カテゴリリンク

2024年2月24日土曜日

朝鮮唐津の徳利

 ~花瓶として生きよ!~



 愛知県瀬戸市のせいれい町から、名古屋市の藤が丘へ引越ししたころなので、今から三十数年前でしょうか。


 藤が丘駅のすぐそばに、レイ・エ・ルイという名のテナントビルが建ちました(今は名前が変わっているかも…。)


 そこで陶芸作家さんの個展が行われていて、購入したのがこの徳利。




 朝鮮唐津です。


 そのころは、朝鮮唐津の意味はもちろん、織部の何たるかも知らなかったのですが、なぜか惹かれたのです。


 遠めに見ると、古陶磁としての朝鮮唐津に見えるのですが、近くで見ると、現代作家物です。



 青みがかった釉薬がいいですね。

 古陶磁としての朝鮮唐津だったら、おそらく200万円くらいはするでしょう。


 購入時から徳利として使っていれば、お酒がしみ込んで今ではしっとりとしてきたと思うのですが、残念ながら使っていませんでした。


 これからは、花瓶として使っていきたいと思います。



 
 400年もすれば、古陶磁としての朝鮮唐津になっていることでしょう。

 「昭和の後期か平成初期のものです。しかも無傷」

 「おお!」

 などと言っているかもしれませんが、そのころ私はいませんけどね。


 ところで、今の生活を根本的に変えるきっかけにしたいと思い、「パーフェクト・デイズ」という映画を見に行きたいと思っています。