあまりないと思っています。先日論文試験が終了し、受験生の皆さんは大変ご苦労様でした。公認会計士を目指したということに対して心から応援したいと思います。