総会が終わるといよいよ懇親会です。出席者が総勢114名という事で、大変にぎやかに始まりました。最初に私から挨拶をさせていただいたのですが、内容としては「私はもう50歳になったのであるから、本来は不良中年宣言したいところであるが、東海会会長に選任されたということで、当初は、3年間は我慢しようと考えていた。ところが、五木寛之の“林住期”という本を読んで、50歳になったら好きなことをしていいという教えをいただいたので、この際、協会活動を楽しんでしまうつもりである。オヤジバンドも結成したい。よろしく!」といったものだったのです。
この不良中年発言が、静岡の城塚副会長に受けてしまったのですね。日本酒片手に私のところに歩み寄り、「越山さん、不良中年、ワシも気に入った。楽しくやりましょう」と上機嫌で話しかけてきたのです。城崎さんこそ不良中年会会長にふさわしいのではないかと、私は確信しましたね。
また、会場をふらふら歩いていると、名古屋証券取引所の高松常務執行役員が、「ワシもギターをやるんだワ」とこっそり耳打ちしてきたのです。その発言を聞き逃さなかった私は、おもわずニヤリとしてしまったのは言うまでもありません。仕事と遊びの交流の輪を広げていきたいものです。
そして、最後の締めは、前川前会長の三味線ライブです。袴姿でお師匠さんと登場すると、津軽ジョンガラ節を引き始めたではありませんか。あれほど真剣で緊張しきっていた前川先生のお姿は、初めて拝見いたしました。「俺の最後のわがままを聞いてくれ!」という前川先生の思い、しっかり受け止めました。問題は、私の3年後の退任時のパフォーマンスです。後を引き継いで、例えば吉田拓郎の「旅の宿・・・アコースティックギター・ソロバージョン」をご披露したらいいのか、あるいは12弦ギターで「あのすばらしい愛をも一度」でも弾いたらいいのかいろいろ考えてしまいました。今から退任時のことを考えても始まらないのですが、練習だけは怠らないようにしたいと思います。
懇親会が終わった後は、数人で52階のバーで打ち上げをやったのですが、前川先生は袴姿のまま、隣の外国人客となにやら楽しそうに談笑していました。会長の重圧から解放されたのですね。みんなでラーメンを食べて帰宅。長い一日でした。