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2016年7月16日土曜日

商標登録

~ブランド戦略の重要性~

 昨日の午後は、友人が自宅を訪れるというので、久しぶりにゆっくり過ごしていたのですが、稲作の傍ら枝豆を作っている農家の方と電話をしていてびっくり。

 「私のブログにある『んだまめ』を商標登録させてほしい」

 といいいます。

 えっ?!


 越麻呂日記の2015年2月5日の投稿に、~「こまち」からの脱却~というサブタイトルをつけて、「ネーミング」というテーマで「ブランド化」について記載してます。

 枝豆に関する記載を一部抜粋すると・・・


 【 エスペランサ村で採れた枝豆は、今後のためにやはりブランド化しなければなりません。山形の枝豆が「だだちゃまめ」でブランド化に成功したならば、エスペランサ村の枝豆は、食べたときに納得する豆ということで「んだすかまめ」あるいは「んだまめ」というのはどうでしょうか・・・おかしいですね・・・すみません。】


 ところがこの「んだまめ」、ブログの読者からの反応が良く、名古屋の友人からは面白いという連絡を受けるし、秋田の方々もいいネーミングだといいます。

 中には商標登録をしたらどうですか」という方もいて、私もネットで登録の仕方を調べたのですが、よくわからず、結局はそのままとなっていたのでした。


 その後夕方、枝豆農家の方に直接お会いして話を伺ったのですが、すでに「んだまめ」のロゴマークも作成していて、袋に貼りつけるためのシールも発注してあるということでした。

 なんとまぁ・・・久々ぶっ飛びましたね。私の常識の範囲外のことで、とてもありえない話です。「すったげたまげだ」です。


 最近の魁新聞を見ていると、いろんなところで面白いネーミングを編み出している方々がいるようです。


 例えば、五能線の新型車両「橅」の、飲食カウンターがあるスペースは「おらほ」だし、新設された道の駅「十文字」の指定管理者は「おも・しぇ」だそうです。

 いずれも秋田弁を使った、私としては気になるネーミングでしたが、発案された方には敬意を表しましょう。参考にはしますが、直接使うことはしません。






 さて、「んだまめ」ですが、越麻呂日記の読者は幅広く、名古屋や秋田市だけでなく、例えばエスペランサ村のある町でいえば、役場の方やご近所の方々、さらには同じ町の枝豆農家など、いろんな方々が読んでいます。


 エスペランサ村では今のところ枝豆を販売するつもりはないのでいいのですが、例えば島根県や鹿児島県で使うならともかく、この辺りで「んだまめブランド」使ってしまっては、名前の出どころはすぐにわかってしまうし、その噂が広がってしまえばブランド戦略上はマイナスになりはしないでしょうか。心配です。



 自分たちで作る農作物には、自分たちで考えた名前を付けてブランド化したほうが愛着がわくような気がしますし、後々後ろめたさもなく、気持ち的にもすっきりすると思うのですがね。



 おっとっと・・・




 それにしても、「んだまめ」をよほど気に入っていただけたのでしょうか。「んだまめ」の生みの親としては、まぁそれはそれでうれしいですけど・・・。ぺろぺろ。



 「エスペランサ村のHP」「越麻呂日記」には、商標登録はしていないものの、ネーミングとして「んだまめ」以外にも、梅関係には「梅なまはげ」、そして干し柿には「あわゆき」を登場させています。

 
 そしてほかにも、ブログにはまだ登場させていませんが、果樹関係の加工品としていくつか「ネーミング」を考えている商品があります。

 これは将来に備えて、密かに私の胸の中にしまっているのですが、今のうちに商品のロゴマークを作って、商標登録をしてしまったほうがいいのかもしれませんね。



 エスペランサ村で今年無農薬の青梅数百個を、堆肥研究家が手作業ですりおろして制作した「梅肉エキス」です(右二つが今年の制作分)。



 「すっけ~!」と命名したら、いかにも体にいいような気がしませんか。