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2016年4月28日木曜日

機能し始めたAKTnet

~会計事務所の役割~


 今日も、新規の仕事の打ち合わせで秋田まで出かけてきました。幸い雨なので、農作業はなしです。

 そういえば去年の今頃は、10日ほどに及ぶ缶詰生活から、やっと解放された頃ですね。山菜取りも庭造りのお手伝いもゴルフもできませんでした。

 北都銀行から、2年分の申告書を作成してもらえないかと電話があったのは、4月の中ごろでした。2月決算会社でしたので、期限までは約2週間。連休前までに申告書を提出しなければ青色申告取り消しです。

 ところが、帳簿どころか伝票も一切ないといいます。

 「はぁ?」

 引き受けるかどうか迷いましたが、ちょうどAKTnet(A秋田におけるK私と同じ姓を名乗る税理士3人のTaxネットワーク・・・ちょっと長ったらしいですが、TKCだって栃木計算センターだからいいのです)を立ち上げたばかりでしたし、今までの経験でまぁ何とかなるだろうと考え、受けることにしました。

 お客さんにお会いして資料を整え、四日ほどかけて伝票を800枚ほど起票し、二日で入力してチェックし、決算書一式を作成して結果的に期限内に2年分の申告書を、余裕をもって提出できました(ぎりぎりは嫌なので)。喜んでいただいて、私もうれしかったです。

 30年以上の実務経験がある、税理士・会計士が3人いれば強いですね。AKTnetが有効に機能した瞬間でした。

 では、なぜそんな時期に2年分だったのか・・・。

 最初は税理士の先生が直接担当していたようですが、その後スタッフが来るようになり、そのスタッフも3か月に1回・・・。

 これでは、税理士事務所としてはいけませんね。


 例えば、私が秋田に来てから、「この人たちさすがプロだな」と思った西方設計さんや福岡造園さんは、依頼人に対して必ずご本人が対応しています。私の税理士の弟もそうですし、税理士の父親も。

 村の集会所を建てていただいた大友建設さんも、社長自らが頻繁に現場を訪れ、直接私たちと対応してくださいました。

 「契約が済んだら、後はスッタフにお任せ」では、顧客は満足しないというか、不満に思うでしょうね。


 事務所にいるパートナーの皆さん、今すぐ現場に行きましょう。クライアントが待っています。


 私は無理に拡大しなくてもいいので、当面私が直接訪問できる、AKTnetの範囲内で、いいサービスを提供していくことにします。