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2008年11月12日水曜日

移動移動の日々だった

~高速移動はなにしろ体に悪いのだ~

 10月7日、地域会会長打ち合わせ会があったため、東京へ移動したのですが、翌日の臨時理事会の終了後いったん名古屋の自宅に戻り、再度出張の準備をして、9日の朝、ご招待いただいた二日間にわたる監査役協会主催の全国大会に出席するため、神戸へと向かったのでした。
 初日に行われたパネルディスカッションは、ディベート合戦でお互いに自分の意見を戦わせあい、大変見ごたえがありました。ちょうど世界同時株安の時と重なっていたため、短期的な視点で売買する外国人投資家のことが話題に上がったのですが、エピソードとして、こんなのがありました。ある人が外国人投資家に対して「短期的な売買をするのではなく、長期的な視点のもとに売買しなければいけないではないか」と忠告したことに対し、その外国人投資家はこう言ったそうです。「私だってきちんと長期的な視点に立って売買している。その証拠に、きちんと明日のことを考えて売買しているではないか」と。
 パネラーの一人の外国人の方は、非常に日本語が達者な方で、日本の歴史もよく勉強されていました。本当の国際人というのは、やはり単に外国語ができればいいというのではなくて、自国の歴史や外国の歴史もきちんと理解している必要があるなとつくづく思いました。日本の英語教育も、単に小学生のころから英語に触れさせればいいということだけではなくて、日本のことを知った上での英語教育でなければ、本当の意味での国際人にはなれないのではないかと思います。


 また、会社は株主のものだけではないという意見にも共感を持ちました。法律上そうなっているから、あたかも株主のものであるかのように言われているが、それは違う。本当は従業員を含め皆のものなのだと。また、余剰金をたくさん持っていることを、あたかも分配せずに悪いことのように言われるのもおかしいと。日本の経営者は、長期的な投資や従業員の安定雇用のために、ある程度資金を蓄えておくべきで、余剰金をすぐ配当に回して分配せよという発想には納得できないという意見ですね。私もそう思います。ということで、筋書きのないパネルディスカッションで、大変面白かったです。
 翌日は内部統制のパネルディスカッションを聞いて、神戸を後にしました。結局、4日間連続で新幹線移動したことになるのです。実は私は手足のしびれに悩まされているのですが、朝から夜にかけてだんだん悪くなってくるのですね。でも、新幹線で朝から移動するときは、グリーン車でゆっくり座っているにもかかわらず、もうすでに強いしびれがあり、終日悩まされてしまうのです。思うにこれは、高速で移動しているからではないかということなのですね。高速移動は知らず知らずのうちに体に負担がかかっているのではないかとにらんでいるのですが、いかがでしょうか。