~男性中心の社会を変えていけ~
今日も事務所に閉じこもって仕事していると、来客が。
若い女性でした。某金融機関の方でしたね。
銀行の女性というと、テラー(窓口係)を思い出しますが、この女性は入行後すぐに渉外係に配属されたということでした。
銀行も変わったなと驚いたのですが、渉外係の仕事も3年になるといいます。
きっと実力をつけたことでしょう。
秋田市に異動になったので、挨拶に来てくれました。
秋田の田舎町のさらに奥の、人知れずひっそりと佇んでいる小さな公認会計士事務所にまで、足元の悪い中、来てくれてありがとね。
頑張って、仕事を続けてくださいね!
そういえば5年ほど前、事業承継に関して魁新聞の取材を受けました。
取材した記者は、まだ20歳代前半と思われる女性でしたが、なかなかいい質問をしてきました。
今でも新聞記事に、その女性記者の名前が出ているので、バリバリ活躍しているのがわかります。
頑張って、仕事を続けてくださいね!
県の包括外部監査を行っているのですが、「この女性は優秀だな」と思うことはいつもあります。
監査クライアント先には女性の支店長もいるし、顧問先の医療法人では若い女性がてきぱきと仕事をこなしていて、頼もしく思っています。
顧問先には、女性の経理部長もいますよ。
車の販売会社に行けば、とても有能な女性が接客してくれます。
ビールのラベルを頼むと、とてもセンスのいい図案が届きます。
秋田で活躍している女性は、たくさんいるのです。
ところが…新聞に掲載されている、秋田県内の主たる会社や組織の人事を見ると…
社長、会長、理事長、理事、取締役それに社外監査役まで、役員はみんな男性?
秋田に移住してきて10年になりますが、10年間変わらない状況を見ていると、閉塞感を感じてしまいます。
「秋田の女性は、そういう立場は望まないのだ」
と話す男性もいますが、そうだろうか?
男性にとって都合のいい社会を徐々に変えていかないと、若者の県内定着・回帰は難しいし、秋田県内の若い女性の県外転出は、止まらないのだろうなぁ……と
事務所で仕事をしながら考えているのでした。