~結局人力~
最近この近辺で、スコップを肩に担いでうろうろし、辺りを見回すとおもむろに穴を掘り始める男がいると噂になっています。
白状しましょう。その「穴掘り男」とは、実は私のことだったのです。
コマツの「マイクロショベルPC01」は、結局購入しませんでした。所有する喜びといったものも当然ありますが、やはり付属品を含めて130万円というお金は、経済合理性を考えると払うことはできませんでした。
では、レンタルでどうかというと、穴掘りに費やす日時はせいぜい1日です。それでも運搬費は往復で2万円くらいかかります。
仕方がありません。私が掘ることにしましょう。
ちょうど1年前、名古屋から戻ってきたその日、「水菜土農園」の湊さんがトラクターで土を掘り起こしてくれました。そしてタイミングよく、すぐに果樹の苗木約100本が届いたので、あわてて穴を掘り始めたのでした。
二人がかりとはいえ、直径50cm・深さ50cmの穴をスコップで100個掘るのは大変でした。今年は去年の反省に鑑み、時間をかけてコツコツと少ずつ掘っていくことにしましょう。
まずは先日「ゲンちゃん農園」のGさんから頂いたブラックベリーの苗木を植えなければなりません。第二区画に植えましょう。梅並木と平行に約2m間隔で穴を掘っていきます。「エイホッ!エイホッ!」。14個掘りました。
掘った穴の周りに「苦土石灰」と「熔リン」をまいておきます。そして、穴の中にバケツで堆肥を投入します。2杯です。この後「腐葉土」を入れるのです。
いただいた苗木は結構あって、14個の穴では足りません。第三区画に移動します。アケビの棚があるあたりから、さらに2m間隔で掘っていきます。「エイホッ!エイホッ」。10個掘りました。
第三区画には、今回栗の木や銀杏の木を植える予定です。ここも掘っておきましょう。「ホイサッ!ホイサッ!」
第二区画には、昨年植えたのとは別の種類のイチジクも植えるつもりです。え~いこの際掘っちゃいましょう!「ワッセ!ワッセ!」
ついでに小屋の裏に柿の木を植えるので、そこにも穴を掘ります。「ホイサッ!ドッコイサッ!」
疲れました。
いつもゴルフの後は、自宅でのんびり過ごし夜にビールでも飲むのですが、今回の土日はゴルフの後は穴掘りでした。
これで半分くらい掘ったでしょうか。疲れますが、充実感たっぷりです。