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2016年12月13日火曜日

伊万里の白磁

~「白磁もなかなかいいものですよ」と、
      新門前町の女店主は言った!~


 この写真や

 (ブラックベリー)
この写真

 (栗きんとん)

 そしてこれらの写真を見て、

 (イチジク)

 (原木なめこ)

 瞬間的に「おお!なかなかいい皿ですね」と思ったあなた、かなり焼きもの好きですね。


 いずれも江戸時代の「伊万里の皿」です。


 最初の2枚の写真はこの皿で、




 後の2枚はこれです。



 後者は「陽刻」といって、模様が外に浮き出ているでしょう。



 堆肥研究家が、名古屋で手に入れました。


 いずれの皿も普段使いで、食器棚に入れているのですが、一枚ごとに布巾を敷いたうえで重ねています。


 もう十数年前、京都の新門前町の骨董屋さんをいろいろ探検して歩いていた時、あるお店の女主人が言います。


 「白磁もなかなかいいものですよ」と。


 そこには白磁の皿がたくさん並んでいました。


 その当時はまだ骨董のことがよくわからなくて、何となく遠ざけていたので、その時は「ふ~~ん?そうなんだ」といいながら、たくさん置いてあった白磁の皿に少しだけ視線を落としただけで、通り過ぎてしまったのでした。


 この大バカ者!(私のことです)


 そして、そのお店のショーウインドウに飾られていた、白磁の徳利をじっと眺めていたのです。

 いい徳利だなぁと思いました。でも傷がありました。たしか10万円くらいでした。


 「なぜ買わなかったのか!」


 今考えると、おそらく初期伊万里の徳利ではなかったでしょうか。あれから何年もたった今でも、いまだに繰り返し後悔しています。


 もう秋田では、このような皿には巡り合えないでしょう。


 来年名古屋に行ったら、是が非でも手に入れたいものです。