昨日仕事の途中で、秋田市仁井田にあるこじんまりとしたラーメン専門店で味噌ラーメンを食べたのですが、いやはやおいしかったですね。
秋田市内の私の事務所から、車で5分とかからないところにこんなおいしいラーメン店があるとは知りませんでした。
そういえば合川や鷹巣に仕事に行って、お昼に入ったラーメン屋さんのラーメンやワンタンメンもおいしかったなぁ。椿台CCのチャーシュー麺や南秋田CCの南秋ラーメンも結構いけまっせ。
秋田にはおいしいラーメン屋さんがたくさんあるようですね。「一日一麺」を高らかに謳っている私としては、うれしい限りです。
さて、この雪ではまだ農作業が始まらないので、もう少し焼き物の勉強を。
冒頭の写真は、陶芸作家松元洋一さんの「馬上杯」です。土見がとてもいいですね。骨董を始める前、ずいぶん愛用しました。お酒がかなりしみ込んでいるはずです。
じつはこの馬上杯、温泉旅館に持っていって、夕食時に浴衣の袖にひっかてしまい、畳に落としてして割ってしまいました。割れて改めて思いましたね。こんなに薄く作ってあるのかと。
慌ててかけらを拾い、名古屋に戻ってからお付き合いのあった古美術店に持っていき、腕のいい職人さんに金継で直してもらうよう依頼しました。
古美術店の店主は言います。
「4つに割れたでしょう」
「えっ?・・・」
包んだ袋を開けてみます。かけらは4つありました。なんでわかるの?
2~3か月後、きれいに治ってきました。なんだか骨董品みたい。
一方こちらは李朝初期の白磁の馬上杯です・・・ではなくて李朝初期として購入したものです。
一見それらしくも見えますが、
しばらくは本物だと信じていた(信じたかった)のですが、きちんとしたお店でいいものをたくさん見せてもらい、骨董のことを勉強し、「小さな蕾」という骨董雑誌を380冊古本屋で購入して読破し、それ以外にも焼き物に関する本や雑誌をむさぼるように読んでいくうちに、だんだん見る目ができてきます。
ある日これはどう見ても贋物であると気が付きました。わかっていて売ったのか、知らなかったのかは謎です。もうどちらでもいいですが。
結局一度もお酒を入れることのなかったこの馬上杯、ネットオークションにでも出して売りさばいてしまえばいいのでしょうが、新たに嫌な思いをする人を増やすだけです。
割ってしまうのもかわいそうなので、自分への戒めの意味も込めて、私のところに置いておくことにしましょう。
・・・なんで買っちゃったんだろう・・・。